河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

地方私大の役職者の実態

2011-02-16 | 大学
本学の次期学長以下、新年度の役職者が決定した。
昨年4月に保健科学研究科長の辞令を受けて、ほぼ1年が経過しようとしているが、実際に役職を経験してみるとその過酷さが身にしみる。
私は現在でも科研費をもらっており、現役の研究者だと思うのだが、役職に就くと研究時間を捻出するのは至難の業である。

第一、会議が多すぎる。
必要な会議なら仕方がないが、なぜか同じ内容の会議を2回も3回も繰り返さなくてはならない。

次に事務作業が多すぎる。
秘書をあてがってくれるならまだしも、一人で膨大な事務作業をこなさなくてはならない。
今現在は、来年度の大学院要覧を書いているが、カリキュラムが変更されるのに伴い全面改定をしなくてはならないのだが、事務のサポートは皆無であることが今になって分かった。
事務は私が書いた内容を印刷屋に取り次ぐことしかしてくれない。
それならそれで、事務など通さずに印刷屋に直接交渉した方が労力は少ない。
今の事務体制ならほとんど職員は不要である。
研究科長が事務職員兼任だからだ。

今日も朝から会議がずっと続き、予算の最終調整をして、大学院要覧に手を加え、もう意識ももうろうとして帰ろうかという時に、特許事務所から海外出願をする特許のファイルがメールで送られてきた。
ところがこのファイルはパスワードでロックのかかった圧縮ファイルで、Windowsでないと開けない。
私はWindowsが大嫌いで、どうしても必要な時にしか触りたくないのだが、研究室の自作Windowsマシンでは何故かこのファイルが開けない。

もういい加減頭に来てこのろくでもないWindowsマシンをたたき壊したくなったが、かろうじて我慢した。

自宅に帰り頭を冷やしてMacでVMware Fusionを使ってやっと開くことができた。


とかく毎日このようにどうでも良い雑用に追い回されている。

本当に役職などもうこりごりである。

コメント
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