河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

岡山県人口192万人 減少加速

2016-02-09 | 大学
人口動態は気になるところである。

先日、岡山県が2015年国勢調査結果(昨年10月1日現在)の速報値を公表していた。

県人口の総数は192万2181人で、10年の前回(確定値)と比べ1・2%(2万3095人)の減。

減少率は前回(0・6%)の2倍に上り、人口減の加速が鮮明になった。

県人口の減少は、45年ぶりにマイナスに転じた前回に続き2回連続。


詳しく見ていくと

減少率の最高は新庄村の9・5%(91人)で、新見、美作、高梁市、吉備中央町を含め県中北部の5市町村が8%を上回った。

やはり高梁市の減少率は著しい。
吉備国際大学の学生数の減少もこの中に含まれるのだろう。

減少数最多は玉野市の3806人(5・9%)。
次いで笠岡市3632人(6・7%)、新見市3193人(9・4%)、津山市3074人(2・9%)。

玉野市の減少数が最も多い。
私が20年以上臨床をしている玉野市内の病院も、長年の赤字のため経営困難に陥り病棟閉鎖という事態になってしまった。
高齢者の長期入院を許してくれる数少ない救急病院だったのだがとても残念だ。
背景にはこの人口減少があるのは間違いない。
玉野市民病院も1992年度から毎年赤字が続き、2013年度決算では累積赤字が約32億6千万円に膨らみ、民間の管理にゆだねようとしているが引き受け手がいない状況が続いている。

一方で増えたのは岡山、倉敷、総社市、里庄町の4市町のみ。
岡山、倉敷市も増加率は前回より縮小し、岡山は0・5ポイント減の1・4%(1万人)、倉敷は0・9ポイント減の0・4%(1922人)。

私が暮らしている岡山市内では、現在も住宅やアパートが増え続けており、結局は県周辺部から市内中央への集中が起こっているということか。
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