河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

和田 昭允 先生のこと

2016-02-28 | 大学
昨日の順正学園学術交流コンファレンスで審査委員長を務めて頂いた和田 昭允(わだ あきよし)先生は本学園の理事であり相談役でもある。

ウィキペディアには和田 昭允 先生のことが詳細に記述されている。
主なところでは東京大学名誉教授、理化学研究所研究顧問といったところか。
これだけ聴いても研究者なら相当な実力のある方だと分かる。

家系もすごい。
木戸孝允の曾孫に当たるのである。

こんな素晴らしい方がなぜ地方私大の相談役をされているのか不思議に思うが、それは本学の加計美也子理事長がお願いされたからだと伺っている。

これまで何回か和田 昭允 先生と会食したりする機会があり、いつだったかアドバイザーをつとめている横浜サイエンスフロンティア高等学校の女子学生が今風のきゃぴきゃぴした言葉遣いで話しかけてくることを面白そうに話されていたのを思い出す。
和田先生はどうも女性の頼み事には弱いようだ。

昨日も、昼休みに控室で審査委員の先生方と一緒にお弁当を頂いたのだが、和田先生だけコーヒーでサンドイッチを食べられている。
これは事前に和田先生からの要望があって、本学の事務が対応したものと思われた。
わざわざ立派なお弁当は断ってサンドイッチを一切れだけ食べられているのである。
コーヒーはもちろんブラックで砂糖は入れない。

お話を伺うと朝食はヨーグルトとリンゴジュースを少々。

夕食だけは少しご飯を食べられるとのことで、晩酌にビールを少しと赤ワインをグラス一杯召し上がるのだとか。

和田先生のご専門は生物物理学で遺伝子は専門中の専門だ。

おそらくカロリー制限によるサーチュイン遺伝子の活性化を自ら実践なさっておられるのであろうと思った。
サーチュインというのは長寿遺伝子のことである。

夕食で赤ワインをたしなむというのはストレス発散とポリフェノールの効果を期待されてのことだろう。

和田先生は1929年生まれだから86歳だと思うが、高齢でありながら小食で活発に活動されている聖路加国際病院名誉院長の日野原 重明先生と同じように長生きされるのではないかと思った。
日野原先生の食事も有名で、朝食はジュースにオリーブオイルをかけて飲み、昼食は牛乳、胚芽クッキー、林檎だけ。

和田 昭允 先生のようにいつまでも意志が強く、食事を節制して活動的に暮らしていくというのは私のような凡人には到底無理なことである。
コメント
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