河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

DA・DA・DAサイクル

2022-06-09 | 大学
藤原和博氏の書いた『60歳からの教科書』を読んだ。

書店でタイトルが気になって購入した新書だ。

本は買ってもじっくり読む時間はあまりないので、斜め読みしていたら、一番最後に「PDCAではなくDA・DA・DAのリズム」と言う記述があり、気になって調べてみた。

この方は、YouTubeで中学生から80代までが学び合うオンライン寺子屋「朝礼だけの学校」というチャンネルも持っている。

学校教育にも携わったことがあるようだ。

文科省からの指示では大学はPDCAサイクルで改善を実行していかなくてはならないことになっている。

Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)を経て、またPlanへと回すというサイクルである。

ところが、藤原和博氏は「スピード」が求められる現代ではPDCAサイクルでは役に立たないという。

PlanとCheckは頭の中でもできるので、実際に体を動かすDoとActを、実行と改善、実行と改善というように繰り返した方が速い。

「DA・DA・DA(ダダダ)」のリズムがスピーディーに実践できる企業(大学)こそが勝ち残るのだという。

以下、藤原 和博氏のホームページから引用

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物心ついたときに最初から完成品をいやというほど
目にしてきた若者は、そこを勘違いしやすい。
携帯電話であっても、新幹線であっても、
すべての商品は修正し続けた結果として、
ようやくその形になったのだ。
正解が出るまで100回の会議を積み重ねるといった
感覚ではなく、まずは小さく始めてしまってから
100回修正を続ける姿勢こそが、
市場に受け入れられる商品にたどり着くための王道だ。

今日一つ改善したら、明日もう一つ改善する。
1年365日、毎日改善し続ければ、300以上の改善を施せる。
3年続ければ、1千カ所以上を良くすることができる。
それだけ改善できれば、会社でも学校でも、
商品だってサービスだって、良くならないわけがない。

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忙中閑あり

2022-06-09 | 大学
7年に1度の大学機関別認証評価を受審するための自己点検評価書提出を月末に控え、忙しい毎日を送っている。

学内では次々にいろんな問題が発生する。

講義も手を抜くわけにはいかないし、最近では教室で講義を行いながら同時にオンラインで講義内容を配信するなどと言うこともやっているのでますます気ぜわしい。

そんな中、昨日、「第6回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会:演題募集締切 あと1ヵ月のご案内」というメールが届いた。

今年は忙しいので演題を出すのは控えようかとも考えていた。

しかし、忙しいからといって研究から遠ざかるのでは何のために大学に在籍しているのか分からなくなる。

昨夜、考え直して無理をしてでも演題を登録することを決心した。

第6回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会の会長は先輩の千田 益生先生(岡山大学病院総合リハビリテーション部・リハビリテーション科)であり、開催地は岡山である。

もちろん、学会運営のお手伝いはするつもりである。

ちょっと頑張って学会発表もやってみることにした。

先ほど、何とか抄録を書き上げて登録が無事完了した。

不思議なもので、こういった研究らしきことをしていると時間を忘れる。

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