河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

韓国の大学適正規模化計画

2023-08-28 | 大学
「大学適正規模化計画」というのは韓国でこれから行われる政策である。

「教育部(日本の文科省)」は、地域別に大学定員の適正基準を定め、今年度から基準に及ばない下位30~50%の大学には「適正規模化」を勧告することにし、これに従わない場合は、翌年から財政支援を打ち切ることとした。

韓国では日本以上に早く少子化が進行し、私立大学が約80%と日本と似ていることから、韓国の大学政策は遅れて日本でも実施される可能性が高い。

韓国では大学適正規模化計画に先立つ過去8年間で大学の入学定員の約10%を削減する「構造調整」が既に実施されている。

これは教育部が298校の大学をABCDEの5つの等級に区分し、DEランクで『不良大学』の烙印を押された大学は強制的に定員削減を実施するというものであった。

これによって多くの大学が定員削減を実施し、経営難に陥った大学は閉鎖に追い込まれた。

2000年以降では廃校が19校で、このうち強制閉鎖が14校、自主閉鎖が5校である。

これにより、地方の大学周辺の街はゴーストタウン化しているとのことである。



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