児童文芸の春号、特集は「歴史に刻む、平和を書く -日本児童文芸家協会創立70周年記念作品集-」。
協会の重鎮作家さまたちの作品どれもみな、心にずしんとひびいた。
間部香代さまの「ヂャ サヨナラ〜戦争と手紙、五分で書いた遺言〜」。
書道家が第二次世界大戦で内地を発つ前に短時間で書いた手紙に、心揺さぶられた。
新井悦子さまの「いたいのいたいのとんできた」。
自著の絵本『いたいのいたいのとんでゆけ』を「いたいの」を飛ばされた鬼を主人公にした創作、面白い!
石川千穂子さまの「物語屋」。
森で育った木がチェロやバイオリンなどの楽器になって音楽を奏でるって、いいな。
金治直美さまの「だれか教えて」。
「近未来シミュレーション実習」でドローン操縦が上達すると徴兵されるって怖すぎ。
すとうあさえさまの「ロバのチョモ」。
日中戦争で日本の軍隊で働いたあと日本にやってきたチョモの物語、切なかった。
高橋うららさまの「死神ハロスのスパイ大作戦」。
核のスイッチを保持国に押させる寸前で留まった結果、学校で情報モラル教育をする--心に刺さるユーモアだった。
たけたにちほみさまの「森へクッキーを買いに」。
森を守ったおじいちゃんレシピのクッキー、おいしそうだった。
光丘真理さまの「ぼくも、命を助ける人になりたい!」。
アフガニスタンの男の子が国境なき医師団に命を助けられ、命を助ける人になりたいと願うって、わかるなあ。
深山さくらさまの「カエルのじいさまとおたまじゃくし」。
自分の子じゃないおたまじゃくしを守るじいさまと、甘えるおたまじゃくし、いい関係だなあ。
横田明子さまの「平和ごっこ」。
きくらげをつくる防空壕で見た戦時中の子どもたちの幻、「平和ごっこ」が切なかった。
山本省三さまの「花火と尻尾」。
30年以上たってから公になった昭和20年10月20日の「小坪洞窟鉋台跡爆発事故」、言い出せなかった人々の気持ちがわかるようだった。
今号ではみちのく童話会の野泉マヤさまの『妖怪エンキリ』連載も開始され、
『東北まつり・おいしい・ふしぎ物語』もご紹介いただいた。
5月の総会、交代が難しい健診が続けてあって出席できず。
今年こそ行きたかったのになあ。
昨日は粛々と創作を続けた。
今日は釣りの準備をせねば。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)