『季節風』の新刊、なかなか全部は読めないけれど、分科会推薦作品が掲載されていた。
「なぞなぞ アモン」高橋洋一
悪魔の王子アモンは、父親のサタンに、
「にんげんのせかいをのぞいて、うでだめししてくるといい」と言われ、
町を歩いていると、ひろばのベンチでふたりの男の子に出会う。
男の子たちになぞなぞをやろうとさそわれるが、アモンはなかなか正解が出せない。
ヒントをもらって考えぬいて、はじめて正解を出したアモン。
アモンはうれしくなって、手の平から火の玉を放つ。
アモンの格好もハロウィンの衣装で、舞台も火の玉もマジックと勘違いされるが、
アモンは大満足で悪魔界に帰る。
サタンに怒られるが、サタンもなぞなぞに興味を持ってしまう。
幼年向けの物語、ほんとうにかわいい。
高橋さま、こんな物語、また読ませてください。
書評では、ことさわみさまの『もしもわたしがあの子なら』を書かせていただいた。
3人が入れ替わってしまう物語。
ポプラズッコケ文学新人賞大賞受賞作は、さすがの面白さだった。
私の『ゴール!おねしょにアシスト』を、月島晴海さまが書評を書いてくださった。
冒頭の遠藤周作のおねしょエピソードに全部もっていかれた感が(笑)。
ありがとうございました!
月島晴海さまの評論「みんなの哲学教室」は最終回。
「吉本隆明『共同幻想論』を読む」の冒頭は、
「あなたに、好きな女の子がいたとします。遥香ちゃんとしましょう」
なんて文章ではじまって、「哲学」をわかりやすく解説してくれる。
この評論、「地頭」がとことんいい人でないと書けない面白さ。
本にならないかなあ。
『季節風』、やっぱり深いです。
わが家の一階の本棚にぎっしり入っているが、これだけは絶対処分できない。
昨日はインプットいろいろやった。
今日、車を車検に出して、修理が必要かどうか見てもらう予定。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)