「秘密の菜園」後藤みわこ

シリーズものをバリバリ世に出している売れっ子作家のみわこさんの、久々の単発物。
「ふたりの男の子の、誤解とトマトで育まれた友情物語」
ということになるのだと思うのだが、なんなのだこの空気感は。
みわこさんが描く男の子は、いつもすてきにあぶない。

みわこさんは魔法使いじゃないかと最近思う。
「？」と首をかしげながら、気づくと術中にはまっている。
ミステリーと銘打っているわけではないのに、謎解きの楽しさも堪能できて。

「サカタとタキイ」、わかる人はわかる、わからない人はわからない、のかな。
ああ、ぜんぜん本の紹介になっていないような。
とにかく、みわこさん、すごいです。

とりあえず投函。さて、次だ次。
ノンちゃん、花束贈呈のお写真、ありがとう♪
今日もびよよよ～～ん　(*^　__　^*)

暑さの感覚

昨日の最高気温は、秋田でも30度だった。
けれどふと見ると母は長袖のシャツに長袖の下着も着ている。

「お母さん、暑いときは半袖にしようね。家の中だったら裸足でもいいし」
「これらとだめらろかね」
「お父さん、お母さんいつもよりお水飲んだ？」
「昼と午後にお茶飲んだだけらわ。いつもと同じらわ」

母は汗をじっとりとかいていた。
衣類や水分摂取の調節ができないのも認知症の症状。
つい同じ衣類、同じ習慣で真夏もすごそうとする。
まわりで言ってあげないとそれだけで命に関わるのだなぁ。

なんだかんだで書き上げてしまった。
今日は夜間診療所当番。
今日もびよよよ～～ん　(*^　__　^*)

不参加

今日はひでじぃさまの協会賞ご受賞の祝賀会。
案内をいただいて、ずっと宇都宮行きを画策していた。
でも、諸般の事情でやむなく欠席。
行きたかった…。

参加できない悔しさを込めて推敲・推敲・推敲。
今日もびよよよ～～ん　(*^　__　^*)

ブツブツの夏

お母さんに連れられて小学生の男の子が来院。

母「夕べからブツブツが出てかゆいんです。なんでしょう」
私「昨日、外遊びした？　ヤブとか行かなかった？」
子「外で遊んだよ。毛虫いっぱいいた」
私「こんな毛虫だった？（毛虫の写真を見せる）」
子「うん、いっぱいいたよ」

夏になると体にブツブツが出て来院する子が多い。
通常の診察室でなく感染症診察室（通称パンダルーム）で診察する。
この子は毒蛾皮膚炎。
チャドクガの毛虫の毛にはうんと細かい針があって、それが刺さるとこうなる。
それをひっかくと爪の中に毒針が入って、その手で触ったところにまた発疹。
ひっかいたところ全身に発疹が広がる（背中のまん中とか届かないところはきれい）。
手と爪をきれいに洗って、かゆみ止めの薬と軟膏で1週間ほどで治癒。

他にも、手足口病、水痘、虫さされ、とびひ……
夏はブツブツが多くてパンダルーム大にぎわい。

ついまた直してしまっている。
ま、創作に浸っていることはいいこと。
今日もびよよよ～～ん　(*^　__　^*)

白雲木（ハクウンボク）

渓流の上にせり出したハクウンボクの花。
エゴノキに似ているが、大人の頭ほどの丸く大きな葉が特徴。
花が咲き揃うとたなびく白い雲のように見える。
この花を見るたびに思い出すのが、本多明さまの「幸子の庭」なのだなぁ。

もう一つのお話のあらすじを書いた。
手直しも少々。
今日もびよよよ～～ん　(*^　__　^*)