ちくまQブックスのあさのあつこさんの本。
裏表紙にはこう書かれています。
世の中にあふれている誰かが描いた紛い物の物語。
それらは時にあなたの行く手を阻んだりもする。
その話はあなたの物語ではない。
「書いたり」「読んだり」を通して、自分の内にあるあなただけの物語、
あなただけの希望を見つめてみよう。
小説を書くハウツー本とはかけ離れた、真摯に「自分だけの物語」を書くことを伝える本。
あさのさんの子どもの頃からの読書体験や創作体験をリアルに伝えてくれています。
珠玉の言葉がいっぱい。
書くことは掻くこと。
自分の内に埋まっていたものを掻き出すことにもなるのです。
それは、ちょっと痛い作業ともなります。
(書いていると)わたしの中にあって、わたしを形作っていたものの一部に気づくのです。
……暗くて、辛くて、時にミジメだったりするもののほうが、スケッチをする甲斐がありました。
……第三者の眼差し。
……渦のまん中にいては、渦全部を俯瞰できませんからね。
書いていきましょう。
あなたの絶望も、あなたの希望も唯一無二のものです。あなただけのものです。
それを手放して、巷にあふれた偽の物語と取り替えるなんてもったいなすぎませんか。
一言一言が、沁みた。
あさのあつこさま、ずっと私たちの、季節風のリーダーでいてくださいますよう。
というわけで、昨日は自分を偽らないよう、また書いた。
季節風に入会したときの感動を、あさのさんの本が思い出させてくれた。
先日車をぶつけたときも、思いっきりそのことを日記に書いた。
ああ、あれで良かったのかも。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)