加代子のつぶやき

毎日の生活で思うこと

きのうの続き

2007-08-21 10:34:14 | Weblog

 きのうはジェンダーとは・・なんてえらそうに書きましたが、たまたま土曜日に大学婦人協会主催の講演会に参加して、朝倉むつ子さんという早稲田大学の大学院の先生のお話 「ジェンダーの視点をもつということはどういうことか」 を聞いてきましたので、その中でおっしゃったことを書きました。

 世の中には、性別規範をすっかり自分のものとして、疑う事なく適応し、人生を楽しんでいらっしゃる方も多いでしょう。そういう人からみたら、ジェンダー?なにそれ?ということになるかもしれませんね。そしてまた、はなっから、おなごもおとこもない、できることはできる。できないことはできないのだ。なんて、考えている人もいると思います。こういう方も、ジェンダー?なんだそれ?と思われるでしょうね。それでいいんですよね。必要なひとに、必要な情報が届けられたらいいなあと思っています。

 ただ、わたしは、10年前に、ジェンダーということを知って、衝撃的でした。そういうことだったのかと、目の前が明るくなりました。以来、本を読み、講座や講演会に通い、深く知ろうとしてきました。そして、ジェンダーの視点があったから、セクハラもDVも世の中に認知されてきたことを実感しています。より住み易い世の中になるために、ジェンダーについて学びたい・・という人が増えてくれたらいいなあ・・なんて考えています。
 ”おんなのくせに”とか”おんなとはそういうものだ”などと、10っぱひとからげにくくられたくない、わたしです。(散々、言われましたから・・)
              これもジェンダーの側面ではありますが、心の問題から、人間関係、社会
       構造や権力構造にまでおよんで、奥ぶかいですよ 。

 

 
  


「がりっと平等・秋田」の誕生

2007-08-20 10:44:24 | Weblog

 きのうは午後から「秋田・女性議員を増やす会」の総会でした。
 設立から5年を経て、今回の選挙で結果を出せなかったことなどから、会の存続について役員会でも話し合われていて、きのう、その結果を出す日となっていました。

 そして

 ここ数年、女性の社会進出はかなり進んできましたので、ことさら”女性”を前面にださなくても・・ということもあって、会の目的をすこし深めた意味合いで、名称は 
 「がりっと平等・秋田」 ということにして、もっと会員の増強をはかり活動していくこととなりました。ジェンダーの視点で平等を進めてていくことを明記し、政治の場や職場、家庭とあらゆるところでの平等・・を考えていきたい。平等というのは、人の尊厳を大事にして、差別をしないということです。

 ジェンダーということばは、「ジェンダー・フリー」が、一部の人たちによって意図的に歪曲化され、誤解されてしまったために、なかなか本当の意味が理解されないできましたが、ジェンダー論、ジェンダーの視点、ジェンダーバイアス(偏向)など男女平等を語るときにははずせない概念です。
  ジェンダーとは、生物学的性差もふくめ、自分が男性である、女性であるという自己認識や、性役割という規範のことをいいます。

 私は自分を女性であると認識していますが、小さい頃からチャンバラはするし木登りはするしで女らしさとは無縁でした。しかし、一方では女らしくしなければ幸せにはなれないと思っていたふしがあって、これが私の生き難さをつくっていました。(今思えばバカだなあと思えるけれど)
 わたしもジェンダーに囚われまくりで、未だに、自分の中にある性別役割を感じて、苦笑もしますが、それでも気がつくことによって、訳のわからない生き難さは少なくなって楽になりました。

 男性の自殺が多いのも、「男は弱音をはくな」「男は大黒柱」とばかりに過労死や孤独に追い込んでいる・・・。これもジェンダーにとらわれているからですね。

 性別にかかわりなく、多様な個性を活かして生きていける社会をめざして、そんな意識の議員をふやすためにも、政治に関心をもってもらえる活動を 「がりっと平等・秋田」 はすすめていこうとしています。

   わぁ~い、よかった、よかった!!!
  


町内夏祭り

2007-08-18 23:55:10 | Weblog

                

       

  きょうは町内の28回目の夏祭りでした。近所の3町内の子ども達が集まって、にぎやかに行われました。1つの町内では子ども達がめっきり少なくなっていたので、3町内の子ども達が集まったのはとてもよかったです。ヤートセがあり、竿灯があり、盆踊りや花火もあって、とてもにぎやかでした。
  来年は大人たちも一緒にもっと楽しめたらいいと思いました。

 会長さんはじめ、町内の役員の方々、隣の町内の役員の方々お疲れ様でした。

 久しぶりに帰郷した若者たちの顔もあって、思わず「卒業したら秋田に帰ってきてね」なんて言ってしまいましたが、若者達がふるさと秋田に住めるようにするためには、「仕事」を多くすること・・。これが秋田県の抱える最大の課題ですね。
  目指すは「定住できる秋田県」 であり、「生活できる秋田市」 ということにつきますね。


脇本延命寺

2007-08-17 23:28:08 | Weblog

 急に涼しくなりました。お盆と一緒に夏は過ぎ去ってしまったのでしょうか・・。

 きょうの魁新聞に、語られなかった悲劇3として、男鹿市脇本の延命寺に「母子地蔵」を建立した、山内さんのお話が載っていました。
  この方はたぶん、私たち家族がお世話になっていた、おなじの山内さんの近いご親戚の方だとおもいますが、うちの近所の山内さんは、満州でこどもを亡くしたと涙ながらに語っていたことを、うっすらした記憶の中で思い出しました。命からがら、ようやく日本に帰ってきたとも話していたように思います。してみればこの「母子地蔵」は、”かっちゃ”(わたしたちは山内さんのおばさんをそう呼んでいました)の姿でもあるわけです。
  去年、延命寺に行ったときには気がつきませんでしたが、今度は、手を合わせてきたいと思っています。

 国策で満州に行く事を勧めていながら、その昔、日本の軍隊はその人たちを守ることはできませんでした。今でも、「誰かが攻めてきたら、軍隊がなければ国を守れないとか、国民を誰が守るのか」と言った意見を聞くことがありますが、沖縄戦しかり、満州しかり、軍隊が国民を守ってなどくれなかったことは、歴史が証明しています。
 守る・・・というのは言葉のひとり歩きです。
 今の防衛省の役人人事の問題をみていても、こういう人たちに軍隊の指揮を任せてもいいものでしょうか・・。  小池大臣は、環境大臣の時に、軍隊が環境に対して悪いことを言っていましたので、その視点から、軍隊を見直してみたらいいと思いますが、その時の発言などもう忘れているでしょうね・・。


62回目の終戦記念日に・・

2007-08-16 23:04:48 | Weblog

 考えてみれば、わたしは ”生きていて申し訳ない” と思いながら、いつも生きてきたような気がします。親を選んで生まれてくる訳ではないのですが (一説によると、選んでいるという見方もあるようで、宿命と言ったりするようですが・・) 親の不幸まで自分に責任があると思い込んでいたところがあります。
  こんな生き方は、わたしから”自信” というものを奪ってきました。ホント、自信がないんですよね。何をやっても、わたしはだめだーとなってしまう。

 しかし、しかしです、55年も生きてきたのだから、これからはもっと自信を持った生き方がしたいと、きのうから思い始めています。
 失敗も数多くあり、恥もいっぱいかいてきたけれど、なんとかここまで生きてきたのだもの、”申し訳ない”と思うこととはおさらばして、前向きに生きていきたい・・と考えているのです。

 高校生の時に反戦運動に参加し、その後直接的な行動からは遠ざかっていましたが、「原爆の図」を見たころから再び平和集会や、デモにも参加するようになりました。これまでは母や兄との関連で反戦を語ることも多かったのですが、これからは自分の問題として平和を語りたいと思っています。原点は、戦争は人を幸せにしない・・ということだと思います。

 きのうNHKで憲法9条について討論をしていましたね。1部は見ていないのですが、2部をみて、まず今ある憲法を守ってほしいと強く思いました。すでにアメリカの軍隊と同じことをしている日本の自衛隊は、戦争に巻き込まれていますね。
  今こそ、安倍首相のことばと行動の矛盾を検証してほしいものです。野党のみなさん、お願いしますよ!!


終戦記念日

2007-08-15 23:46:48 | Weblog

 8月15日、62年前に、戦争が終わった日です。

 あの戦争は何だったのか、

 男鹿の実家のお墓には、兄の父の名前が刻まれていて、フィリピンのレイテ島にて戦死 27歳とありました。その人がもし生きていたら、母の人生は大きく変わっていたでしょうし、私はこの世には存在していなかったかもしれません。
  その母は、子どもを抱えて暮らしていけず、わたしの父と結婚しました。そのために、戦没者の遺族という立場でも、正当な遺族にはなれなかったのです。遺族・・・。苦労はしても 国が補償した人とそうでない人がいますね。「わたしのせいで」・・そんな思いがいつも心にあったことを、きょうも改めて思い知る、8月15日は私にとって、そういう日です。

  

 


ジャンボ・・

2007-08-14 21:42:40 | Weblog

                                                            

    男鹿のジョイフルシティ
     レストラン 青い鳥の

 ジャンボプリンペールパフェ

       650円也

 

 

 お墓参りの帰りの立ち寄ったジョイフルシティでのひとこま。
      その でかさにびっくり!


県立博物館

2007-08-13 23:37:09 | Weblog

 クーラーがほしいと、何年も思いながら、結局買わないでこの家で20年になります。でも、この暑さではちょっと辛いので、きょうは県立博物館に避暑にいくことにしました。

                                                          

   

 

 

  

 恐竜の化石をみている
      夫と息子
 

    ナウマンゾウや鯨の化石もあって、楽しかったです。
   秋田の先駆者のコーナーや、菅江真澄の展示も興味ぶかかったのですが、息子が 「 どうして本物がみれないんだろうね。複製ばっかりだね 」 と言ったので、
気をつけてみたら、菅江真澄の資料もほとんど複製でしたね。これはこれで価値のあるものなのでしょう。
  避暑地としてはオススメのところですね。こどもたちの遊ぶながら学べるコーナーもありますからね。

 映画「リトル・ミス・シャンシャイン」をDVDを借りて家族でみました。人生の勝ち組負け組みと人を分けるのはアメリカも同じみたい・・でも、人生ってそんなんじゃないよ。というメッセージかな。家族について考えさせられるし、なんかあったかい気持ちになれる映画でした。おじいちゃん役のアラン・アーキンはこれでアカデミー賞の助演男優賞をとりましたね。人生を自由に生きた、(でもきっといろいろあったんだろうと、想像がつく・・)男を存在感をもって演じていましたね。


8月12日(日)

2007-08-12 23:57:11 | Weblog

 ニュルンベルク裁判、タイマー撮りをしたのを午前中にみていたら、ルドルフ・ヘスの記憶喪失や精神異常が、ほんとうなのかどうか、スリリングな場面で、急に終わってしまいました。録画時間の設定ミスのようです。こんなときに!!、その後の結果が気になってしかたありません。ネットで調べてみましたが、まだはっきりしません。う~ん、じれったいことです。

 午後からは、男鹿の寒風山で行われている、石の彫刻フェスタに行ってきました。中学の同級生で友人の会社が開催している今年で3年目になる、イベントです。
  きょうは、石の彫刻フォーラム、「街づくりと彫刻」ということで、今年の製作者、彫刻家の井田勝己さんのお話でした。
 鳥取県の米子市では、20年ほど前から、米子彫刻シンポジウムを2年に一回開催して、街の中にさまざまな彫刻が設置されているそうです。

 きょうのフォーラムの開会のあいさつで、副社長である友人が、”文化が経済を育む”として (いいことばですね)、街の中に芸術がある街をつくりたいと話していました。彼は石で地域おこしをしたい、男鹿を良くしたい、男鹿を元気にしたいといつも言っていて、実践している人です。心から尊敬してしまいます。
 男鹿の市長になったらいいのになあ・・・とも思っているのですが。

 メタボラの感想ですが、フィクションだけれど、フィクションとおもえないところに桐野夏生の真骨頂がありますね。あんまり話をするとネタバレになってしまいますので、・・・と言いつつ、感想を書くことって、むずかしいですね。とにかく”今”の時代を切り取っていて、魂の孤独や絶望がど~んと、くる小説・・でした。


池田香代子さんのお話

2007-08-11 23:56:09 | Weblog

 とうとう真夏の暑さです。

 3時半からサンパルで、池田香代子さんの講演会がありました。
  きょうは「うそ」について話しましょう・・ということで、日本は犯罪が多くなっているか、少年犯罪が凶悪化しているか、という質問をしながら、実は日本は30年前と比べると犯罪は減っているし、世界的にみても少年による殺人は少ない国なのだが、実は私たちに、不安な状態にさせておこうとする意図があるのだという事でした。
 統計的には、国が戦争をすると殺人事件が増えるし、徴兵制度がある国は、犯罪率があがるのだそうです。
  日本は、憲法9条が空気のように日常生活を守っているのだが、それを忘れさせたい人がいる。そういう人が犯罪が増えたと、不安をかきたてて、洗脳しようとしている。

 グリム童話などの研究家でもある池田さんは、民話はフォークロアといって、フォークは人々でロアは知恵だと、その中ではうそについて2つの事を言っていて、ひとつは時にはウソをついても生きぬけということ、2つ目はウソをみぬけ、ということ とおっしゃいました。

 そして、日本は明治に入ってから、民話の中に道徳が刷り込まれていった。それは資本主義の時代になったからだ。人々を洗脳したい人がいるということだ。
 ということで、
        うそは、あまりつくものではなくて、見破るものです。と。

 他にも、教育のこと、日本は教師の数がたりない。世界の貧困をなくすためには女子の教育が大事だとか、いろいろお話をされました。「世界がもし100人の村だったら」の本を出したのは、アフガニスタンで支援活動をしている中村哲さんに資金援助しようと思ったためで、その後もさまざまなところに本の印税がつかわれているとのことでした。(秋田の花岡記念会にも)

    「メタボラ」  ようやく読み終えました。すごい本ですね。感想はまた明日・・。