統計数値は非情なものだ。2020年というと東京オリンピックが連想されるけど、団塊世代が75歳以上の後期高齢者になる2020年は毎年の死亡者数は150万人に迫り出生数の2倍近くに達するのだとか。2024年には65歳以上の高齢者の割合、高齢化率が30%になり、年寄り社会が到来するようだ。
長生きできる国で暮らせることはありがたいことではある。平均寿命も健康寿命も日本は世界一だけど、まだ人類が経験したことのない高齢化社会をどのようなシステムを構築して乗り切っていくか大きな国家課題だ。そのシステムはいずれ他の諸外国の先例になるはずで、多くのビジネスチャンスが日本で生まれだろう。和食や日本文化とともに長寿国日本から世界に発信して、日本の未来を切り開いていかなくてはいけない。