4時前に目覚めることができたので、ベランダに出ると、お星様たちが輝いている。10分ぐらいの準備だけで、あわてて浜に降りる。お月様は、3時21分にはお隠れになっている。
天体観測手帳によると、22日~24日にオリオン座流星群が極大になり、おうし座流星群も少なからず見られるのだという。オリオンは、高速で印象的な流星、おうし座はゆっくりとした流星とのことである。
同手帳は続けて、「明け方に月が沈んでから薄明開始までの間なら、10個/時程度の出現であろう。」と教示する。
石垣島の夜明けは、6時44分。 午前4時から薄明開始の5時28分までが、15個程度の流星にお目にかかれるかもしれないと、何度もレリーズを押した。
おうし座かと思われる流星も含めて4~5個は、「肉眼で」認めることができたが、レリーズを押している間に捉えることができたのはわずかに1個。それでも、シリウスの右下方に落ちていく印象的な光であり、幸せな朝と言って過言ではない。(何も、願うことはできなかったが、写ってくれと言う願いはかなった。)
加えて、今朝は幸せをもたらす水先案内人カノープスが南の水平線にかかる雲の上に、煌々と姿を現してくれている。全天一の明るさのシリウスと全天二番目のカノープスが、薄明の空に輝いているのを東の空が明らむまで見入っていた。(来年住んでいる東北の浜では無理な話なのである。東京で地平線上にやっと見つけられるという幸せ星。)
明日の朝、晴れていれば、D750の微速度撮影にチャレンジしたいが、栗名月(十三夜)の月が沈むのは、4時14分とのこと。ますます、星見えの時間帯は狭められている。晴れてくれよ。
分るかな、流星の位置?
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オリオンを割愛して、シリウス付近を切り取ると印象的な光が現れてくれました。
薄明開始のころ、少し朱を帯びた水平線上にカノープス。さらに頭上にシリウス。
そのシリウスをめざして、国籍不明の飛行物体が飛んでいきますね。この手の飛行機、たぶんジェット軍用機だと思うが、何を目的としてどこからどこへ飛んでいくのだろうね。お星様を眺めている余裕はないんだろうな、あのパイロットに。