弁才天像(深水寺)
早いもので私が胃がんの手術をしてから5年が経過しようとしています。(5年目点検)なるものを医療センターで受けてきました。血液検査とCTと胃カメラです。毎年のことなので慣れてはきましたが、CTの造影剤のカーっとくるヘンな雰囲気、胃カメラでののどをマヒさせるときのヘンな味を3分間くわえておくことは、やっぱりイヤなことです。8時半前には着いて昼過ぎまでかかりました。
知っている先生とロビーでバッタリ会ってお互いの病気のことを語りました。60を過ぎたらいろいろとたいへんです。
待ち時間があると思って文庫本を1冊持っていきました。「仏像を観る」(紀野一義著)です。最近(仏像鑑賞の本)を8冊ほどネットで買いました。その中の1冊です。ところが本の中は棒線が引いてありました。・・・本を売る人の常識~書き込みは厳禁~・・・ネットなので内容も状態もわからずにタイトルだけで注文しました。それにしても、売る人は常識としてこのルールは守ってほしいものです。
奈良、京都、飛鳥の仏さんを紹介しておられます。美文でとてもわかりやすく書かれています。「仏さまは見に行くものではない。お礼言上に行くところ、心に秘めた世界を打ち明けに行くところ、死んで行くときはお頼み申します、とお願いしに行くところであう。」とありました。私も今後はそんな気持ちで仏さまと接したいと思ったことでした。写真があって入江泰吉さんです。入江さんの写真の撮り方は“4時間でも5時間でも納得のいくまで仏さまに相対し、よし、と思った時、たった一度シャッターを押すだけで写真を撮り終わった”とありました。私はデジカメでパシャパシャ撮って1枚でも気に入りがあれば、という撮り方です。むろんプロアマの違いがそこにあるのでしょうが、見習いたいという気持ちにはなりました。
検査結果はたいへん気になるところではありますが後日です。
今日の天気(霧→)
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