言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

平成30年 大晦日に

2018年12月31日 | 日記
             
 今年も365日がもうすぐ終わろうとしています。毎年清水寺で発表される今年の漢字は「災」でしたが、私は「佛」にしようと思っています。これまで以上に‘佛さま’と関わり、近づけたかなという年だったからです。歳のせいかもしれません。

 今年最後に読んだ小説は「荒仏師 運慶」でした。作者は梓沢要さん、この方の小説は初めて読みました。この小説の中に『佛ほとけという字は「人にあらず」と書く。人の身体からだに似ていながら、しかし人の身体を超越しているのが仏なのだ。また、旁つくりの「弗」は「取り除く」「ふりはらう」の意味だ。人が人たる我欲や煩悩をすべて取り去った存在、それが仏なのだ。』とありました。‘我欲と煩悩’だらけの私にはまだまだ遠い存在の佛さまなようです。
 また、今年は4月に多くの仏像を文化財指定にしました。そのこともあって関りが多かったと感じたのかもしれません。来年はもっともっと関わってもっと近づきたいものです。

 いろいろとあった1年間でした。なかなか満足とはいかないまでも、それは凡人たることゆえ致し方ないのかもしれません。
 いろいろとお世話になりました。ありがとうございました。よいお年をお迎えください。

 今日の天気(

文化財 2

2018年12月30日 | 日記
      

 今日も‘文化財’のことを。じつは、今日の新聞にも(次世代のための文書館を)という提言があっていました。もろ手を挙げて賛成です。問題は誰もが古文書なるものを読めないということです。専門家の人にしか手に負えないということです。

 じつはそれは当たり前のことであって、私たちの暮らしの多くのことは専門家の人にしかわからないのです。したがって、わからないことは専門家に任せるべきなのです。先日のスプレー缶ガス引火のようなことは義務教育で学習すべき最低限の素養です。その素養のひとつにわからないモノは自分で判断しないで‘聞く’ということを周知啓発すべきだと思うのです。
 例えば、古い家のフスマのことです。ひょっとするとフスマの裏紙に古い紙(ひょっとすると字が書かれてある)があるということは多くの人は知らないのです。だから家を建て替えるときに古くなったフスマはゴミ扱いなのです。条例で定めることも大切ですが、それ以上に知ってもらうことが大事だろうと思うのです。そんな地道な活動が求められているし、専門家の人たちや文化財行政にかかわっている人たちの努めだろうと思うのです。

 今日も氷点下4℃くらいまで下がったようです。今日の天気(

      

          今年最後の霧嶋神社の石灯籠寄付のお願いです!   
            目標まであと一歩です、年が明けても受け付けますのでよろしくお願いします。

文化財

2018年12月29日 | 日記
     
        熊本城の復興はお金がいっぱいあってうらやましい文化財保護のひとつです

 今年も残り僅かになりました。今年は‘文化財’のことに多く関わってきたのでそのことの想いを述べてみます。

 昨日の夕刊にも(文化財を守り、生かす)という論が掲載されていました。文化財専門職の方の論評です。とてもよくわかるし、その通りの論です。ところが実際的にはそうはいっていないのです。(思いと実際)が違うのです。まさしく理想と現実が課題なようです。熊本地震後の対応では、責任ある立場で発言できる専門職の少なさも痛感したとも書いておられます。私もそのことを感じています。

 専門職の人たちはよくわかっているのにその重要性を多くの人に伝えることが下手な人が多いことも知っています。逆に責任ある自治体幹部の方の理解不足は今さら述べることではありません。このギャップをどうにか埋めないと前には進まないと思うのです。
 地方(田舎)では高齢化のみならず集落の消滅が数年先のことになってきています。集落で守り継いできた文化財をどうするかは喫緊の課題です。いま、何の指針も方針もありません、どうするのだろうと思っています。愚痴だけでは前に進まないということも確かです。まず、自分でできることから動こうと思っています。小さなことですが(霧嶋神社の石灯籠火袋)のことはその一歩だと思っています。これがベストな方法ではないです。いろいろと手探りで実行していく、継続していこうと思っています。来年に続けます。

 今日の天気(一時 最低気温-4℃ちょっとでした)

年末に 3

2018年12月28日 | 日記
 ようやく年賀状を郵便局に出してきました。平年よりも早かったかな!です。1日(元旦)には間に合ったかもしれません。

    

 今年は「蒙古襲来絵詞」のホンモノを見たことは思い出に残っています。その展示会のときに(アルゴルモア)という漫画があることをはじめて知りました。きょう、New古本屋さんで見つけたので5巻まで買ってきました。漫画なので‘運慶’を読みながら見れるかもしれません。
 相良氏も元寇に出かけています。最近読んでいる相良藩の史書‘嗣誠獨集覧’にもその記述があります。相良氏も菊池氏に従ってこの戦いに参戦しています。鎌倉幕府からの要請があったものと思われます。人吉の地から出陣し戦死した人もいたようです。‘アルゴルモア’には相良さんが出てこないとは思いますが、楽しみながら見よう(読もう)と思っています。
 この漫画作者さんは「用事で福岡に行ったとき、暇をもてあまして町中を散歩していると小さな石垣を見つけました。看板には元寇防塁とありました。」と述べておられます。暇をもてあますことの大切さと文化財には看板が大事なんだと思わされました。いま、山江の文化財の10か所分の看板文言を考え中です。年内にと思っていましたが、なかなか考えがまとまらずに年越しにしました。作者たかぎさんがひらめくような看板になればいいなと思っています。

 今日の天気(一時小雪ちらつき)

仕事納めを

2018年12月27日 | 日記
      
           山江にある石造りの小屋です、石の柱と屋根瓦です。

 今日は資料館出勤でした。明日はいかないので勝手に‘仕事納め’してきました。むかしは、‘御用納め’と言っていて、いつからか‘仕事納め’になった行事です。私は教育現場が仕事場だったので、ほとんど関係のない行事でした。学校では冬休みなので28日は数名しか出勤してきません。学校現場にはなじみのない行事です。
 いまは、働き方改革で1週間の間に2度も職員集合だったり、休めなかったりとかで(仕事納め、仕事始め)を止めている自治体が出てきているのだそうです。時代がそうなのかなと思います。しかし、首長さんの訓示があって職員へのねぎらいの言葉があってもいいのかなとも思います。そんなのはいらない淡々として仕事したいというのはちょっと寂しい気持ちがします。

 今日は課長と31年度予算のことで打ち合わせをしました。まだ‘案’なのですが、村誌の続巻を、と計画しているのです。山江村誌は(1巻:自然編 平成2年刊)、(2巻:歴史編1 平成10年刊)で中断しているのです、(歴史編2)が予定してあったのですが既に20年も経ってしまっています。‘今さら’という感じがしないわけでもないのですがチャレンジする価値はあると思っています。どうなるか分かりませんが検討する場の委員会は設置しようと思っています。忙しくなって首絞めるかもしれませんが。

 今日の天気() 

年末に 2

2018年12月26日 | 日記
         

 クリスマスも終わって今日は26日、いよいよ押しつまってきました。ようやく重い腰を上げて年賀状の裏/表の印刷は終えました。このままポスト投函してもいいのでしょうが、それではあんまりと思い一筆書きはしようと思っています。これに数日かかると思います。今年も少し減らして150枚ほどにしました。100枚を切るように心がけたのですが、ちょっと無理でした。

 読書のことを、昨日はNew古本屋さんに行きました。熊本市内の老舗古本屋さんは定休日なので(老舗ではない)New古本屋さんに。帰ったらカミさんに‘本ばかり買ってきてどうすると?’と云われましたが‘本は読む’のに決まっていますよね。したがって私の2階の部屋・・・布団の周りは本だらけです。まだ無造作に積み重ねてあります。いまは「荒仏師 運慶」を読んでいます、あと数日で読み終えるはずです。次はどれを読むかまではそのまま無造作の状態だと思います。
 私の本読みは行儀が悪いのですが寝っ転がってです。布団の周りにあるとたいへん便利なのです。いまも、仏像写真集がそばにあります、‘荒仏師運慶’の(八代童子立像)を造っている場面では写真集を見ながら‘この仏さまだ’と確認しながら読んでいます。しかし、この本の作者:梓沢要さんは運慶が生きていた時代を見てきたような書きっぷりです。作家さんの凄さを感じながら読んでいます。

 クリスマス寒波は今年はなくて、年末寒波が押し寄せてくるようです。寒くなるのでしょうか。今日は時間とともに晴れ間が見える予報が外れてしまいました、一日中、どんよりしていました。

 今日の天気(

熊本へ

2018年12月25日 | 日記
 今日も熊本へ・・・今日は自分の病院通いでした。毎週、親子で入れ替わりで熊本まで病院に行くとは憐れなることです。おかげで今のところ(可)と云われました。また、2か月後に受診です。

      

 熊本までなので1日がかりです。診察は(今日はスムーズにいって)昼ちょっとすぎには終わりました。今日は一人で出かけたので私的わたしてき予定は、熊本博物館でした。ネットで見たら‘休館日 月曜日 祝日の場合は翌日’とありました。今日は、火曜日・・・普通だったら昨日が休館日、しかし、昨日は振替休日・・・ひょっとして開いていないかもと思いながら博物館に行きました。残念ながら休館日でした。
 山江歴史民俗資料館は、休館日は月曜と祝日です。したがって、23日(日)は天皇誕生日:祝日だったので休館、24日(月)は月曜日なので休館の連休でした。今日は火曜日なので開館です。何がどこが違うのだろうかと考えてみようと思います。したがって、せっかくリニューアルした熊本博物館を見たかったのに‘またの機会に’になってしまいました。
 
 帰りは3号線で八代までいきました。松橋のところは何十年ぶりに旧道?(街中)を通ってみました。三角にいたときはしょっちゅう通った道路です。懐かしく思い出しながら通りました。八代ICに乗ったときは5時ころになりました。西の方に太陽が沈んでいました。海は見えなかったですが大きな太陽でした。いつもは山に沈んでいく夕日しか見ないので奇麗だったです。

 今日の天気(

年末に 

2018年12月24日 | 日記
 今日はお世話になっているお宅を訪問しました。ご主人が亡くなられて一人暮らしておられます。先日、意味不明な?電話がかかってきてちょっと困り感があるということを聞いて‘お悩み相談’に行ってきました。お話をちゃんと聞いてきたのでいちおう納得解決されたようでした。お年寄りの一人暮らしはたいへんですね、子どもさんも時おりは帰ってきておられるようですが、それでもやっぱり大変なようです。逆に、私もいろんな話を聞くことができてWin‐Winでした。‘仇討ちと墓参りのこと’は興味がわいて調べてみようと思いました。調べてから報告します。

      

 山田大王神社に立ち寄ったら役員さんたちで門松つくりをしておられました。大きな神社では大人数で大掛かりにしておられるようですがちょっと寂しい迎春準備光景でした。

 今日は24日、クリスマスがわが家にもやってきた!でした。まさかGHQの作戦ではないのでしょうが、いろんなことに寛容な日本人に完全に受け入れられてしまった行事になっているようです。孫が行っている仏教寺院経営の保育園にも坊さんのサンタさんが来るくらいですからして。しかし、何にもわからない孫たちはどこから来たかわからないサンタさんのプレゼントに大喜びでした。

 今日の天気(

合戦峰天子祭りに

2018年12月23日 | 日記
   

            

 合戦峰に天子山という、山というよりも小高い丘があります。1本のタブノキがあります。この場所は(天子てんし)と呼ばれている場所です。
 そのむかーし、景行天皇が熊襲征伐のときに御輿をとどめられたところとして伝わっています。球磨郡内に16か所あるようです。山江には合戦峰のほかに東浦と城内と3か所もあります。4月に村の史跡として3ヵ所を指定しました。

 ところで合戦峰天子ではお祭りがあっているのです。それを見学視察に行ってきました。他の処ではないような‘奇祭’といっていいのかもしれません。わら縄をなわれました、直径10cmほど、長さは‘18ひろ’・・・1時間半ほどかかられました。
 この長縄をタブノキに左巻きに7周半まかれるのです。そして赤飯、焼酎などを供えられてお参り、近くの天子湧き水(ヨガワ)にも供え物をされてお終い、9時からはじまって昼ちょっと前までかかりました。
 参る前に焼酎を猪口で、赤飯と米粉を練ったものをいただきました。(天子の由来)(タブノキは2代目で、今のは樹齢800年)(縄巻き7周半)・・・ちょっと不思議なるお祭りでした。無形民俗文化財に指定してもいいような内容だと思っています。

 高校駅伝を昼から男子を見ました。高校駅伝は郷土を代表しての大会です。高校野球も一緒でしょうか、ちょっと気になることは
外国からの留学生です、あまりにも速すぎる選手がいるので気になるのでしょうか、これも賛否両論なのでしょう。

 今日の天気(一時小


十六夜と冬至と

2018年12月22日 | 日記
       

 今日は‘冬至’、わが家ではカボチャ煮つけが食卓にありました。風呂には柚子が3個はいっていました。冬至は‘一陽来復’・・陰が極まって陽が返ってくる、冬が去って春がくるとされている二十四節気です。しかし、実際にはこれから寒さが厳しくなります、(冬至にかぼちゃと柚子)とは、これから寒くなって風邪をひいたりすることが懸念されるための予防的な意味合いがあるように思われます。他にも何かあるのかもしれません、わが家では‘かぼちゃと柚子’・・・わが家での孫たちに伝えておきたいコトです。

 夕方、東の空に大きな月が出ていました。旧の11月16日でした。十六夜(いざよい)というのでしょうか、冬至と十六夜が重なって(自分では)珍しいなと思いました。冬至と十六夜が重なったからではないでしょうが、昼間は‘一陽来復’のようなポカポカ陽気になりました。

 古本屋さんに行ったら「元号」という新書があったので買ってきました。3月刊なせいか(定価1000円が)600円もしました。読んだらすぐに売りに出す人もいるようです、まだ高くに売れるからなのでしょう。私は本棚にしまい込む方なので1束100円しかならないかもしれません。「元号」のことを少し勉強してから平成の次を迎えたいと思っています。

 今日の天気(

  霧嶋神社石灯籠火袋修復寄付のお願いをしていますが、今日はグループの方で寄付がありました。おかげで目標まであと少しになりました。これまで寄附いただいた方、お礼状の準備をしています。そのうちに報告しますのでお待ちください。
 まだの方はお急ぎを!