2018/06/15(金)第1回戦(札幌ドーム)1勝0敗0分 観客数|29,890人
北海道日本ハム 11-4 ヤクルトスワーローズ
【勝利投手】 宮西(2勝0敗0S)【敗戦投手】風張 (1勝2敗0S)
【本】(ヤ)なし
(日)中田 16号ソロ(8回・松岡)
北海道札幌は北海道神宮例祭(札幌まつり)の本祭を迎えた15日、札幌ドームには3万人弱の観衆が押し寄せた前で、交流戦首位に立つヤクルトを叩いてパリーグ2位を守りたいところでした。
日ハムは幸先よく、初回に中田の全力疾走が実を結び先取点を挙げると、2回には無死満塁のチャンスから中島卓が初球を狙い撃ちして、ライト線への走者一掃の3塁打を放ち4-0とリードをしました。
ホームで先取点を挙げると圧倒的に強い日ハムは、この日も例外ではなく4回終了時までは先発高梨が、ヤクルト打線を零に抑えるのですが、責任回数の5回を迎えた途端に急に崩れて「4失点」はいただけませんね
あっという間に振出しに戻った高梨に運がないのか、脇が甘いのかは分かりませんが、一挙に得点を許す投球には問題ありです。
それでも5回に逆転を許さず同点で終わったのは、まだ「日ハムにツキ」があったのでしょうか。
そうでした。今日は北海道のお祭りでしたから、「野球の神様」が日ハムに味方をしてくれたのかも
6回裏、高梨はまだマウンドに向かいますが、先頭打者のキューバの怪人バレンティンにヒットを打たれた時点でお役御免となり、二番手投手は公文投手がマウンドに立ちます。
公文は5番雄平、6番川端、7番西浦を打ち取り、ヤクルトに向かいつつあった流れを取り戻します。
そして7回には、絶対安定度抜群の宮西が公文に代わり登板をしますが、昨夜は2失点をして鍵谷の援護を受けましたが、鉄腕宮西はさすがに同じ轍は踏みません。出戻りヒットマシーンの青木には、2死から技ありのヒットを打たれても、2番荒木を空振り三振に打ち取り味方打線の援護を待つのはさすがホールド数270はだてではありません。
近日中には巨人山口鉄也投手が持つ「273」を抜いて歴代一位となるのは間違いありません。
〈4-4からの登板で勝利投手となった宮西尚生投手〉
宮西の好投で流れを完全に取り戻した日ハムは、7回裏清水がセンター前にヒットを放つと、9番中島がすかさずバントで1死2塁とします。
ここでの清水の犠打は「200犠打達成」 となる記念すべきバントとなりました。
卓選手には一通過点でしょうが「おめでとう」の一言を
寄り道をしてしまいましたが、中島卓の犠打の後、昨夜猛打賞の遥輝に期待が集まるのですが、今日の遥輝は「打ち疲れ」なのか一発が出ません。代わりに活躍を見せたのは、昨夜も活躍を見せた大田泰示選手でした。
代わった原投手の投じた甘めのストレートをセンターへ返し、貴重な勝ち越し打とした大田選手は、やはりこの日のヒーローでしょうね。
大田選手は、外見はオヤジでも9日に28歳の誕生日を迎えたばかりの青年ですから、まだまだこれからも活躍が期待できます。
〈勝ち越し打を放ち5-4とした大田泰示選手〉
当たり前ですが駄目な時は全く駄目、当たると勝利につながる重要な一打を放つ恐怖の2番打者は、今では日ハムにすっかり溶け込んで、なくてはならない存在になりました。
8回裏は、先頭打者中田の16号ホーマーを皮切りに、日ハムのやりたい放題、打ちたい放題となり、一挙に6得点をあげました。
〈8回裏中田翔の16号HRはトップを走る山川に2本と迫る豪快な一発でした〉
今日のヤクルトスタメンに山田哲人の姿がなかったのは助かりましたね。
ひじの負傷ということですから、明日と明後日はスタメンからは外れる模様です。
日ハム投手陣としては、彼には悪いと思いますが、ラッキーなことです。
〈連夜のお立ち台に立った中島卓選手ですが、連日というのは過去にあったのでしょうか?〉
11-4は連夜の11得点での勝利でしたが、明日のヤクルトはオリックスが一差に迫っているので落とせない試合になっています。
きっと死に物狂い(大袈裟ですが)で襲いかかって来るでしょうが、日ハムの予告先発は村田透投手ですから、ノラリクラリと打ち気を外せば勝機は十分にあるでしょうね。
明日は遥輝と鮨ボーイのR砲に期待をしたいですね。