誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

カーネーシーョン

2012-05-09 06:56:16 | 日記
カーネーション:アンジャベル(Anjelier)アンジャベルはオランダ名。カーネーションの学名は、ディアントス.カリオフィルスであるが、ディアントスは”ジュピターの花”、カリオフィルスは”丁香”のことで、この花が良い香りをもっことから命名されたもので、命名者はリンネである。この原種のカーネーションは一重咲きであるが、品種改良によって作り出された園芸品種は、八重咲きで、花色も赤、ピンク、白など色々ある。またラテン語の(Carnalis)からでたもので、カーン(carn)というのは肉のことで、この花の原種が肉色をしていたのでこう呼れたとの説もあり、古くはコロンネーションがコーネーションに転じ最後にカーネーションになったという説もある。これは花冠の形が王冠に似ているので”王冠の形をした花”という意味で付けられたものだという。カーネーションは薬草として古くから栽培され、下痢、強心剤、歯痛止の薬として知られるクローブ油が、このカーネーションから作ったものである。カーネーションに関する花物語は、ヨーロッパには数多くみられ、古代ギリシャでは、ゼウスの神の祭りなどに被つたことなどもあり、古代ギリシャ人は、この花を神聖視して、ゼウスの神に捧げたという。カーネーションの和名は、ジャコウナデシコまたは、オランダセキチクとも言うが、一般には用られない。(参考;園芸植物名の由来;中村 浩理学博士著書より)「さびしさの数を重ねてカーネーション 片山由美子」「いつぽんは姑のためのカーネーション 櫂未知子」(母の日の 白きはなさし 吾寂し ケイスケ)



キリ

2012-05-09 06:56:16 | 日記
キリ;桐(ゴマノハグサ科)花言葉は、高尚。桐はゴマノハグサの落葉高木。五月上旬、枝先に大型の円錐花序を直立させ、筒状の紫色の花を多数つける。材の品質が良く古くから栽培されるが、自生もする。「桐の花寺は桂の町はずれ 暁 台」「桐野花妻に一度の衣も買わず 中村草田男」「電車いままつしぐらなり桐の花 星野立子」「あを空を時の過ぎゆく桐の花 林 徹」「桐の花朝日はあつくなりにけり 高屋窓秋」「くもりのち雨のあかるさ桐の花 山口 速」「桐の花盥に曲がる山の鯉 伊藤通明」「山々に麓ありけり桐の花 小島 健」「桐の花らしき高さに咲きにけり 西村和子」「桐さいて雲はひかりの中に入る 飯田龍太」『桐一葉落ちて天下の秋を知る 坪内逍遥』の名作。この場合の『桐一葉』は豊臣氏没落前の情景を脚色したもので、『桐一葉』の桐は、あおぎりのこと「とおされている。「桐一葉日当たりながら落ちにけり 高浜虚子」「桐一葉月光噎ぶごとくなり 飯田蛇笏」等は桐の葉が音を立てて落ちる、秋の季感で桐以外の植物にも用られていたが、現在では桐の葉を指しており、桐以外の場合には、(柳、銀杏など)植物の名前を詠み込むようになっている。(ややこしや 高尚なりし 桐一葉 ゴマノハエとは 似もつかず ケイスケ)