エビネ(海老根;化偸草;ラン科)花言葉は、謙虚な恋。東洋ランの仲間で静謐な美しさが特徴。ひかえめな葉の間からすうつと伸びた花茎に、上品な花をいくつも穂状に咲かせる。西洋の蘭のような派手な色彩は見られず、花色は紫褐色、淡紫色、黄、白などぐつとしぶめ、分布地によつて霧島海老根、竜美えびねなどの種類がある。なかには花がサルの顔に似ていることから猿面エビネという愉快な名前のものもある。園芸愛好家に好んで栽培される。「しずけさのひかりとどめてえびね咲く 高原初子」「ひたひたときてすれちがふえびね堀 飴山 實」同属に黄海老根、猿面海老根、木曾海老根、がある。我が家にある一鉢のエビネ一度植え替えの時期が来ているようだ。過日水不足であつた蜜柑の大鉢あれ以来給水を続けた結果黄バンだ葉は、緑を吹き返した。例年に比べて花着きが多く、木自体が懸命に生きる努力をしている様に見られる。毎朝、昼と蜜柑の木に謝りながら、水やりに努めている昨今である。