ウメモドキ;梅擬;落霜紅(モチノキ科)花言葉は、明朗。山中や湿地に生える落葉低木。葉影で目立たなかったが、落ち葉が進むにつれて目立ちはじめ、花が乏しくなっ秋から冬の庭先を、花かと見まがうほどに色どってくれる。類似種に果実の大きいオオウメモドキ(大納言)、黄熟するキミノウメモドキ、白実のシロウメモドキ、アワ粒大のコショウバイがあり、庭木以外に盆栽、鉢植え、切り花として広く利用される。樹勢強権、北海道から九州にいたるまで、至る所に、よく植栽される。雌雄異株で、雌株は結実するが、雄株は結実しないので、果実の観賞を目的とする場合は、注意が必要である。「残る葉も残らず散れや梅モドキ 凡 兆」「澄むものは空のみならず梅擬 森 澄雄」「立山に雪の来てゐるうめもどき 大嶽青児」「まなじりに雨の一粒うめもどき 小島千架子」「無頼漢の誰彼逝きて落霜紅 七田谷まりうす」(紅黄色 並び競いし 蔓梅擬 ヶィㇲヶ)