誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

ミカン

2018-05-23 15:52:32 | 誕生日の花ケイスケ日記
ミカン花言葉は、親愛。蜜柑と言えば一般的に温州蜜柑を指すが、柑橘類一般を総称してもいう。温暖な排水のよい土壌に育ち、晩秋に収穫するが。早いものは八月から出荷される。果皮がむきやすく甘いので、昨今はカナダなど外国でも人気の果物である。炬燵などを囲む日本の田樂の主役ともいえる。「下積の蜜柑ちひさき年の暮 浪化」「詰み置く灰に音を鳴くみかんかな 召波」「蜜柑十貧しき包みほどきけり 尾崎紅葉」「葉むらより逃げ去るばかり熟蜜柑 飯田蛇忽」「丘の一家蜜柑の皮を数多捨てて中村草田男」「闇ふかく蜜柑をひとり探りえつ 加藤楸邨」「かの夫人蜜柑むく指繊かりし 安住 敦」「蜜柑山の中に村あり海もあり 藤後左右」「蜜柑摘み昔の唄をうたひしに 山口波津女」「食べ終えても蜜柑箱といふいつまでも 加倉井秋を」「妹山も背山も蜜柑山なりし 田畑美穂女」「蜜柑抓ぐ海の半ばの色しずか 飯田龍太」「あまたの街角娼争い蜜柑乾く 金子兜太」「刻かけて吸う掌の蜜柑雪国ゆく 伊丹三樹彦」「蜜柑摘むみるみる籠を満たしては 清崎敏郎」「手に蜜柑故郷日和授かれり 村越化石」「蜜柑むくはこんなことしてゐては 星野麦丘人」「共に剥きてははの蜜柑の方が甘し 鈴木栄子」「子をなさずゆくてゆくての蜜柑山 永島靖子」「蜜柑むくめくるめく思鎮むまで 豊田陽子」「テ一ブルの蜜柑かがやきはじめたり 鳴戸奈菜」「蜜柑山裾に多宝塔 今川凍光」「俳優と俳人暮るゝ蜜柑山 摂津幸彦」「蜜柑島漁火も囲む 三次曲」「伊予の蜜柑花のかたちに剃きたまへ 森賀まり」「みかん吸う袋かぞえをたのしみて 小川敬生」「水を飲むやうに蜜柑を食べる鳥 木原苑生」「蜜柑椀ぎ海のきらを手で包む 徳田千鶴子」「胸先は朝の海上蜜柑切る 小田 亨」「青空や神も蜜柑も八百満 山本紫黄」「たまさかの電車が時計櫁柑山 世古諏方」「日の皇子在すやと蜜柑照る 大野龍児」「海中に末広がりに蜜柑山 丁野 弘」(花あしび鈴鳴るごとく水ながれ 小野瑞枝;蜜柑甘し冬来ぬというおもい濃く 小野謙治)