ハナミズキ(アメリカヤマボウシ;ミズキ科)花言葉は、公平にする、;みどりの日。ミズキ科の落葉低木。北アメリカ原産で、花が同属のヤマボウシに似ていゐるのでアメリカヤマボウシという。高さ5~10メートル。四月~5月に葉に先立って小枝の先に白色の四枚の大きな包葉に包まれた花が早開く。その中心に、緑黄色の小花が集まる。えんげい品種には総苞が淡紅色のベニバナハナミズキがある。日本入って来たのは、明治45年。当時の東京市長の尾崎幸男が桜の苗木をワシント̪市に寄贈した返礼とし大正四年に送られたという。「花水木おぼれぬようにさきにけり 阿部完市」「曇天にささやきそめし花水木 中本森八」。(ものの芽の斜面に出でて直立に 小野瑞枝;花水木高き梢に淡い花 小野謙治)
ミズバショウ;サトイモ科。花言葉は,変わらぬ愛。本州以北の山地の湿原に群生する。尾瀬沼が歌にもなり有名である。五、六月にかけて雪解けの湿原に高さ20センチほどの花穂が出るが、花そのものよりも花穂を包む雪白色の仏炎苞の美しさが賞でられる。葉が芭蕉に似ている。「石狩の雨おほつぶに水芭蕉 飯田蛇忽」「花と影ひとつに霧の水芭蕉 水原秋桜子」「水芭蕉ひらきし花の一頁 平畑静塔z}「噴煙や鉄の匂ひの水芭蕉 中村苑子」「漾ひて老年は過ぐ水芭蕉 六本和子」「帆をあげて天界めざす水芭蕉 三嶋隆英」「流速は光となれり水芭蕉 倉橋羊村」「水芭蕉終わりし花を水が過ぐ 加藤瑠璃子」「一花咲きたちまち百花水芭蕉 たむらちせい」「水芭蕉苞は子を抱くに似て 畑内節子」「くろがねの水の中より水芭蕉 斎藤野信義」「光陰や刈口寒し庭の木々 小野瑞枝;水をみずのながるる水芭蕉 小野謙治}・
ムシトリナデシコ(ナデシコ科)花言葉は、清純の愛。(八十八夜)虫取撫子;小町草。ナデシコ科の一年草でヨーロツパ原産の花。花の下の茎から粘液を分泌するので、虫取り撫子とよばれているが食虫植物ではない。草丈30~40センチで、濃紅色の小さな五弁花を散房状につける。現在は野生化して暑い日の河原などに見かける。「小町草花壇に盛りすぎにけり 高野素十」。実際に虫を捕るというわけではありません。一方シラネという別名は、ギリシャ語のシロアン(唾液)がもとで、こちらは茎のねばねばが、、唾液を連想させるためだと言われています。この日生まれのあなたは、じつくり構えて、物事を進めていく努力家です。手芸、絵画、などものを作ることが好きで、時間をかけて大作を仕上げて皆をびつくりさせることが好きで、時間をかけて大作を仕上げて皆をびつくりさせたりします。退陣関係が苦手です。
(一人立てるほどの日溜まり返り花。小野瑞枝;虫取り撫子咲いてのどかな夕べかな 小野謙治)
(一人立てるほどの日溜まり返り花。小野瑞枝;虫取り撫子咲いてのどかな夕べかな 小野謙治)
タ二ウツギ(スイカズラ科)花言葉は、豊麗。雪の下;鴨足草;虎の耳;碕人草。ユキノ̪シタ科の常緑多年草で、山野の日陰で湿った場所に自生する。にエアに植えられルことも多い。紅紫色の走出枝を出して繁殖する。葉の表面は緑色で赤い毛が生え、裏面は紅紫色。五月~七月ころ、20~50センチの茎の上部に五弁の小花の総状花序をつける。上三枚の花弁は小さく、下二枚刃」垂れる。黄いろと紅色の斑点が美しい。葉は薬用.食用。「雪ノ下なのらで寒し花の色 越人」「日さかりの花や涼しき雪の下 呑舟」「六月をしづめてさやく雪の下 東以」「ふもと井や湯女に詰まるゝ鴨足草 飯田蛇忽」「山の井に影こそ沈め雪ノ下 松尾いはほ」「歳月やはびこるものに鴨足草 安住 敦」「母逝かす大事これなし鴨足草 上田五千石」「水湧いておのっか池雪の下 福村青縒」*「錫杖の地を叩き過ぐ鴨足草 蘭草慶子」「「佃島古りし路地なりゆきのした 大江耐女」「前世より淋しく生きて鴨足草 伊藤通弘」。(冴返る家むちに使ふ杖の音 小野瑞枝;(たにうつぎ花つけてかえつて淋しきタニウツギ 謙治)