心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

玉子焼が好きです

2017年11月02日 | ほんのすこし
この世に玉子があって良かったなと思うことしばしばです。
玉子って色々な料理が出来るし、メインでも裏方でも頑張ってくれるからです。
でもこの玉子もわたしが子供の頃はとても高かったのです。あの頃はお魚が安くて地元の季節魚でもあるハタハタなんかご近所さん皆さんこぞって箱で購入していたものです。
箱で買ったハタハタをどうするかって?
ハタハタ寿司にしたり、味噌漬けにしておいたり、三五八漬けにしたり、鍋にしたり、と皆さんご家庭で好みの料理にしていたのです。我が家は両親ともにあまりハタハタが好みじゃなかったので、出始めの頃の玉子がトロッと美味しい頃に数匹買ってきて煮魚にしたり、軽い鍋仕立てにしたり。焼いても食べる部分が少なかったし、わたしはこの玉子が火を入れると固くなるのが嫌であまり好まなかったのです。
でも安かったですね~。あの頃は。
今は高級魚の一つですよ。信じられないです、あの頃の安さ。一箱○○○円だったりするんですから。

そんな魚が安かった時代は逆に玉子が高くてね。
まだ給食が始まっていなかった(小学校の途中から給食になった)時、母が作って持たせてくれたお弁当に玉子焼が入っていることは滅多になくて。でもその玉子焼が本当に美味しくてね。甘くない玉子焼。
それが入っていると、すご~くしあわせな気分になって、最後の最後まで取って置いて最後に口に入れたものです。
あぁ、今でもその時のことが目に浮かびそうです。
口に入れた瞬間、目をつぶりほんの少し顎を上に上げると、口の中に玉子焼が充満します。口を真一文字に引いてじっくり味わうとようやく噛み、喉の奥に流し込む。この一連の動作がまるでストップモーションのように目の前に鮮やかに出てくるのです。

玉子焼、最高!

そんな感激を味わってきた玉子焼。いつのまにか世間では玉子が安く手に入るようになり、料理のレパートリーもそれにつれて増えていきました。玉子さまさまです。
安い玉子、セールになっていると買わなくちゃって。でもこの頃安くなくても美味しい玉子だったら買おうかな、という気持ちになっています。量より質、かな。
美味しい玉子で作った玉子焼はやっぱり美味しいし。何に使っても美味しい気がしてきたのです。

冷蔵庫に玉子が入っていないとなんだか落ち着かず、玉子だけを買いに旬菜館に行ったつもりが別の野菜も見つけてしまいあれこれ買ったり。
玉子があって良かったなあとほんとに思います。
ということで、最近作ったネギ入り玉子焼です。もう少しだし汁を入れた方がふわふわ感が出たかもしれません。

書いていたら、味付け玉子を作りたくなってきました。ちょっと前に作ったのは新聞に掲載されていたレシピで作ったのだけど、味がちょっと物足りなかったので、今日は以前作ったレシピを思い出しつつ。でも量が分からない(笑)。当てずっぽうで作ろうっと♪