※※※
あなたにたったひとつだけあげたい
思い出だからと言って
でも選べないの
あなたとの思い出があまりにも多すぎて
とある秋の片隅で
震えていたのは
たった一枚だけ残された葉っぱ
仲間はどこへ行ったのか
たった一枚だけ取り残されていた
可哀想に・・・
いえいえ、それはちっとも可哀想なことじゃないんですよ
えっ、わたしは誰が言ったのかと思った
微かに揺れたような気がした葉っぱ
わたしはここで良かったと思っているんですよ
だって、今まで見たこともなかった仲間と
こうしてじっと時が過ぎるのを待っていることができるのですからね
わたしからすれば
そこだけいびつに見えていたのに
当のあなたは
なんということだろう
喜々として最後を楽しんでいる
あぁ、わたしもそんな風に
最後の最後を楽しめるようでありたい
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あなたにたったひとつだけあげたい
思い出だからと言って
でも選べないの
あなたとの思い出があまりにも多すぎて
とある秋の片隅で
震えていたのは
たった一枚だけ残された葉っぱ
仲間はどこへ行ったのか
たった一枚だけ取り残されていた
可哀想に・・・
いえいえ、それはちっとも可哀想なことじゃないんですよ
えっ、わたしは誰が言ったのかと思った
微かに揺れたような気がした葉っぱ
わたしはここで良かったと思っているんですよ
だって、今まで見たこともなかった仲間と
こうしてじっと時が過ぎるのを待っていることができるのですからね
わたしからすれば
そこだけいびつに見えていたのに
当のあなたは
なんということだろう
喜々として最後を楽しんでいる
あぁ、わたしもそんな風に
最後の最後を楽しめるようでありたい
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