心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

吾亦紅

2014年08月16日 | ほんのすこし
吾亦紅 われもこう この花が出ていると つい買いたくなる。
初めて 知ったのは いつも行くお店のカウンターに飾られていたとき。くすんだ紅色がたくさん花瓶からあちこちに飛びだしていて その様子が可憐だなと思ってみた。
そのとき 名前を教えてくれた人。もう数十年来の友人だ。

「わたしも赤に染まりたいって そういう意味なのかしらね・・・」
「情熱の赤かぁ・・・なんだかロマンチックな名前ねえ」
そう言った二人はそのあと しばし無言でそれぞれの思いに浸っていた。

その名前がとても印象的な響きだったので、その後も季節が変わり 店先にこの花が出ていると手を伸ばす。12日 お盆用のお墓参りの花を買いに行って見つけた。自分の部屋に飾ろうと思った。
他の花たちのように花弁を大きく開いてみせるわけでもなく ただ実のように見せてそこに在る。
ひっそりとした存在感が たまらなく好きだ。

静かに ひっそりと 誰にも見られずに それでも息づいていて。

※※※

読書から遠のいてしまった。手に取ることもしていない。
夕べはテレビを消して クリス・ボッティを聴いていた。ヘッドフォンから流れるトランペットのふくよかな音色が心地よかった。
選んだアルバムが『DECEMBER』とは!暑い夏と真逆の・・・クリスマスソングがたくさん(笑)
でも それがまた夜に聴くと気持ちいいんだなぁ。
なんだか久しぶりに気持ち良く眠れた気がする。ってことで 今朝はかなり久しぶりにウォーキングに。雨続きだったから ほんとに久々。体が重くて大変だった。

今日は地元の大文字祭り。雨は降っていないから大丈夫でしょう。夜は大文字焼きと花火大会。今年も見に行くことはないけど。部屋の窓からちょっとだけ花火が見えるので それで満足なの。

※※※

朝から模様替え

2014年08月11日 | ほんのすこし
なんだか急に6時過ぎから ベッドを元に戻したくなり。
片付け始めた。途中ベッドのすのこが足に落ちてきて 左すねを傷つけてしまった・・・夢中になって箱を寄せたりあれやらこれやらをしていたので 傷ついているのにさっぱり気がついていなかった。ぶつかってきたときには痛い!と思ったけど そんなに傷ついているとは思わなかったのだ。

少し 落ち着いたときにふと視線を足に持って行ったときに、きゃっ何これ・・・
二か所に血が固まっていた。動いているうちに 血がこびりついてしまっていたのだ。汗をふきつつ あぁでもないこうでもないと物を寄せたり 移動したり。それでもなんだかスッキリしない部屋。あぁ なんで物を捨てることができないのだろう。

疲れたので 一杯 コーヒーを。淹れるのもなんだか気がせいて インスタントに。ふぅ~気が落ち着いた。
このあとが危ない(笑)椅子にどっかり腰掛けてしまうと 次にすぐさま立ちあがって続きを・・・という気持ちが湧かない。途中休憩が小一時間ばかりになってしまった。今日はこれからやることがあるので 続きは明日にしよう。まぁ 完全に片付いたという感じじゃないけど あらかた片付いたので 後はもっとスッキリさせるために工夫しなくては。
9月にちょっとの間 孫が来る。もうつかまり立ちが出来るようで、もしかするとつかまって数歩横に歩く?なんて事態になっているかもしれない。このままだと危ないものだらけで 今から心して片付けておかないといけないのだ。

でも片付けるのはいいけど、後で必要になったときにどこにしまったかを覚えていないことが多くてね。ほんとに困ることが何度か。なんでこれがこんなところに?といった疑問符があちこちに散らばっている。
片付けていた途中で かなり前に娘から届いた手紙を何通か見つけた。懐かしくて開いて読んではしばし中断。一人暮らしを始めたわたしを励ますような言葉がそこにはあった。
そうなんだよね。わたしのそばにはいつだって 優しいココロがあったんだよね。
コーヒーを飲みながら しみじみと感じていた。

さあ ベッドは元の形にした。ますます狭く感じるけど仕方がない。後は物を整理することだ。
今日は午後に久しぶりに母を温泉に連れていく予定。まだ危なっかしいけど 手をつないでいれば大丈夫だろう。温泉で命の洗濯をしてもらおう♪

久々の夕日

2014年08月10日 | ほんのすこし
昨日 本当に久々に夕日を見ました。ずっと雨続きでしたので 南の窓の右側がほんのり赤みがかっていたのを見つけたときには 慌てて 北側の部屋に行き窓を開けました。東の空にあと少しで沈んでいこうとしているお日様を見つけて パチリ。

空にまっすぐ光が四方にのびていて 光があるっていいなぁと。

そう思ったのもつかの間 今朝からずっと雨。今年の台風はほんとにしつこい。南の地方では想像もつかない雨量に困っている。昨年の豪雨を雨が降るたびに思いだします。今 現在 大変な状態の方たちが早く辛い状況から抜け出せることを祈っています。

※※※

夕日といえば 海に沈む夕日。
盆地に暮らしているので 海を見ることはありませんが、日本海にはもっと若かった頃に何度か行っています。リアス式海岸なので 岩場が多く 憧れの砂浜ではありませんでした。砂浜といえば学生の頃 当時住んでいた街の隣の駅まで それも季節外れに電車に乗って出かけたことを思いだします。
白い波が少し荒れていて 空は青というよりグレーがかっていて、初秋にふさわしいなと思ったものです。砂浜を歩きながら ときどき見つけた貝殻を拾い、友人たちと他愛ない話をして過ごした それが唯一 砂浜のシーンです。
海の夕日を見たのは リアス式海岸でした。岩場のゴツゴツした黒さが横にぎくしゃくと伸びて その上で一人の青年が佇んでいて まっすぐに遠くで伸びている水平線にはオレンジ色が惜しむように空全体にグラデーションを残している。あの青年は沈む夕日を見ながら何を思っていたのだろうか。その青年のずっと手前で帰り支度を始めていたわたしたちは あまりの美しい夕日と海にしばし その手を動かすのを忘れて見入っていました。
目の前で繰り広げられるわたしにとって非日常の光景は これが現実なのかと問いたい そんな気持ちでいっぱいでした。
帰りの車中は 何も言えず 満ち足りた気分が空間を染めていました。
海の夕日って・・・言葉が出てきません。海で見る夕日は なんだか切なくて 自分がとっても小さく見えて 街の中で見る夕日とは全然気持ちが違っていて・・・
きっと 見慣れないから忘れられないのだろうなと思います。ふだん見慣れているものなら こんなに思いださないでしょう。海に沈む夕日を見たときの 美しいと思った気持ち。今は海までドライブすることもなく 記憶の中の夕日を探るだけですが、それでも街中で夕日を見つけたときは そのときのあの美しい光景が頭の中にふと浮かんできます。

次に思いだすのは ある旅行で新潟の日本海海岸線を南に下って行ったときの夕日。
ずっとずっと海岸線沿いに 夕日を見ることができて こんなところに住んでいる人はこの夕日をいつも見ることができるのだなぁと思ったものです。途中で見つけた民宿の魚介の美味しかったこと!
初めてのことばかりでした。
あのときのわたしは幸せだったなあ。
でも 人間はこういう思い出も忘れてしまえるんですね。
わたしがそうです。ここで 夕日のことを書いているうちに思いだしたんですから。普段はさっぱり頭に浮かんでこなかったことです。楽しかったこともあったんだなぁ。
あの頃の気持ち 少しずつ消えていって 今があるのですね。
人のココロは変わります。歩む相手のココロが自分と同じように変化するとは限りません。ただその変化に目をつぶったまま生きるか 自分を変えようとするのか その違いが次の日々に表れてくるのでしょうね。

わたしは人と衝突することを恐れて生きてきました。逃げてきたといった方がいいでしょう。相手を傷つけたくないというより 自分が傷つくのを恐れていたのです。今になって どうしようもない奴だと思います。過去に戻れるなら あっちこっちでごめんなさいを言って歩かなくては!謝りたい 自分のアホさ加減に謝りたい そんな人たちが過去の道に立っています。これから先の人生で出会うことはほとんどない人たちです。いつか出会うことができたら 許してくれるかしら・・・

※※※

夕陽に向かって走れ!青春ドラマの定番みたいな言葉だなと思って何気なく検索してみたら、あるんですねぇ。
1969年 ロバート・レッドフォードが出ている映画でした。
評価はそんなに高くないようでしたが。
『夕陽に向かって走れ』

朝6時半

2014年08月09日 | ほんのすこし
雪をかぶったような遠くの山が運転途中で見えた。
朝の6時半。
横に低く雲が伸びて それが山のてっぺんにかかっている。まるで残雪のようだなと思ってパチリ。
手前は青々とした稲。秋にはこれが黄金色に変身するはずだ。

見慣れた郊外の景色だが、日一日と季節が進む。
もうお盆が近づいている。一年の暦につきものの行事だ。このお盆 お墓参りの仕方にもその土地 その土地でのやり方があるらしい。温泉に行ったときのこと、七日日にお墓の掃除をするのだが、温泉のある地区の方によると その日もちゃんとお花とお供え物を準備していくのだとか。そしてお盆中は 三回お墓参りをするのだとか。母に言わせると
「まてぃな処だべな」
まてぃ というのは 丁寧とかという意味で使っているようだ。町内の中やすぐそばにお墓があるとそれも可能かもしれないが、遠くから足を運ぶ者にとっては まてぃなやり方では大変なわけで。一大行事になってしまうなぁと思った。
それでもその土地に暮らす あるいは嫁いできた者にとってはやりこなしていかなければならないことの一つなのだろう。そういう昔ながらの風習を守り続けているのだなと思った。温泉に入り 日々の疲れをとることの中に こうした風習を引き継いできたお母さんたちの苦労もやわらげることがあるのかもしれない。

早朝の郊外は 誰もいなくて 時折 かなりのスピードを出した車とすれ違った。朝帰りか?まさかね。そんなことを思いながら バックミラーに映った対向車の後ろ姿を見送る。今日は週末 土曜日だ。通る車も少ない。川は連日の雨で増水し 濁って荒れていた。
そろそろお盆の準備をしなくては。いつもは母がある程度やっているので のほほんと過ごしてきたけど、今年は全面的にわたしが準備しなくては。しっかり聞いておこう。

それにしても・・・雨が続いて寒いくらいだなんて思ったけど、もう朝から蒸している。まだまだ夏はさよならしていないようだね。

最近 ドライブ中はエア・サプライをずっと聞いている。夏にぴったりだと思うのはわたしだけかな・・・

Oさん

2014年08月08日 | ほんのすこし
このイラストを好きだと言ってくれた方がいます。
父が入院していたときに 向かいに先に入院していた方でした。偶然でしたが、その方は 父の家のすぐ近くの父母の友人のお兄さんでした。ずっと独身で東京の方で働いて定年を迎えた後 体調を崩して・・・故郷に戻ってきて療養していたようです。といっても 先が短い病気でした。
手術の結果 声帯がだめになり、筆談を余儀なくされていました。長い間 ひとりで暮らしてきたせいか身の回りのことはほとんど自分でなさっていました。母やわたしが世話を焼く父とは全然違っていました(笑)父はなんでも母任せ。というより そういう世話を焼いてもらうことがとても嬉しそうでした。甘え上手なのでしょう。
その方Oさんは そのご近所の方とほんとにそっくりで双子かなと思うほどでした。静かな方で 母も父も「そっくりだねぇ」と話していたものです。先に入院していたので Oさんから色々入院生活のことを教わり、父も助かったようです。その頃は母も今よりずっと元気でしたので、わたしが父のところにいるのもそんなに長い時間でもなく 母を送り迎えするぐらいでした。

わたしはそのときまだマウス画を描いていたりしていたので、写真立てに入れたりして楽しんでいましたが、ふと父のところに持っていこうと思いました。父にどれがいい?と聞くと 夢見るひつじの絵がいいというので印刷して持って行きました。小さいサイズではありましたが、父が気にいってテレビの脇に飾っていたのが目に浮かびます。
そのとき 向かいのOさんがそれを見て筆談で「いい絵だね」と。わたしはなんだか嬉しくて 帰りはるんるんでした。

その後 父は回復し Oさんより先に退院ということになりました。わたしは退院の前にOさんにマウス画を数枚印刷して持っていき 気に入ったものがあったらあげたいのだけど・・・と言うと、しばらくそれを見ていたOさんが このイラストを指差しました。
「気持ちが明るくなるから」と。
少し大きめに印刷したその絵をあげると ほんとに嬉しそうな顔をしていました。

父が退院した後 何カ月かしてご近所の弟さんからOさんが退院し、その頃出来たての療養ホームに入ることになったと伺いました。ときどき会いに行っていると聞きましたが、お兄さんはあのイラストを壁に飾っているようでした。お兄さんの病気は末期とのこと、いつまで生きていれるかわからないと話していました。

しばらくしてOさんが亡くなったという話を母がご近所さんから聞いてきました。

そんなに交流もなかったけど、話すのも筆談だったけど、静かで 本当にひっそりしていて、穏やかな その人にわたしのイラストは 少しはココロに残ったのかなと そのとき思いました。痛かったり 苦しかったり そんな時間の方が多かったろうに。それでも取り乱すこともなく いつも静かで・・・自分の病気を受け止めて一日一日を大事に過ごそうとされている方なんだなと いつも見るたび感じました。
このイラストを見るたびに 思いだすOさんです。
思い出のあるイラスト・・・ただのイラストじゃありません。わたしにとって忘れられない人がそこにいます。

晴れるのかなあ

2014年08月07日 | ほんのすこし
夕べは 雨が凄かった。途中 土砂災害警報とかが就寝中に連絡(メール)があったり。
とっさに 昨年8月9日の豪雨を思いだしてしまった。
今までにない雨だったなぁ。あの日 車が半分 水に浸かり その後二カ月かかってしまった 車の修理と水の異様な臭いが抜けるのに。修理代もべらぼうに高かった。部品ほとんど交換だったらしい。

そんなことを寝ながら思いだし このまま雨が降り続いたら母のところは大丈夫かと思った。そう思うとなんだか眠っていけなくて・・・今朝は早く目覚めた。
今は 雨が止み外ではスズメたちの声が聞こえている。
もしかしたら・・・今日は晴れる?

お墓の掃除に行かなくちゃ。弟が頑張ってくれたから 今度はわたしの番。今は歩くのが大変な母は お墓のところまで行くのは過酷だ。だから今年のお盆はわたしだけで行ってくるからねと今から念を押している。それでも少し良くなったら 歩いていきたいと思っているようだ。お墓参りに行けないことがそんなに辛いのかな。
毎日 仏壇に向かい拝んでいることだけでは足りないのかな。
きっと父さんも弟も 母さんが元気でいてくれることの方を願っているよ。
だから心配しないで、今は体が回復するのを待つのが一番だよ。
そう 何度か言って 納得させている。

今日 晴れるといいな。
お墓掃除に行ってこよう。雨にぬれて 汚い跡がついているかも。それとも案外 雨が汚いところを流してくれているかも。久しぶりだねと声をかけてこよう。答える声は無いけど。それでも父さんと弟の静かな笑い顔は消えていない。戻ってきたら 母とふたりの思い出話をしよう。
家の中から見上げる空が 晴れていたらいいな。母と一緒に見上げる庭の空。モクレンの枝の間から 少し眩しい光がチロチロして 薄い青が覗いている。時折 名前の知らない小鳥が飛んできて 枝を揺らすと
「あっあれあれ!なんの鳥だろ?」
「どこどこ?」
ふたりで空の青さの中に一瞬だけ揺れ動き 見えなくなってしまう小鳥の行方を追う。
そんな何気ない光景が何度も繰り返されてきた。父と弟がいなくなってから。母が育ててきた庭の木々。その葉が色を替えていくのを見るのが好きだ。母が眺めてきた光景は わたしと眺めた時間よりずっとずっと父と眺めた時間の方が多かったはず。
今は思い出話の中で 振り返る。それが母にとって一番嬉しいひとときなのかもしれない。

あらら。また空が崩れていくのかな。遠くでゴロゴロと鳴った気がする。掃除に行けるのかな・・・

自己満足

2014年08月06日 | ほんのすこし
昨年末 かなり真剣にひとつの小説を書いた。これまで何度も小説を書くということに挑戦してきたが、途中で頓挫。いつも最後まで書きあげたことがなかった。それが あのときは絶対仕上げてみせる!という強い気持ちが湧いて どうにか今年に入って書きあげた。そして それを何度も手直ししている。しばらく放っておいてまた読み返すと ところどころ直すべき点が見つかってしまう。しかも これは終わりではなく始まりに過ぎないように思えてくる。

色々なシーンがあるが、そのシーン一つ一つが物足りないのではないかと考えてしまう。作家が作品を書きあげるのは勢いがあるのだろうか?あんなに膨大なものを書きあげるとは なんという精神力なのだろうと つくづく感心してしまう。
それでも 完成させることが出来た という思いは ほんとに満足感を味わわせてくれるものだと知った。たとえ中身がどうであれ やり遂げたことに対する充実感は半端じゃない。だってこれまで原稿用紙50枚が卒論で それが一番長かったのだからねぇ。300枚超 文字数にして10万以上かぁ。この中身を検討するとまだまだシーンが弱いなぁと思ったり。会話がなく 説明ばかりじゃないかとか。はたしてこれを小説と呼べるのか?とか、疑問は次々に浮かんでくるのだけど、どことなく満足 満足♪

ここで少し紹介していた『トム・ベンジャーは鞄なり』も一区切りついた。こちらも今のところ原稿用紙100枚超だが、まだ物語は終わりではない。そしてもっと躍動感あふれる描写が必要だなと反省している。それでも想像の世界のトムは先の小説よりも考えると面白い。次はどんな展開にしようかと考え始めると 眠っていられなくなり 起き出して続きを書く。書きながら これって物語というよりあらすじみたいなものじゃないの?なんて思ったり。
まぁ とりあえずトムはご主人のところに戻れるのか?そこが肝心なところだ。そこまで話は進んでいる。さて この先 どうするか・・・やらなければならない仕事が入って8月から中断しているが、そちらが一区切りついたので 今日からまた考えてみようと思う。ここでは⑬までアップしてきたが、続きを掲載するかどうか思案中だ。先にアップしたものも修正個所が色々あるしね。

それとは別に書きたいテーマがある。身近な人たちなのだけど、その人たちの愛のかたちを取り上げてみたいなと。

何度も推敲する。
納得いく文章になるまで。
それがいつになるのか わからないけど。こういう時間を持てることに感謝しきりのわたしだ。

あり得ない!

2014年08月05日 | 母のこと
母が珍しく真顔で
「お前もいい人が見つかるかもしれないよ」
と言う。
「はっ?!そんなことあり得ないし・・・第一 もう恋愛はこりごりだわ~」
と。

そう言いながら 頭の中で呪文のように「いい人って?どんな人よ」という言葉が。
まだうら若い乙女ならまだしも この年の女に向かっていい人?母よ いかに子供を親の欲目で見たとしてもこれからの人生にそれはなかろうぞ!

しかもその話題がでたのが わたしが
「嵐の翔ちゃんって付き合っている子がいるんだってよ。相手は女優さん ほら あのCMに出てる・・・スプーンだかを持って奥に戻っていくヨーグルトだかの宣伝の・・・」
女優さんの名前が浮かんでこないわたし。
それから端を発しての お前も発言でした。(途中経過は省略ね)

鏡を見ても 最近のお年寄り効果は抜群のわたし。この先 いいひとが現れる可能性なんて0も等しい。
しかも面倒くさい。それが一番ね(笑)
なので 最後は
「あぁ面倒くさいったらありゃしない。この先 無理だってば。あり得ないから!」
と。
母はそれを聞いて
「そうかぁ?」
とまだ未練たっぷりに(笑)

あぁ これも親心なんだろうねぇ。

雨が降る前に歩く

2014年08月05日 | ほんのすこし
どうしようかと迷う・・・朝のウォーキング。
そんな毎日が続いている。今朝もどんよりした空を見上げながら 迷った。迷ったが歩いた。
昨日は久々に自分の部屋で眠った。仕事が差し迫っていたからだ。でも 仕事はなかなかはかどらなかった。母の体調も少しずつ回復に向かっているようだし 夜 そばにいなくても大丈夫かなと思ったからだ。
それなのに夜 部屋に戻ってもはかどらない。
結局 一度寝て 夜中というか朝方に起きて仕事を。

今朝もそんな感じで。そうだ 今日は母のところのゴミ出し日だ、忘れないようにしなくちゃ。
ってことで 5時には母のところまで運転。早速ゴミだし。その後ウォーキング。朝食の準備。そろそろ母に起きてもらわないと(笑)あまりにもいい感じで寝ている母、起こすのがしのびない。でも まあ 楽しみにしている連続ドラマが二本 始まるからねぇ。

お盆に朝食を乗せて 起きた母が食べれるように。一番最初の楽しみがお茶。目を覚ましてから お茶の準備。

全部済ませて 起き出した母に今日はこれから戻るからねと。
一応理解してくれたけど、どう気分は?と聞くと まだ痛い顎?歯茎?の様子をお知らせ。治るのにかなり時間がかかりそう。
いくらかずつ自分の身の回りのことができるようになってきたような母。少し安心しながら戻った。

7月はずっと母のところで寝泊まりしていたけど、いくらか落ち着いてきた。久しぶりの我が家に泊ると あれこれ違和感が(笑)

高齢に近くなっている母。これからどのくらい一緒の時間を過ごせるのかと思うと 本当に気が気でないけど、いくらかでも一緒に母の気の済むように過ごせたらいいなぁと思っている。でも健康でないことが足かせになっている気もする。今は歩くことの不自由さと口の(顎?歯茎?)の痛みが辛そうだ。診察していただいても 母の痛みを緩和することはなかなかできないみたいだ。

今回 耳鼻科を受診したけど、ここに来るまで二カ月かかった。明日は治るだろう 明日はきっと良くなっているだろう そんな繰り返しの日々だった。ようやく母が「これはガンかもしれない・・・」と不安げになって 重い腰を上げた。その診察が昨日。
先生曰く 口内炎というにもそんなに症状がひどいわけじゃないですよ と。
それに 母がガンだったらどうしようかと気になって・・・
先生 ガンなんてないですよ。言いながら笑っていた。
良かった・・・やっぱり来てよかったよ。安心できたもの。
それにしても 痛みがまだおさまらないって 困った困った。今朝も寝起きの母に
「どう?まだ痛い?」
と聞くと 
「寝違えたのかねぇ。また痛くなってきたよ。これは絶対リュウマチに関係してると思うんだ。」
と痛い方のほっぺを押さえていた。
診察していただいてスッキリしたような そうでもないような。
母の痛みは 周りの人間には理解できないもののような気がする。

暑いね

2014年08月03日 | ほんのすこし
ほんとに 暑いね。

母はエアコンも扇風機も当たると 後でしっぺ返しがくるから 怖がっている。だから こんなに暑いとほんとに困ってしまうのだ。それでも何年か前に比べたら扇風機の風に当たるのも少しだったら大丈夫になったし、温泉で湯上りに脱衣所の上で回る大きな扇風機にも慣れてきた。それでも長い間 そういった風に当たるのは良しとしない。困った体だねぇとほんとに困った顔でなげいている。可哀想だなと思う。わたしなんかエアコンかかっていないと汗だくで化粧なんてどこにしていたの?といった具合で すぐとれてしまう。それはそれで悲しいのだけどね。

今年の夏は冷夏だと言われていて、朝晩寒いねと言っていたけど・・・全然違う!って 暑くなってみたら嘆くのよ。ほんっとに。

なのになのになぜ?四国では雨がすごいことになってるとか。
日本は一体どうなったのかと思わざるを得ない。ここ数年 雨といえばどんびしゃ降りだし。ピンポイントで凄い降るし。一体世の中どうなったのかと思ってしまうほど 天気の具合があなた任せでいられないほど。
右往左往してしまうのよ。

暑いね。
ふんっとに 暑いね。
多分 明日も暑いね。

でも まぁ これが10月まで続くなんてあり得ないからね。あともうちょっとの辛抱だよ。
なんだかんだ言っても 7日にはお墓掃除もあるし お盆も来るしね。
そのうち しのぐやすくなるさ。季節の移り変わりは必ずやってくるからね~。
もう少しの辛抱 辛抱。そう言い訊かせている今日。