心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

ようやく青空が

2016年07月11日 | ほんのすこし
紫陽花があちこちで満開になっていますね。
午前中ははっきりしない天気で洗濯を外に干したものの生乾きな感じで、まだ取り込んでいません。
さっきまで仕事に没頭していて、なんだかくたびれたなあと思いつつ窓の外を見ると、爽やかな青空が見えるではありませんか。
ほんの少し風も入ってきて、しかもその風も昨日までの湿った感じのべたつく風ではない気がします。夏が見えてきた♪ という感じです。

カラッとした天気だったら気持ちいいのにね。ここのところじめじめ感がひどくて大変でした。
パソコンに向かっていても手のひらが湿った感じでキーを打つのがためらうぐらいの。

昨日は母に「明日はもしかしたら来られないかもしれない」と言うと、大丈夫だから無理してこなくていいよと言われています。おかずも沢山作ったので大丈夫ですが、一日母の顔を見ないと落ち着きませんので(笑)、これから気分転換に出かけてこようと思います。
ずっと部屋にこもりきりで体がなまってしまいますからね。

これが雨降りだと逆に外に出ようという気持ちも沸いてこないのですが。
青空の力ってすごいです。わたしにはやっぱり青空が必要みたい。

ところでさっきピンポンが鳴って、なんだろ? とちょっと訝しく思いながら出ると「郵便です」って。
ん? 郵便? 郵便なら下のポストでいいんじゃないの? と思ったので、ドアを開けるときにすご~く不審な目で見てしまったらしい。
郵便局員さんがたじろいていた気がしました(笑)。良く見ると手元には箱が。
なあんだ、荷物じゃないの。ホッと一安心。でも荷物届く予定あったっけ?
それでまたまた不審な目で。
その方そそくさと帰っていったので、恐る恐る送り状を確認。
まだ私の頭の中には浮かんでこなくて、そろりそろりと開けて・・・ あぁ、そうだった!
6月に注文していた蛸せんべい、今頃届いたのねぇ。
注文した人がすっかり忘れていましたよ。



左からバナナチップス、さくさくクリスピーオニオン、明石の蛸せんべい

ってことで、これから母に持って行ってきま~す♪



今朝の折々のことば

2016年07月11日 | ほんのすこし
朝日新聞の折々のことばを読んでいると、ときどきこの時期にピッタリではないか! と驚くときがあります。
毎日書いているのか一週間まとめて書いているのかどうなのかな。この日を選んで掲載する方(編集者)の意図がそこにあるのか、わたしには計りかねますが。
今朝の折々のことばを読み、不思議な感じを受けました。

ムーミンとミイの会話を取り上げているのですが、その内容が今回の選挙を思わせる気がして、そうそこなのよ! と思わず頷いていたわたしでした。
お化けのニョロニョロが逃げ出すとムーミン谷の仲間が訳も分からずそれに続くのを見てムーミンがどうしようかと悩んでいて「どこへ行くんだろう」、それに対してミイは「というより なにから逃げてるかが 問題よ」と言う。

鷲田さんはこれを見て、人間もよく問題をすり替えると述べています。
短くも言葉の深さを感じた瞬間。

鷲田さんの折々のことばを楽しみにしています。新聞の隅々まで読めないときはせめてこの折々のことばだけでも読んでおきたいと思っています。そしてそれに併せて天声人語も。以前天声人語を写し書きするということをしばらくやっていましたが、今はそれも遠のいていて読むだけになりました。読むだけなので日常生活において「書く」という作業がほとんど無い状態のときも多々あります。
たまにメモ書きしようものなら、ミミズが走り回っていて自分の文字ってこんなにだらしなくなっていたのかと呆然とすることがあります。
本当に書くことから遠のいています。

知り合いに絵手紙を書いている方がいますが、机の上に常に葉書が置いてあって、何か思いつくとすぐに書いています。まめに書いておけば出したいときにすぐ出せるからだそうです。季節のもの、花や野菜が多いようですが、いつもそのみずみずしさに感心します。やはり日頃から生活の中に染みこんだ自然体の行動があればこそなのでしょうね。
それに比べたら、わたしは何もしていないなあ。
頭の中では、葉書に絵を描こう! とか、スケッチ帳に何か描いてみよう! とか思っても実際に行動に移すことはなくなりました。
なんだかココロに余裕がなくなっているような、枯れているような、そんな気がしてきました。枯れているといえば、わたしとは無縁のドラマが。

録画していたNHKのBSプレミアム『ふれなばおちん』第一回を見ました。
もう夏(長谷川京子)みたいな年齢には戻れないけど、なんだか懐かしいような、そんな気分で。
主婦でも恋に落ちる・・・ ほぉ~、ドラマだからなあって思いながら見始めましたが、周りの人たちの言動がなんか意味深でこれからどういう展開になっていくのかと。ただ相手役の龍(成田凌)が派遣で劇団員だという設定にこの男は騙すつもりか? とか、キスされると恋に落ちるのか? とか、突っ込み入れながらのドラマ鑑賞でしたが。
たぶん最後は夏が家族の元に戻るという展開ではないかと想像していますが、恋をしているときのどきどき感を長谷川京子さんがどんな風に演じるのかがすごく楽しみです。



たくさんの色がある紫陽花。自分色に染まって生き続けて。

選挙報道の中で

2016年07月10日 | ほんのすこし
先回選挙報道の中で評価されていたのが池上彰さんの報道番組でした。
それが頭にあったので、今日は池上さんの番組がないかなとチェックしていました。
ありました!
BSジャパン。
地上波でないのが残念ですが、やはり他の番組とは一線を画すといった雰囲気は否めないなと思いながら見ています。
立候補者へのインタビューも切れ味鋭い。たじたじとしながら受け答える当選者。
三原じゅん子議員に対しても菅官房長官と麻生大臣との仲が悪いのかと単刀直入に質問するなど、なかなか面白い。
憲法解釈に関しても鋭い質問が出ていた。

それにしても池上さん、その柔和な雰囲気が相手に油断を与えるのか、スルリと相手の不意を突く。
なかなかの策士だなと思いながら、この方の頭の中は一体どうなっているのだろうかと思ったりする。

もう目が離せなくなってきた。選挙特番、たくさんの局が実施しているが、今回はこのBSジャパンを選んでおいて正解だったと思う。

今夜12時前には地元の選挙区の結果もはっきりするらしい。
地元の18歳はどんな様子だったのか、しっかりと1票を入れただろうか。
母はすでに期日前投票を終えている。6月の末に。毎回どの選挙でもしっかりと自分の票を入れてくる。
これは自分の権利だ、と。

すごいことだよね。
1票の重さを当選者はちゃんと受け止めてほしいものだ。

あぁ、それにしても池上さんの突っ込みが面白い。たじたじな政治家の態度を見ると、この人を選んで本当にいいの? なんて思ったり。
何を言われるか分からないけど、スルーするわけにもいかない、大変だね。でももっともっと池上さんのような突っ込みを政治家は受け止めて、誠実な姿勢を見せてほしいね。

ツイッターで「こういう報道を投票前にやってほしかったです」という投稿が流れていたけど、ほんとにそう思う。今回はそういう番組があまりなくて、東京都知事の報道ばかりが先行していた気がする。テレビ局の姿勢ってどうなのかなって疑問があったね。
国会議員の選挙、自分の国の行く末を預ける人や党を決める大事なことなのにあまりにも静かすぎた気がする。




じめじめしているので

2016年07月10日 | ほんのすこし
朝から部屋の中がじめじめと・・・ 空気が肌にべたつく。
黙っていても汗がにじんでくるので、首にタオルを巻きながらパソコンに向かっている。
作業も遅々として進まず、そういうときは気分転換を。

『ソフィー・ミルマン ベストコレクション』

どこかで耳にしたことのある曲ばかりが入っていて聞きやすい。最初はハスキーな声がもしかしたら夜に聴いた方が良かったかな? と思ったけど、「フィーヴァー」辺りから彼女の声に聞き惚れていった。
このアルバムもまた一度聴いただけでパソコンに取り込んだままだった。こうして音響のいいもので聴くと全然違うなあと改めて思う。もしかしたらもっとあるかもしれない、聴かないままで入れたままのものが。
それよりもパソコンに入れていないCDもまだあるから、それが先かも。

遅々として進まない仕事、頭が回転を停止しているようだ。
湿度がマックスなのだろう。
この夏はようやく重い腰を上げ、扇風機を買おうと思っている。しかも空気清浄機付きという代物。何度かチラシを見ていてほしいなあと思ってはいたが、大幅に値段が高い。
躊躇していたが、孫たちのことを考えると少しでも環境を整えてあげたい。自分ひとりが住むには別段買わなくても大丈夫か? と思っていたけど、そうもいかなくなった。まあ買ってしまえば将来母のところでも活躍できるだろう。
そんなことで、火曜日出来た仕事を送信した後からは、西松屋やらケーズデンキやらを回る時間が多くなるだろう。

次は『The Movie Album』ティル・ブレナー

懐かしい映画音楽を彼のトランペットで。このじめじめした空気を裂いていくような、つんざく音ではないけど。
聞きやすい音なのだろう。映画俳優になりそうな顔立ちとスタイル・・・ ドイツのトランペットの貴公子だ。ヴォーカルも兼用。泥臭さはどこにもないといった感じがする。

こうしてみるとわたしがここで聴くのはどちらかというと聞きやすいものが多い。
若い時に聴いていたものとは違ってきた気がする。まあ、それも時の流れのなせる技か?

さて、仕事もはかどらないし、もう出かけることにしよう。母のところで、昨日煮込んでおいた肉に野菜を入れてポトフ風に仕上げよう。
行ってきま~す♪

不思議な、というか

2016年07月10日 | ほんのすこし
ウォーキングの途中にある紫陽花通り(と勝手に命名)に、こんな場所があります。
今日は少し遠くから写してみました。
だって、このコラボ面白いから。
この、わたし的には、不思議の国のアリスにでも出てきそうな樹! そしてその足下にあるガクアジサイ!
二人とも共生(意味は違うけど)してそこにあるっていうのがなんとも・・・不思議!

そう感じるわたしはおかしいのか・・・?
そんなことを思いつつパチリと写してしまったのでした。

歩いていると見つける物は、運転していると見逃しているものばかり。
ウォーキングというのは運転するよりももっと頭の中で思考できるものだとつくづく思う。運転中は考えに没頭したら大変な事態になりますからね(笑)。でもときどき運転しながらあれこれ考えて、いつもの曲がり角を曲がらずにまっすぐ行って慌てているわたしがいます。
昨日一昨日もそうでした。
温泉の帰り、大通りから母のところへ曲がる場所を素通り。しばらく行ってあれ?なんか変だなと思ったときにはずっと先に行ってました。ここら辺が歩くのと運転するのとでは違いますね。距離が全然違う。
仕方ないので大回り。どこから曲がろうかと思って目の前の信号で右折サイン。
ところが、そういう時に限ってなかなか手押し信号が青くならない。
ようやく赤になって、待ち、青で発進なのだけど、すでに対向車線にはずっと車が止まっていて。
あぁ、また待つのかあ、なんて思っていたら、対向車線側に止まっていた車が少し発車を遅らせてくれていた? その瞬間を見逃さず、右折しながら対向車にお辞儀を。

ほんとにわたしって抜けてます。
運転中は運転に集中。それが一番でしょ。危ない危ない。母にうっかりしていたなんて言ったら、そらみたことかと言われそうなのでこのことは言わずにおきました(笑)。
帰りはもっと注意して戻りました。一度気になることがあると、その後注意する、それはそれで反省を踏まえたってことで良しとしましょう。

タイトルは画像の樹を見てつけたのですが、内容は全然違ってきました(笑)。

不思議の国のアリス、わたしの中ではとても懐かしいものがあります。
小学生の頃、図書館に入り浸っていて本と共に毎日があった頃、白黒の挿絵がある『不思議の国のアリス』には魅せられました。あの大きな口の猫や時計をぶらさげたうさぎ、そのなんともいえない不思議な世界に入り込むことが出来ただけで満足していました。現実はまったく違う世界なのだけど、読んでいるときだけはそこに自分もいるといった感覚。物語の優雅な満足感を味わっていました。
図書館がある、そこにあるものを読むことが出来る恩恵にあずかる、それが出来るここはなんて素晴らしいのでしょう。
裕福でなくても借りたい本があれば借りて読むことができる。どんな形(手元に置くか返すか)であれ、その本を読むことが出来たというその満足感を味わえるのです。
決して裕福だとは言えなかった当時、わたしにとっては図書館は魔法の場所でもありました。本を開けばわたしはアマゾンにいたし、小さな虫の世界にいたし、無人島で生活するというのはこういうことなのかと感じることが出来たのでした。
人を想うというのはこんなに切なくてそれでいてほのかなときめきを与えてくれるものなのか、とか誰かの人生をなぞる、その喜びを十分に味わったものでした。

図書館があるしあわせ。
そこで出会う数々の本、今はとんと足が向かなくなってしまったけど、小学生の頃に味わった読書の喜びを忘れてはいない自分が今ここにいると思う。
あ、またタイトルから離れてしまいましたあ・・・

今日見つけたことば

2016年07月09日 | 朝のことば&つぶやき
一体どの番組を見ていて、ハッとしたのか分からなくなってしまったけれど。
夕方から見ていた録画番組の中で役者さんの台詞にこんな言葉が。

「命は皆同じ。どれが大きくてどれが小さいかなんて、無いんです」

生きているということは、命を授かっているということ。そして生かされている命の価値に大小は無いと言い切ったその真剣さにハッとした。
慌ててそばの紙に書き留めた。

一日のうちで何かにハッとする瞬間があると、その日が大事に思えてくる。
何かに気づく、というのは、それを求めているからアンテナを張っている状態になっているのだと思う。
今日もパソコンで音楽を聴きながら。

年齢や性別や住む場所や貧富や学歴や・・・人を選別するものは沢山あるけど、生まれてから自分に備わってきたものを全てはぎ取ってしまえば後に残るのはただ、生きているという命の存在だけ。
大事なのは、生きているかということ。
その人が政治家だとか、主婦だとか、子供だとか、どれも同じ命の重みでわたしの前にいるのだということ。
自分と同じ命を持って生きていると思えば、いとおしく思えてくる。

今日の音楽は『ビヨンド・ザ・ブルー』テッサ・ソーター(vocal)
アルバムタイトルの「ビヨンド・ザ・ブルー」がいい。ジョー・ロックのヴィブラフォンが柔らかく音色が心地よい。
このアルバム、全ての曲がクラシックの原曲がある。「ビヨンド・ザ・ブルー」はプレリュード第4番ホ短調より、「ダンス ウイズ ミー」はダッタン人の踊りより、「ザ・ランプ イズ ロウ」は亡き王女のためのパヴァーヌより等々。
わたしなどは書かれていないと原曲がクラシックだなんてちっとも知らずに聴いていたりする(笑)。


ただ空が青いだけで

2016年07月09日 | ほんのすこし
どんより空が続くと、こんな風に空が青いとつい写したくなる。



しかも白い雲が形を変えて散らばっていたり、流れていたり。





薄く伸びていたり、厚く綿のようになっていたり。

東西南北、それぞれの空に見える雲が違っているのを見るとついパチリと。

ただ空が青いとそれだけでなんだか嬉しくなる。
明日は晴れてくれるかな・・・


七夕の短冊もいろいろだね

2016年07月09日 | ほんのすこし
七月に生まれた友人がいます。
しかも偶然にも孫と同じ日に生まれているのです。それを知ったときの友人の顔といったら・・・もう嬉しくてしょうがないって感じでした。
そんな人なのです。
その人にとっては今年は特別な年かもしれません。わたしもそうだったのかなあ。でも毎日はそんなに変わらなかったのだけど、人生の節目というか、そんな年なのよねきっと。

その彼女と来週食事会を予定。三人の女子会♪
プレゼントどうする? と言うことで、木曜日に相談。いつものお店で。
もちろん友人は抜きね。
でも、なかなか決まらない。
結局、わたしは火曜日までの仕事が詰まっているということでもうひとりの友人が探してくることになりました。相談の後は久しぶりの外飲み会。
しばらくぶりだったので、話が弾む弾む。
読書も好きなので、読んだ本の話がひとしきり続きました。わたしの好きな原田マハさんの本を読んでいるということで、わたしが読んだ『生きるぼくら』や『風のマジム』のことも教えました。今度もっていこうと思います。
『ゲルニカ』が直木賞候補になったということを話していましたが、まだ読んでいません。単行本より文庫本を先に手にしていたので、そっちを読んだのよぉ~と言うと、そうよねぇ、わたしも文庫本の方が安いしねぇ、っって。変なところで頷いていた二人でした。



マスターがお勧めのアルバムでした。東京で手に入れてきたCDだとか。ハスキーな声のヴォーカル。まだ若そうな感じです。

しばらくすると、かなり久しぶりの常連さんがやってきました。
七夕の短冊のことがわたしたちの間で話題になっていると、その方がわたしに
「メールしたから見て」というのです。えっ? と思いながらスマホを覗くと・・・そこには、猫ちゃんがいて「たなぼた」と書いた短冊をみている画像が。なんでもこういうのが回ってくるのだそうです。その後何回かメールに画像がついてきて。



さらには


最後になんとこんなものが送られてきました!



え-!!
隣の彼女に見せると彼女はマスターにも。
なんといったらいいのか・・・苦笑いのみんなでした。

七夕の短冊飾りもあれこれですね。

行きも帰りも歩こうかなと思って行ったのですが、帰りはやっぱりタクシーで。「やっぱり星は見えないねぇ」と言うと、運転手さんも気にかけていたのか、「さっき少し雲が切れたところがあったんですけどね」と。
窓から上を見ましたが、やっぱり今年の七夕は天の川を見ることが出来ませんでした。残念。
来週は女子会♪ 楽しみに待ってま~す。

※※※

夜中にヘッドフォンから流れるのは『ナイトウィングス』ルイス・ヴァン・ダイク・トリオ
ペデルセンのベースが頭に心地よく響く。
やっぱりジャズはいいなあ。

この後、ベッドへ。午前1時。もうウォーキングは諦めた。
なのに、なんで? 朝も早いうちから目が覚めた。仕方がない歩くか・・・ ちょっとぐずぐずしているうちにザーッと雨の音。
ホッ歩いていたら大変だった。
結局ベッドで『しんがり 山一証券 最後の12人』清武英利著を読み始めた。

※※※



オルゴールやらピアノやら

2016年07月08日 | ほんのすこし
ただいま『ラブ・バラード~α波オルゴール・ベスト Disc2』を聞きながらパソコンに向かっています。ヘッドフォンをつけながら。
このアルバム、聞くのは二回目になるのかな。パソコンに取り込んだときには一度だけ聞いたままでした。
でも、こうして聞いているとなんだかすごく落ち着きます。

オルゴールの音ってどこか懐かしい気がするのは、遠い記憶の中で一度は手にしたことがあるからかしらね。
わたしが持っていたのは小さな箱のようなものだったと思います。曲は『エリーゼのために』。それを聞いたときにこの曲をいつかピアノで弾けるようになりたい! と思ったものでした。
ピアノは習ったことはありません。
学生の頃、副免許を取るために芸術科目から二つ選択しなくてはならなかったのですが、音楽と陶芸を選びました。その音楽の授業というのがピアノだったのです。それまで習ったこともなくどうして選んだのか?って思うほどでしたが、構内には音楽棟があり、狭い部屋にアップライトピアノが一台、人は二人も入れば十分という部屋が上下階で16部屋ぐらいあって、そこは空いていたら誰でも練習できたのです。
バイエル終了が合格基準。さらにその上に行くと評定が上がります。でもピアノを習ったこともない人にとってはバイエルを終了することすら大変で・・・
最初から何番まで練習し、その中から先生が当日指定した曲番を弾けなければ先に進めません。そんなことを科目終了期間まで何度か繰り返します。

わたしは寮に入っていましたが、寮にもピアノがあり、寮でも音楽棟でもとにかく練習しました。たぶん指使いとか全然違っていたと思います。でも専門科目ではないのでそこら辺は目をつぶってくれたのだと思います。
あのときの経験がなければわたしはピアノを弾くということからは無縁の人生だったのだと思います。今も弾けるか? と言うと無理ですが。もうすっかりこの手でバイエルの最後を弾くことは出来なくなっています。でも一時期であれわたしがピアノを弾けたということ、それだけがなんだかとてつもなく嬉しかった時期があった、振り返ってみても今でも嬉しいのです。
で、そのときに「エリーゼのために」も練習しました。寮でも音楽棟でも。きっと音楽科の方にはへたっぴぃな演奏だなと思われていたのでしょうけど、自分はもう嬉しくて嬉しくて。弾けただけで満足でした。たどたどしくてもね。
もう弾けません。それでいい。

オルゴールを聴いていたら、あの頃を思い出しました。
なんでもないのに、胸が切なくなって目尻に涙が浮かびそうになるほど音楽に感激していたあの頃。シンガーソングライターが流行で寮の仲間と一緒にギター片手に歌っていたこと。神田川のイントロを練習したこと。カポタストを使えることを知ったこと。「アルハンブラの思い出」という素晴らしい曲を目の前で弾いて見せてくれた人は素敵な男性で、でも声が甲高くてがっかりしたこと(笑)。

次は『インプレッションズ』アンドレ・ギャニオン を聴いています。
オルゴールの音から、なだらかな音の波に揺れるような気がしています。気持ちを落ち着かせたいときにわたしにはこうしたアルバムがしっくり来るのかもしれない。
今日のわたしはどうだった?
わたしはわたしに問いかける。
録画の中にあった言葉が頭に残っていることに気づく。
「私の価値は、私の心で決まる」
今日はこの言葉を見つけただけで、良しとしよう・・・

波がリフレイン、遠くからかすかにピアノの音が鳴り響く、やがて音の渦となってわたしの周りを取り囲んでいる。
ヴァイオリンが震えながら音を重ねていく。
タタタ タタタ タタタタタターン ひたひたとやってくる「雨ふりのあとで」

結局、最後はビージー・アデールのピアノで「ス・ワンダフル」なんて聴いちゃって、ノリノリに。
しんみりより明るい気分で一日を終わる方がいいかも♪
今日は宵っ張り。明日は明日の風が吹く。ウォーキングは無理かもね(笑)

※※※

母の庭で一本だけ南天のつぼみがついていました。初めて見ました。いつも赤い実がついているのを見るだけでしたが、こんなつぼみがつくのですね。
知らなかったことを知るのは、子供でなくてもなんだか嬉しい。

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久々に歩きましたが

2016年07月08日 | ほんのすこし
雨が続き、歩くのを断念せざるを得なかったここ数日、ようやく今朝歩くことができました。
久しぶりに歩くといつもの紫陽花通り(と勝手に命名している)のお寺では全然花が見えなかったのが、もう咲いていました。



青と白のバランスが清楚なイメージの紫陽花です。

その隣では地面すれすれにピンクのガクアジサイが咲いています。



今朝は曇り空ですが、こういう天気でも紫陽花の花は映えるなあと思いつつ。

戻りのコースで前にバラが通りまで出て咲いているのを見つけたのですが、もう終わりに近づいているのか前には見ることがなかった地面への花びら落下がありました。



赤い花びらが散らばっています。



花の最後を見るのは寂しいものですが、これも命の変遷。
こうして世界は動いているのでしょうね。しずしずと。

なんだかわたしだけが取り残され感、半端ない。
一体わたしは何をしているんだ? そんな気分もあり。
でも戻ってきてからぐだぐだモード満載でありまする。

昨夜はご機嫌な夜を過ごし、かなり久しぶりな方々と会いました。
楽しい時間はあっという間に過ぎますね。
さて、今日は午後から仕事モード。月曜日までしっかり頑張ります♪

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昨日は母に頼まれていた特注のレースカーテン外しを。脚立を運んで高い所から外すのですが、高所恐怖症? のわたしにとって脚立のてっぺんに立つというのはかなりの難題。足下おぼつかないままやり遂げました(笑)
カーテンそのものが大きいので、何度かに分けて洗濯しなくてはならないし、その前に洗剤につけ置きするのも必要かなと話しています。
カーテンを掛ける前に窓とかサッシ部分を綺麗にしなくてはならないしね。
母のところで頑張ると自分の部屋を綺麗にするのは後回し。戻ってくるとへたっている自分がいます。

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