先日、愛知中世城郭研究会の例会に出席しました。今回は「都市開発史としての
尾張の守護所」と題し、愛知県埋蔵文化財センターの鈴木正貫さんです。
お話は、尾張の守護所の政治的概況から守護所の変遷と具体的なそれぞれの
守護所周辺の状況を埋蔵文化財の視点から解説されました。
古地図をもとにポイントを掘ってみることにより河川の流れの変遷がわかったり、
それによる集落の変遷状況も推定されるというものです。
また、守護所と守護・守護代の変遷、即ち、尾張守護の斯波氏と織田氏の関係に
ついてもよく理解できました。
今回は、埋蔵文化財という視点から中世史を勉強する良い機会でした。