先日、岡崎市美術博物館で開催された「今に生きる新編岡崎市史 中世」の
第二回講座「元弘の乱と三河」を受講しました。
講師は、先回同様、愛知教育大学教授の松島周一さんです。
今回は、鎌倉幕府滅亡から室町幕府誕生に繋がる元弘の乱において
三河が、いかに重要な拠点であったかについて話を聞きました。
歴代三河守護であった足利氏は、鎌倉幕府側であったが、足利尊氏は、
六波羅を陥落させ鎌倉幕府滅亡を滅亡に導いた。その際、三河にいた
足利一族の吉良・仁木・細川・今川氏らの活躍や三河にある矢作川は、
地理的に東西勢力を分断し、関所的役割を果たすことができた等、今まで
歴史の教科書では、あまり取り上げられなかった事柄が良く分かりました。