渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

中秋の名月

2020年09月30日 | open



あすは中秋の名月です。

10数年前、東京の御嶽山の上から中秋の
名月を見た。
邯鄲が長く鳴いていた。
宿に戻り、お供えをして、また窓から月
を見て、ゆっくりと杯を傾けた。
澄んだ良い月だった。

あしたは、どうやら残念ながら全国的に
雨空のようです。

ナイフの造形

2020年09月30日 | open


殆ど同じ刃の長さのナイフであるのに、
ハンドルの長さによってこれほど印象が
変わる。

上:北欧ナイフ
下:アメリカンタイプのドイツナイフ


長さはほぼ同じ。ハンドルが大きく異な
る。下のナイフは、トラベラーとあるよ
に、旅のお供のようなコンパクトなナ
イフだ。それにしては厚みは4ミリもある
のが特徴だ。しかも、どフルタング!


重ねると違いがよく分かる。


旅とは、西欧の列車の旅なのだろうか。
まるで、アウトドア用に作られたような
丈夫な作り込みとなっている。


かなりコンパクトだ。
列車の旅での果物ナイフとしても使えそ
うだ。


昔は果物ナイフなどは世の中のお母さん
たちは必ず持っていた。
病院のベッド脇などには、果物ナイフが
あるのが当然だったし、そこでリンゴや
ハッサクや桃を女性が剥いてくれたりし
た。
お見舞いのメロンを切るのは包丁だった
が、ナイフはごく自然な道具として喜び
をもたらすことに貢献していたし、それ
を人が受け入れていた。
今の時代、包丁以外はアウトとされるよう
な風潮が警察によって「作られ」た。
特に、ナイフなどは、ナイフが好き、刃物
が好き、というだけで危ない人扱いされる
ような世の中になった。
とことん、トンチキでおバカな迷える羊
たちの群衆が棲息する日本になったと思
う。
毎日、刃物で切られた食材によって生を
享受しているくせに。




武器と武技

2020年09月30日 | open


先ほど、テレビの警察ドラマで、刃物を
振り回す犯人に対して刑事が特殊警棒を
出して格闘し、取り押さえるシーンがあった。
「武器」は一般人は携帯が認められては
いない。
しかし、法執行官は武器の携帯が認めら
れている。それは警察官や自衛官や海上
保安官や麻薬Gメンなどの銃の携帯など
がそれにあたる。自衛隊などは「兵器」
さえも保有している。

さて、武器である特殊警棒を出した刑事
は、犯人を打ち据えて、最後にその特殊
警棒で突きをすることで犯人を取り押さ
えた。

ちょいと待て、ゴルァ。

どうして、こういうデタラメの演出に監督
はOKを出すのだろう。
というか、このドラマの擬闘殺陣師、アク
ションアドバイザーは誰なのよ?
確かに、警察特殊警棒は降り出すと硬く
締まるので、ちょっとやそっとの突きで
は縮まない。壁や床に強く叩きつけない
と伸びが緩まない。
しかし、だ。
そこなのよね。「技法」としては、さて、
という。

ま、被告人を被告と呼び、留置場は網で
はなく鉄格子だったり、接見室のアクリル
穴開き丸部分が二重でずらしてなかったり
とか、デタラメまんぼのテレビドラマに
ケチつけてもせんなきことなんだけどさ。
武技の嘘くささは、なんかチープさを増幅
させるように思えるけどね。
銃器の発砲の効果音がバキューンみたい
な。
まあ、マカロニウエスタンも銃の音は
全部ドビュヒューン!だったもんなあ。
そんな音するか!っつーの。
6連発から無限大に弾出るしさ(笑)。
作り物ではあるからエンターテイメント
なんだけど、なんだか興が覚める。
嘘ものでも本物のように見せるのが、
活劇の妙味だとは思うんだよなあ。

でも、ドラマ自体は凄く良かった。
東山、演技うめえええ!












港のある街

2020年09月30日 | open



スピードウェイを走っていると、神戸は
横浜によく似ていることに気づく。

古巣ヨコハマ。この街で妻と暮らし始め
た。
生まれは東京目黒だが、ガキの頃からの
育ちはハマ育ちだ。ふるさとどこよ?と
なると難しいが、ハマ時代が一番すんな
り馴染む。空気が自分に合う。ここは、
よその土地とは全く違うここだけの空気
がある。
少しだけそれは東京原宿に似ている。


ハマに港があるのなら、三原にも港があ
る。こじんまりとしているが、空気はい
い。(撮影私)
時々、夜ここに来て、ぼーっと海を見て
時間を過ごすのが好きだった。


マイタウン、ミハラ。
この港が完全閉鎖となったら悲し過ぎる。


港があるからこそ、明かりが灯る港に面
した店の佇まいも映える。
三原は港町ではなく城下町だが、人々が
親しんだ港のある街から港が消えるとい
うのは、その虚脱感といったら無い。




プラグ

2020年09月30日 | open


走った後の2スト2気筒の9番プラグ。
なんだかんだいって、このノーマル電極
が一番良かったりして(笑)。
メインジェットはかなりデカくしてある。

三原港終了か

2020年09月30日 | open









三原は港自体が無くなってしまうのでは
なかろうか。
栄枯盛衰とはいうが、それは繰り返しの
巡りを表している。もう三原には盛んで
あったことが繰り返される様は起きない
ように思える。
かといって、福永武彦の『廃市』に登場
する舞台の古い町の風情を奏でる文学的
素材なり得る要素にも乏しい。
一番栄えたのは昭和30年頃、国道2号線
が開通した頃ではなかったろうか。
もしくは、江戸時代。
江戸時代の幕末までは、それは賑やかな
都市だったことだろう。
全国でも稀にみる武芸尚武の海上都市の
城下町だった。鍛冶屋も数十軒鎚音を
かせ、城前を通る山陽道の商家街は大
行列で賑わった。人々の活気に溢れる
「街」がそこにあった。


駅前にまだデパートもあった頃の三原。
今世紀初頭の写真。
この頃から一気に雪崩のように三原は
衰退を続けている。
百貨店天満屋三原店は閉店し、建物を
取り壊した。長らく駅前は広場になって
いたが、今年、図書館等が建設された。


保険料

2020年09月30日 | open


よく車でもバイクでも何台も持っている
人いるじゃないですか。
バイクだけで5台以上、四輪車も数台以上
か。
そういう人たちは、任意保険とか大変で
はないのかなあ。
任意保険は個体ごとにかけなければなら
ないから。
自分と家族の生命保険まで入れたら結構
な月額になると思うよお。家は家で火災
保険等々かけるだろうし。

車とかバイクは買うのだけでなく、維持
がかかるよね。
保険は万一の時の為の保険なので、車両
の任意保険も家族の生命保険もまず絶対
にかけるのだろうけど。
強制の自賠責だけで四輪や二輪は走らせ
られないし。

狭き門

2020年09月30日 | open

(アンドレ・ジッド)

「狭き門より入れ。
滅にいたる門は大きく、その路は広く、
これより入る者おおし」
(マタイ7-13)

アンドレ・ジッドは、カミュ、サルトル、
福永武彦と共に、高2の時にかなり影響を
受けた。