国道2号尾道バイパス。
スピーカーでの通告もした
(車内カメラ感度悪い)
クリームソーダ山崎眞行をシゲ
さんと語る
1976年。
新宿の雑居ビルにロックカフェ
バー『怪人二十面相』はオープ
ンした。
1976年、高1の時行っただよな。
(この頃。I was just sixteen.)
狭い階段上がってってさぁ。
S特進のクラスメートのN(バス
ケ部)と行った。麻雀仲間でも
あった。全国模試偏差値68位の
クラス。
怪人二十面相の店内は、今の
シゲさんのバックタウンカフェ
の店内に似ていた。壁に絵が
描かれていたけど。狭い店内の
入口左側の壁際に座った。
二十面相で二人で飲んだのはコ
ークハイ。
高校生だから未成年だからとか、
ちゃんちゃらしゃらくせえ事を
言う時代じゃなかった。
第一、高2の時の担任(早大一
文、元ブント叛旗派)なんて、
俺と別クラスのサンパチ乗り
を家の食事会に招いてくれて、
奥様の手料理で歓待してくれ
たりしてた。
そして「いけるクチだろ?どっ
ちがいい?」とダルマとリザー
ブのボトルを出したりしてた。
オンザロックで頂いた。
先生交えた3人でコロンと1本を
すぐに空にして、次のボトルも
空けて酩酊していろいろな話を
したっけ。
映画論や文学論。早稲田文学に
傾倒したのはその時の影響だ。
その時、話したのは殆どフラン
ス実存主義文学についてだった
が。カミュとサルトルの確執が
話題の中心だった。
(その担任は後に開成の副校長
になった)
高校帰りに寄る水道橋のJAZZ
喫茶では、ごくフツーに同級生
とジンフィズ飲みながらJAZZ
聴いてたし、駿河台の学生街
の茶店でも学校帰りに軽く飲
んでた。
当時は全国的に珍しい背広の
制服だったので、バッヂ外し
てりゃ誰も文句も言わない。
今の母校の制服の色と違って
かなり濃い紺色だったので、
勤め人の背広にしか見えない。
一度、別なクラスの奴と下校
時にパチンコ屋に行ってたら、
店員がそいつの襟の校章を引
っ張って「もう少しわからな
いようにしろ」と注意したけ
ど、校章を外してた俺には何
も言わなかった。(何と手打
ちパチの時代。電動が駿河台
下のパチンコ屋「人生劇場」
に出た時は驚いた)
1970年代なんてそんなもん。
70年代の映画にもよく出て来るよ。
教師と生徒が酒盛りしてたりの
シーンとか。
1980年代はどうか知らないけど、
映画のBE-BOPではトオルたちが
店でビール酌み交わしてたりす
るシーンもある。
そもそもがだよ、高校生はとも
かく、大学生などは新入生は
まだ18才でしょ?当時は未成年
だ。
それが教授たちと飲み会したり
新入生歓迎コンパで大宴会参加
などはごくごく当たり前、日本
全国それが大学の当たり前だった。
そら、高校生でもバーに行ったり
カフェでカクテル飲んだり、居酒
屋で仲間とビール飲んでヤキトリ
に舌鼓打ったりしてたのは事実
なのよね。東京・横浜の場合は。
ごく最近のここ10数年くらいじゃ
ないの?
妙なコンプラ警察大跋扈で、大学
生にもなったのに新歓コンパで
新入生は酒は駄目、とかになった
のは。
それは、真夏の海の家で音楽を
流すのは禁止、桜の花見の大宴
会でも音曲禁止とかの風潮にな
った頃からの社会の閉塞とコン
プラ警察気取りと似非良市民が
でかい顔をし始めた時期と重な
る。リーマンショックの後あた
りから。日本がネオコンのポチ
ぶりを打ち固める政策を実行し
始めたあたりから。世論操作を
して。
そのあたりから「勝ち組、負け
組」という虚構の概念を国民に
洗脳で持たせるようにした。
その概念洗脳に乗せられた大馬
鹿国民は多かった。
みみっちすぎて話にならない。
ちょいと洋風ハイソなお宅でも、
お食事の時には子どもでもワイ
ンやシェリーを飲んだりするだ
ろうに。
私の時代、高校生がおっちゃんた
ちに交じって酒屋の立ち飲みの
角打ちをしてるのはあまりなか
ったけど、ごく普通に飲酒はし
ていた。当然喫煙も(これはフリ
ョー限定)。
喫煙はあまり身体には良くないけ
どね。
なんたって、新幹線の中だろうと、
飛行機の中だろうと、職場だろう
と煙草が吸えた時代だ。
塾などでは、講師が教室で煙草
吸ってたりもした(まじ)。
今の時代、戦後ではなく「戦前」
だから今みたいになってるんだ
けどさ。これから起こす戦争の
前の時代だから、徹底的に取り
締まりと、市民をコンプラ警察
気取りで集約統合化させる作戦
で、大衆はそれにまんまとハマ
ってるって訳。
くっそくだらねえ世の中になった
もんだ。
ちょいとウイリーしただけで、
人気動画配信者が土下座謝りと
かよー。
バカじゃね?
コンプラ警察気取りのいい子ちゃん
ぶりっこの似非良市民たちは。
ダセえし、きもすぎ。
まじキモだぜ。
でも、今の時代、法律は守りましょ
う、ってこった。40~50年前とは
時代が違う。
普段速度違反し犯罪を犯している
大多数の大人たちは、未成年の飲
酒喫煙に目くじらを立てる。
品行方正ではない、と。てめえの
事棚に上げてさ。
ま、あまりにうぜえから、飲酒と
喫煙はハタチからね。
(速度違反は犯罪です。
検挙されなければ違反ではない
のではない。30km/h制限速度
の道を40km/hで走ったら違反
です。わかってんのかなぁ。コン
プラ警察ぶってるキモい連中)
『必殺4 恨みはらします』(1988)
監督:深作欣二
「必殺」シリーズの中で最高傑作。
監督によってこうも映画は変わる
のか、というのの典型作品。
脚本、役者の演技、撮影、すべて
が最高だ。
短筒から何発も発射されるのは
ご愛敬だ。
本作品、脚本も台本も非常に優れ
ている。本格時代劇としても傑作。
松竹なのにまるで往年の東映の
ような作品に仕上がっている。
名優大集合だが、見応えのある
演技は名優だけではない。端役
までもが演技に隙が無い。
これは全て監督の手腕だ。
これは劇場で観たかった。見逃し
た。
ただ、その後ビデオでもDVDでも
ネット配信でも、何度も観た。
何度も観るに値する作品。
1988年の公開からすでに37年が
過ぎようとしている。
だが、映画作品はそのまま残る。
歴史の中で残る。
映画が持つ永遠の輝きとは、そう
した不朽性にこそある。
映画の命は永遠だ。
流行り廃りのポイ捨てとは無縁の
魂と命を持っている。
映画「必殺4 恨みはらします」予告編
主演の河合憂実の演技力半端ない。
最初の数分で「うわっ」となった。
久々の本格派実力女優。
日大芸術学部演劇科卒。
そこはかとなく良い映画。
ただ、一つだけ疑問がある。
高校生の少女の一途な思いはなぜ
なのか、それはこの映画で語られ
る事はない。ただただ、ひたむき。
純粋にひたむき。
それは、もうすでに恋でも愛でも
ない。一つだけの純粋な心だけが
ある。人が忘れかけた大切なもの
として。
静かに良い作品。