これ、「プールキュー」ではない
のですけどね(笑
日本語翻訳題名ではプールキュー
になっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/c1/8207527bda7b7d03ca4e051ec67a5cf8.jpg?1655477752)
CNCなどを使わない旋盤による
手作業工法。
かなり古い作り方だ。
スヌーカーのキュー職人などには
まだこの工法で精度を出している
人たちが残っている。
これで精密さを出せるとしたら
一見すると驚くが、昔の職人さん
はそうした確かな腕があった。
それは、日本でも韓国でも英国で
も。
日本人の腕の良い旋盤工などは、
ノギスを使わずに0.000xミリま
での精度を感覚のみで削り出しす
る事ができる。
ただ、精密さのみで見たならば、
コンピュータ制御の自動送りには
余人は敵わない。
しかし、精密加工機械なみの精度
を出せる場合もある。それは技術。
これは手作業のタップ交換にしても
同様で、タップ交換などは誰でも
やればできるのだが、その精度が
問題。研ぎと同じだ。研ぎの場合
も、コンマミリ単位のアングル変
更を感覚のみで出して行く。
1ミリ程の幅の小刃の中に4本の乱
れぬ筋でアングルを変えた研ぎを
施して抵抗値の軽減を実現させる
私の早月流研之次第などもそれに
あたる。
しかし、その誰でもできるタップ
交換さえ自分でやろうとはしない
「プロ」プレーヤーが多すぎる。
身体洗いだけでなく着せ替えまで
も人任せの徳川将軍ではないのだ
から、自分で自分の武器は手入れ
したほうがいい。
そのあたりは心がけの問題。
失敗を恐れて未着手だと成果さえ
望みようがない。
タップ交換は、人により巧拙は確
実にあれど、基本は自分でやるべ
し。パンツ履き替えるのは自分で
やるのと一緒だ。オシメを替えて
もらう段階の人間ではないのなら
ば、自分の武器は自分でメンテす
るのが対戦種目の選手の必須事項
だ。士族の刀も全く同。切るなら
ば剣士は自分で寝刃合わせができ
ないと話にならない。
まして、試刀や斬術を表看板にし
ていながら、研ぎ師に依頼しない
と刀の刃も立てられないとしたら、
それは全くの真っ赤なニセモノの
そこらの出鱈目の怪しい切り屋で
あると断定できる。
キューのタップ交換と日本刀の
寝刃合わせ。
これは自分でやるべし。
それが撞球師と剣士の基本。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/cb/ca21f26ab4537e56b40c3337a4911aad.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/30/3c66d93a3104ca0ee5c695f43d4407cc.jpg?1655479821)