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30年前の切り。
この刀は二尺三寸六分、鞘を払っ
て1,200グラム。斬鉄剣康宏。
2基目の切り台は柱の釘が緩んで、
ただ角材がほぼ台の上に乗って
いるだけの状態。ガチ固定状態
ではない切り台になっている。
角材に40センチ四方の正方形の
ベニアを釘で打ちつけただけの
簡易切り台なので、使うとどん
どん釘が緩んで来る。
特に横切りを連続すると、緩み
が早い。
また、釘が緩んでいなくとも、
地面への接地固定部が狭いので、
非常に倒れ易い。
本式切り台はどっしりしていて
そのような事は無いが、簡易物
はあくまで簡易物だ。
この動画の時の切りは、斬術とし
ては刃筋は良いが逆袈裟で刃波が
鈍角過ぎる逆袈裟だ。
軸を回転させて正対をずらしてい
るのは、これはあえてわざとこう
いう身体の使い方をしている。
これには意味がある。それはよい。
常に切って倒れた相手に正対して
いればいいというものではない。
正対すべき時とそうではない時が
ある。
斬術は刃筋と刃波と刀線。
これらが三位一体とならないと
いけない。
そして、刀術は根幹は体術である。