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連休最終日は小学生の体重別予選。
少年柔道最後の弟子の節目となる試合を見届けて来ました。
時代の変化もあり、老兵は去り行くのみと、もう少し早目に引きたかったんですが、カテゴリー最大の目標となる体重別だけは悔いなく挑戦させてやりたい、 そして、本気で何かに挑むとなれば、ここまで徹底して挑まないといけないことを伝えたいという気持ちでいました。
今となれば、たかが小学生の試合に・・という声もあるのも分かるんです。
とにかく勝ちたい気持ちってのも分かるけど、体格や成長の差が顕著な少年柔道の勝負には限界がありますし、勝つために何をしてもいいというわけではありません。
私的には勿論トップを目指しつつも、この時期に接する人間、この時期の親の在り方一つが、子供の将来に大きく影響しますので、それらを引っ括めて今と将来の為に全力を注いできました。
結果、Kは2回戦で開始早々ぶっ飛ばされて敗れました。
どうしょうもないぐらいに体格の差はありましたが、やりたい事をする前に、緊張やプレッシャーで自分を見失ったまま試合が始まり、終わってしまいました。
ただ、Kについては中学、高校と適正階級になってからが勝負だし、必ず日の目を見ることがやってくるだろうと感じてやまない選手の1人だと思っています。
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Hは、この体ですので苦戦になることは予想していましたが、今出来ることを必死でやり抜こうと戦っていました。
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結果、激戦を勝ち抜きましたが、優勝者にぶっ飛ばされ3位に終わりました。
本人は優勝を目指していたかも知れませんが、今出来ることをやり抜いた結果だったと思います。
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何より心が震えたのは、
勝っても負けても、毅然と胸を張り、しっかり前を向いて帰って来い。
という私達がやっていた時の二見強化メンバーの教えを全うしてくれたことでした。
それはそれは小さな体で胸を張り、しっかり前を向いて礼をし、帰って来ました。
それでこそ、日本一を目指してやっていた最後のメンバーの一員だと胸が熱くなり、幼いながらにも、大悟等先人達が血と汗と涙を流しながら練習していた姿を肌で感じ、確実に継承されていると感じた瞬間でした。
彼もまた、先々のステージで日の目を見る日がくると信じています。
それまで、辛抱、辛抱、コツコツの日々を送って欲しいと思います。
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さて、一区切りがつきました。
悔しんぼなもので、今は悔しくて仕方がありません。
しばらくは大和を見ながら、弟子達の準備のお手伝いを微力ながらしていけたらなと思ってます。
皆様、お疲れ様でした。