ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日も緑ちゃん倶楽部のレッスンデーでございました。

昨日は、毎月月末に、会員様にお送りさせて頂いております、(長い(笑)そして、2本ついている動画も長い(笑))メルマガもようやくお送りできましたが、実は今、ちょうど「HighwayX」ツアーでの、僕のキーボードに関する思い出し連載を、忘備録も兼ねてしているのです。今年に入ってから書いておりますので、昨日お送りさせて頂いのが、その二回目でしたね。全4回くらいになりそうです。UNITE#01の時も書いていたのですが、当然、曲が違うので、頑張って思い出しながら書いております(・・・楽しい)。

 

せっかくですので、イチブ、ちょっとこちらでもご紹介させて頂きますね。

さて、何の曲に関してでしょうー

「~前略オルガンをメインで使っていましたが、この曲ではドローバー、ペダルをかなり細かくいじっておりました。とにかく、この曲では、僕なりに抑揚を大切にしたかったのがございます。

でもですね。このオルガンのボリュームコントロールというのは、なかなかに難しくて、なんといっても、ペダルでボリュームをコントロールするという機能自体が、ピアノには無いのです。ですので、僅かだったとしても、ピアノ出身者にはハードルが高いのです。

エレクトーンなどの電子オルガンには、ボリュームコントロールがございますので、そこは羨ましいです。特に、ハモンドオルガンに関しても、やはり最後の表現の砦になるのは、実は指ではなく足、ボリュームだと思っているくらいです。特にジャズオルガンなどは、本当にこのペダルのうまさが、演奏の肝ではないかと思うほどです。

まあ・・・実はロックは、そんなにペダルを重要視していないところがあります。これは、どうしてもサウンドがラウドなギターやドラムのサウンド中心だったりもしますので、あまり微妙なことをしても・・・というのもあります。例えば、三大ロックキーボーディストの一人でありますキースエマーソンは、ボリュームペダルを一切使いません(笑)。ジョンロードは、たまーに、使います。リックウェイクマンはどうなんだろう・・・。

(~中略~)

実はオルガンのボリュームコントロールはペダルだけでなくて、ドローバーでもできます。あの機能が、実はボリュームミキサーでもありまして、あのバーを引っ張れば、該当する音の高さのボリュームが上がり、奥にひっこめれば、ボリュームが下がります。そして、これとペダルを合わせて、さらにダイナミックな表現が作れるのです。(~後略)」

別な曲に関しましてー。

「(前略~)基本的にはピアノを中心に、サビはオルガンを弾いていましたが、これがピアノが抜けるわけにはいかないなあ、と思いまして、右手はピアノ、左手はオルガン、というL字型でのダブルキーボードでやっておりました。

そしてオルガンは、レスリースピーカーのスロー/ファストのコントロールがありますし、ペアノはサスティンペダルがございますので、実はミディアムのゆったりした曲に見えて、結構、両手、両足をかなり忙しく動かしていた曲なのです。

間奏前の部分では、さらにボリュームコントロールもやりたくて、ここがいつも緊張していましたね。ペダルをじわっとゆっくりクレッシェンドさせつつ、レスリーの回転をファストにするタイミングが早すぎないように、イイ感じに盛り上がってギターソロに入れるようにと思って弾いておりました。

オルガンのトーンは、当初はちょっと柔らかめに設定していたのですが、結局下3本をしっかり出して、ボリュームもフルテンにして、という、いわばロックなセッティングのままやっておりましたが、これはあとから録音を聴いたときに、このくらいの熱さがあったほうが、B’zさんらしく、ロックっぽくなるなあ、と思ったからです。(~後略)」

 

さらに別な曲につきまして。

 

「(前略~)この曲は、最初のセッションの部分はエレピですが、曲に入りましてからAメロはクラヴィネットで刻みをやっています。やっぱりファンキーなテイストにはバッチリですし、

(~中略~)

本当にクラビは修行でございます。そして、実は、今一番といってもいいくらい欲しい楽器でもあります。ああ、D6、欲しいなあ。(ただでさえ出回る台数が少ないのに、今、ヴィンテージキーボードの価格高騰につき、とてつもないことになっております・・・)

Hohner D6 Clavinet in 3 Flavors

https://youtu.be/SJ4Q8ISEsLQ

中には鉄製の弦が張ってありますし、めっちゃくちゃ重たいんですよ・・・。でも、本当にいい音がします。まるでギターですよね。

さて、そんなクラビから一転、サビはオルガンです。もう、全開で(笑)(~後略)」

それぞれ、何の曲について書いてあるかは、・・・全体を読んで頂ければ!でございます

(勿論、ご入会して頂いた方にはメルマガのバックナンバーもお送りさせて頂いてます。・・・11年分(笑)!)

 

さて、間もなく2月も終わりですね。やはり28日で終わるは、わずか2~3日ですが、結構短く感じます。

って、もはや、一か月も、一年も早いのですが(笑)。

 

ではー。



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