稽古なる人生

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「ながら運転」厳罰化に思うこと

2019年12月03日 | バイク・クルマ


「ながら運転」厳罰化、懲役刑も 改正道交法施行
(産経新聞 2019.12.1 00:16)
スマートフォンなどを使用しながら車を走行させる「ながら運転」について、違反点数と反則金を引き上げ、懲役刑も重くするなど厳罰化した改正道交法が1日、施行された。スマホを操作しながら運転した車による死亡事故が相次ぎ、遺族らが罰則強化を求めていた。

運転中の携帯電話での通話や、画面を注視する違反「携帯電話使用等(保持)」の点数をこれまでの1点から3点に、通話や注視により交通の危険を生じさせる違反「携帯電話使用等(交通の危険)」を2点から免許停止となる6点にした。「保持」の反則金は、「大型車」は7000円から2万5000円に、「普通車」は6000円から1万8000円に変更。新たに懲役刑を加え、違反を繰り返すと「6月以下の懲役または10万円以下の罰金」の罰則が適用される可能性がある。

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12月1日から「ながら運転」が厳罰化した。大賛成である。
毎日、片道20kmを自家用車で通勤しているが「ながら運転」は本当に多い。
青信号に変わっても発進しない。
妙にゆっくり走って左右にふらついている。
なんとなく妙な雰囲気があり不自然な動きをしている。

片側2車線で追い抜いてみると左手でスマホを持って下を向いている。
文字を打ち込んでいたり、中にはマンガを読んでいる者もいた。

スマホ中毒の者はけっこういるらしく、
先日も映画館に入って映画で2時間ほど拘束されるのが出来なくて、
映画の途中でスマホを取り出していじくるという記事を見た。

おそらく多分、スマホのながら運転も、必要に迫られて操作するのではなく無く、
運転に集中することに耐えられずに信号待ちでスマホをいじり、
青に変わってもそのままいじって運転してしまうことも多いのかも知れない。

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今回の罰則には無いが、カーナビ付属のテレビも危ない。
カーナビではなく、テレビを点けっぱなしで運転する例も頻繁に見かけるのだ。


(昨夜の信号待ちの前の車のカーテレビ、乗車は運転手だけ)

これも「テレビ依存症」と言えるだろう。
こういう人は、家の中で見もしないのにテレビの電源を入れていると思う。
手に持つスマホほどの危険性は無いが、点けっぱなしのテレビも危険には違いない。
これも処罰の対象にして欲しいものである。

車だけでなく、自転車のスマホも車以上によく見かける。
死傷者が出る事故が何回起きていてもこうなのだ。
「自分だけは大丈夫に違いない」そう思っているわけだ。

つくづく平和ボケしているのだとあきれている。
いずれも危機管理、自己防衛が出来ていない例なのだ。

事故や事件、災害を考えた場合、
「自分だけには起こるまい」はプラス発想では無い。
「自分にも起こるかも知れない」がプラス発想なのである。

人生、プラス発想を「お花畑思想」と勘違いしてはならない。
健全なる危機感を常に持つことが本当のプラス発想なのである。
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