ゲストハウス・プリ / Guest House Puli

日月潭、廬山温泉、合歓山(登山)等へ向かう拠点になる町≪埔里≫で生活する日本人オーナーの個人日記。

' 清醮(埔里の土地を清める祭典) ' 本日六日目。明日の七日目が最後となります。

2020年12月04日 | 名所案内

【こちらが ' 清醮 ' の本部になります。場所は媽祖廟のすぐ隣です。 】

現在、埔里では、 ' 清醮 ' と呼ばれる土地を清めるお祭りが七日間に渡って行われています。




北柱。町の北、信義路上に設置されています。】

埔里の土地を清める祭典 ' 清醮 ' が明日の七日目まで続きます。
この七日間は、殺生した食材を食べる事ができません。
スーパーや食材を扱うお店、レストランでも’肉類(海鮮も含む)’の販売がされていません。
私もこの町の住人なので、本日で6日間、一切の殺生した食材(調味料も含む)を食べていません。

現在、町の東西南北に巨大な建物(ハリボテですが、中の人形たちは電動で動いています。)が町を囲む様に設置されています。




ここまでが【北柱】。
今回のブログでは、【四柱】を紹介しようと思うので写真を少しずつにします。

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西柱。台糖広場一帯に設置されています。】
西柱の場所は、たぶん東西南北の柱の中で最も敷地が広かったと思いました。





ロボットも展示されていました。因みにこちらの作品は私の友人の弟さんの製作です。
埔里の町の入口付近には、『機器人創藝園區是個金屬創作工藝園區』と言うロボットを見学できる場所があります。
園區內有機器人展區和綜合展區,以及庭園裝置藝術,而機器人展區內的作品,每件都是由上千個汽機車廢五金零件,
純手工精製而成。
https://www.facebook.com/Robot.2020.1010/
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南柱。媽祖廟のすぐ近くに設置されています。】






どこの’柱’の場所も同じですが、一帯が夜市の様に露天が大量に出ています。
私もこの辺りをぶらつくだけで、たくさんのものを食べられます。
露天の食べ物は全て素食(ベジタリアン)ですが、チーズをたくさん使った食材も多いので私は困りません。

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東柱。宏仁國民中學のすぐ脇に設置されています。】

こちらも辺り一帯が出店でにぎわっていました。


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【埔里恒吉宮-天上聖母(湄洲大媽)】
まあ、簡単にご紹介すると、埔里にある非常に歴史のある『媽祖廟』ですね。
120年間に渡って続けられてきた ' 清醮 ' の発端は、実はこちらにあります。


1900年初頭、中国大陸の廈門に住んでいた陳瑞芳たちが新天地を求めて台湾に海を渡ってやってきました。
湄洲天后宮より大媽神像(神様人形)を分けてもらい、陳瑞芳一家の住居『恒吉雑貨店』内で大媽神像を奉っていました。
当時、埔里の多くの住民たちが非常に熱心にお参りをしていたらしいです。
後に、陳瑞芳一家が鹿港へ引っ越す事になり、『恒吉雑貨店』の場所を『媽祖廟・恒吉宮-天上聖母(湄洲大媽)』
に建て替えたらしいです。信仰心の強い埔里住民たちが、湄洲天后宮よりの大媽神像が住み着いた土地として、
今でも土地を清める祭典を続けて行っています。



埔里の『媽祖廟』






『媽祖廟』のすぐ隣には、かなり歴史のある『孔子廟』もあります。







 
コメント
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