田狭は言います。我が妻は
“花弗御<イロモツkハズ>” と。それだけなら未だいいのですが、彼の妻の自慢は、更に、続けられます。
“蘭澤無加”とです。
これを、日本書紀では、どう読んでいるかお分かりですか????<カモ ソユルコト ナシ>とです。「蘭」は、香料として当時の人は使っていたのだそうです。「澤」とは、「さわ」と云う意味の外に「うるおす」「ぬらす」「しめらせる」等の意味があるのだそうです。
これからでもわかるように、稚媛は、御化粧も香水も付けないでも、常に、匂い輝く様な美しさを兼ね備えていたというのです。
どうです。すごい古代日本を代表するような超美人だったということが分かるでしょう。