オホクニが沼河比売に訴えたくて歌った歌ですが、その最後に書いている歌の意味がどうしても分かりません。その言葉を書いておきます
”伊斯波多布夜<イシタフヤ>。阿麻波勢豆加比<アマハセツカヒ>。許登能<コトノ>。加多理其登母<カタリゴトモ>。許遠婆<コヲバ>”
とあります。
これを、どう解釈すればいいのでしょうか???。「イシタフヤ」は、広辞苑には「アマハセツカヒ」にかかる枕詞とありますように意味はありません。次の「アマハセツカヒ」は天空を馳せるように飛びながら何かの使いをする人でしょう????「コトノ」は事の次第をです。「私があなたをぜひ妻にしたいと思う事」です。それを「カタリゴトモ」は誰かに言うのでしょうか??。最後の”許遠婆<コヲバ>”についても何を意味しているのか、皆目見当だに付きかねますが、宣長は
「是をばにて、即ち此の妻問(つまとひ)のことを云う」
と説明してあります。
それらをまとめてみますと、結局、この25字で書き現わしている歌の意味は、
「わたしはあなたを妻にしたくて天馳使であるかのように此処まで来ているのです。早くお会いしたいです。それをお伝えしたくて、此処に、こうして立ってじっとあなたをお待ちしております。」
そして、最後に
「そして、これだけは、是非、貴方に伝えたいと歌にしたのですよ。」
と。これが
“許遠婆<コヲバ>”
の意味ではないかと思うのですがどうでしょうか??????????・・・・・・・・・・誰か教えて!!!!それにしても詩と云うものはそんなに意味が分かりずらいものではないはずなのですが???