ジンムが歌った次なる歌は
「ジンムの兵士たちが自分の領地の周りに垣として植えた
“波士加美<ハジカミ>”
薑(はじかみ)です。山椒(やまさんしょう)のことです。この実を噛めば、口の中が、その余りにも苦さのために疼くように感じるのですが、
「わたしは、それと同じような思いを五瀬命の死で感じた。その思いをここで一気に敵にぶっつけようではないか。」
です。そして
“宇知弖斯夜麻牟<ウチテシヤマム>”
これがジンムが口した「トミビコ退治作戦」で歌った第二の歌なのです。
なお、薑<ハジカミ>」ですが、秋になって、椒の木に生っている実を取って、直接、噛み砕いてみると、その苦さにたじたじするほど、口の中が疼くように感じます。それを例えて歌っているのです。実体験をもとにした歌です。
古事記は、総て頭の中で抽象的に考えて作られたのではなく、この辺りにも深い配慮の元に作られた貴重な「歴史書」でもあるのです。
「韮」と云い「椒」と云いうまい例を取り上げた物ですね、又又感心しきりです!!!!!
「ジンムの兵士たちが自分の領地の周りに垣として植えた
“波士加美<ハジカミ>”
薑(はじかみ)です。山椒(やまさんしょう)のことです。この実を噛めば、口の中が、その余りにも苦さのために疼くように感じるのですが、
「わたしは、それと同じような思いを五瀬命の死で感じた。その思いをここで一気に敵にぶっつけようではないか。」
です。そして
“宇知弖斯夜麻牟<ウチテシヤマム>”
これがジンムが口した「トミビコ退治作戦」で歌った第二の歌なのです。
なお、薑<ハジカミ>」ですが、秋になって、椒の木に生っている実を取って、直接、噛み砕いてみると、その苦さにたじたじするほど、口の中が疼くように感じます。それを例えて歌っているのです。実体験をもとにした歌です。
古事記は、総て頭の中で抽象的に考えて作られたのではなく、この辺りにも深い配慮の元に作られた貴重な「歴史書」でもあるのです。
「韮」と云い「椒」と云いうまい例を取り上げた物ですね、又又感心しきりです!!!!!