私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

勾璁<マガタマ>

2017-02-23 10:01:00 | 日記

 アマテラスはその両手には「八坂勾璁」<ヤサカノマガタマ>をつけます。勾玉です。八坂というのは何かわかりませんが、何かまじない的な目的があったことには違いありません。あの衣通姫の場合も勾玉を付けた棒を立てたという記事が見えます。それ珠を一つではなく、なんとその時アマテラスは五〇〇個も紐に通してその腕に結びつけます。この八尺璁玉(やさかにのまがたま)は八咫鏡天叢雲剣と共に三種の神器内の一つで、天壌無窮の天皇家の「三種の神器」のうちの一つになります。

 でも、この時アマテラスは左右の腕輪として500個もです。大分小さな物ででなかったら、これから戦闘が始まろうと言う時にですよ、腕が自由に動くことができません。もしかしたら、これが今に伝わる「三種の神器」ではなかったのかもしれないと思われますが、どうでしょうかね???

 さて、それはそうとして、アマテラスは、更に、戦闘準備をします。その背中”曾毘良<ソビラ>”には、千本もの弓矢が入っていたと思われる様な「靫<ゆき>」を背負います。それだけではありません。傍にも500本もの弓矢の入った靫を備えて待っておりました。まだそれでは足りないと思われたのでしょうか、更に

                “伊都乃竹鞆<イツノタケトモ>”

 さて、これをどう解釈すればいいのでしょ云うかね???まあ、どうでもいいようなことですが、これ以後、天照はどのようにして須佐之男命を迎え撃つのでしょうか。少々込み入ってきますがついでの事に説明しております。


上代の髪型に付いて少々

2017-02-22 09:05:42 | 日記

 「美豆羅<ミズラ>」は男性用の髪型ですが、では上代における女性の髪型に付いて宣長は

  『およそ女性の髪は、大人になると「髪あげ」にします(「結<アグ>」です)。本を一つにあつめ挙げて結<ユヒ>て、その末は後へ垂らしていた。「結」とは頭上で一つに結び、髺<モトドリ>にしていた』

 と説明しております。
 そのような女性の髪型を改めて、男性の髪型である「御美豆羅、ミズラ>に変え、弟須佐之男神に対して決然と闘う意思を示されたのです。それは、アマテラスの周りにいる神々が見せる不安そうなしぐさをなだめるためでもあろうし、自分自身の意思をはっきりと周りにいる人達に示す為にでもあったのです。戦闘準備がすべて整ったのです。

 それだけではありません、まず、その左右の美豆羅に「御鬘<ミカヅラ>」と付けます。髪飾りです。男装してもやはり女性ですね。女性の誇りは忘れてはいません。それだけ冷静にこの戦闘への備えが整っております。さらに、その左右の手には玉を纏います


天照大御神は???

2017-02-21 10:25:00 | 日記

 悪神弟「須佐之男神」が「高天原」来ます。どうしたらいいのでしょうか??。来るからには何かよからぬ企みがあるのではないかと、

                   “必不善心。欲奪我国<カナラズ ウルハシキ ココロナラジ。アガクニヲ ウバハムト オモホス>”

 「須佐之男神が来たら、大騒動が起こるに違いない。きっと、我が国「高天原」を奪い取るだろう。」と考えられた天照大神は、その対策を講じられます。
 まず、初めになされたことがご自分の身が女性であっては敵に侮られかねない。まず、男性の姿にならなくてはとお考えになられ、そのために、「女性の鏡」、そうです、女性の髪型を止め、男性の髪型「美豆羅<ミズラ>」に結い変える必要がありますます。それを

                    “解御髪<ミカミヲトキ>。纏美豆羅而<ミズラニマトイテ>”

 と、古事記には書いてあります。
 戦いの準備に入るのです。スーダンに派遣された自衛隊ではないのですが、高天原では、「戦闘行為だ。」「いや。武力衝突だ。」何て、敢て、憲法論争をしなくてもいいのです。簡単に、戦闘を前提とした体制が敷かれたのです。その総大将は「天照大神」なのです。女性では軍の士気に係わると言うお思いでしょうか男装に変身されます。どうして稲田さんみたいなかわいい女性じゃあいけないのでしょうかね????。それだけでは、まだ不十分だとお思いになったのでしょうか。天照大神は男性用髪型<ミズラ」に変えただけではなかったのです。まだまだ沢山の男装装置の着用が必要だったのです。女性では戦いに不利なのでしょうか???どうして戦闘行為は男性社会の独占物なのでしょうかね???

   大体、一日原稿用紙一枚分程度の文章作成能力しか私にはありませんので???・・・・・


高天ケ原を追放された須佐之男命は・・・・

2017-02-20 09:15:13 | 日記

 「神夜良比<カムヤラヒ>された須佐之男命はその場でやけっぱちな言葉を大声で叫びます。周りの草木は枯らし、勿論、山をも崩し、海や川の水も吹き飛ばしてしまうような大声でです。それを、

                 “山川悉動。国土皆震<ヤマカハ コトゴトニ トヨミ クニツチ ミナ ユリキ>” 

 と書いております。
 其の大声は、あたかも「マグニチュウド10」もありそうな大地震が起きたかのように高天原全体を揺れ動かし、忽ちの内に、国中を恐怖のどん底に引き落とします。其の時、命が決然と、

           ”然者<シカラバ> 請天照大御神<アマテラスオオミカミニ マヲシテ>将罷乃参上<マカリナム>”

 と、“言<モヲシタマヒキ>”です。

 姉である天照大御神に会いに行くと言うのです。高天原中にその声が届きます。その言葉を聞いて、最も驚かれたのが、その人「アマテラス」です。そんな泣叫ぶ悪神である弟が来ようものなら、平和な高天原がどうなるか分かりません。上を下への大騒動です。何処かの国の大統領そこらの話ではありません。早速、これも何処かの首相のように、しっぽをふるのではなく・????とっととと・・・これは失言ですが・・・その対策を講じられます。

 さて、アマテラスは、どんな策を講じられたと思いでしょうか??????????また明日にでも・・・・・・


イザナギが怒ります。トランプさんは人ですから怒るのあたりまえですよね!!!!!!

2017-02-18 11:32:44 | 日記

 ご自分が命令したことに不服を持った須佐之男命に対してイザナギは初めて

                      “大忿怒<イタク イカラス>”

 と書いてあります。これが、日本での「怒り」の始めです。神様でも「イカル」ことがあったのです。我々は人間です、まして、凡人なのですから怒るのは当り前でしょうね。だから、あのトランプさんが連日のように怒ってばかりいる姿を見るにつけて、それも、まあ、「人間らしくてかわいいのじゃないかな」と、みておりますが、皆さんはどう思われますかね???

 さて、怒ったイザナギは須佐之男命に対して云われます。どれほどの声の大きさかは分かりませんが、大声で泣叫んでいるい須佐之男命に聞こえるように言わなければならないのですから、イザナギの声も相当大きい声ではなかったのかと思われます。これも「大声」の初めですよね

                    “汝不可住此国<イマシ コノクニニハ ナスミソ>”

 「なすみそ」「住んではだめだ」と言われ、高天ノ原から追放します。それを古事記には

                    “神夜良比爾夜良比賜也<カムヤラヒニ ヤラヒタマヒキ>”

 とあります。「ヤラヒ」とは「遂」です。