― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

屋根の一角に トイレ?

2016-05-22 | 動物・生き物 に関するお話

屋根の一角、
ここには 掃いても掃いても いつの間にか 土のようなもの が溜まります。
それに雑 じって ぎんなん? と思えるような 大ぶりの らしきものも見受けられます。



     これ 何!?
     ここって 何なの!?

想像するに、この場所
  〔 さんたちの トイレ になってるんじゃないかしら!? 〕
そんな風に思えてきます。
でもねぇ、
  〔 犬とか猫とか タヌキとか、そんな動物たちならわかるけど、鳥さんにそんな場所 あると思う?? 〕
自分が想像しておきながら 否定したくもなるような変な気分!


さすがに臭いを嗅ぐ気にはならないけれど 目を凝らしてよく見てみれば
たぶん フン なのだろうと思うような塊りの中に 丸いものがいくつも見えます。
これはきっと 食べた物が消化 しきれないまま出たものか
栄養は摂取されたものの 固い殻が そのまま排泄された状態 なのではないかと思われます。



   でもねぇ、
     ぎんなん みたいに大きなものも 排泄物!?
   だけど、
     さすがに トイレと食事場所が同じ だなんてことは 考えにくい!
   それに、
     この汚れかたは どうみても排泄されたものとしか思えない!
   でもでも、
     そんなことある!?  ホントなら凄い!
    だって
     こんな大きなもの、飲むにしても排出するにしても 人間でさえ無理と云えそうだもの!

今までにも何度か目にして 排除 したこともある 土のような こんな山。
謎を解明するため 監視カメラを設置 したい と思いたくもなりますが …
とりあえずまた 乾燥 してこびり付いた物すべてを 掃き降ろして
屋根の上は ひとます きれいになりました。






それにしても、
この 犯人 って、いったい誰なんだろう!??

我が家の周辺で見かけるのは
冬場なら ヒヨドリメジロ、 春になると オナガ

    だけど
     そんなに 大口の子はいないから この子たちには 絶対に無理でしょう。

それに 季節に関係なく いつの間にか溜まってる ということを考えれば、
1年中見かける鳥 ということになり、 スズメカラス が思い浮かびます。
    そういえば                            
     掃除を している時、カラス達 が かなり 鳴きわめいていたなぁ!
    あっ、そうか
     カラス なんだ!

口の大きさ、 なんでも食べる貪欲さ!
確かに 納得できる気が します。     

               そうなると ここは
カラス さんたちの トイレ ってこと!?
もう間違いはなさそうです。
大きな鳥 だし 集団行動 してるみたいだし、
執着心しつこさ も 半端ではない気がするから ...
絶対 またここでするので しょう!
カラス さんなら こんな フンの山 ができるのも 案外 早い気さえ してきます。

     カラス かぁ!
     最も納得のいく結果ではあったけど、
     もっと可愛い鳥 であってほしかった という思いはあるわね~!
勝手にいろいろ考えて、
結果を知って ちょっとがっかりしちゃう なんて
かなり失礼なお話だとは思うけど、
迷惑でしかないはずの この場所。
  どれくらいの日数で あそこまで溜まるものなのか、
  順番があるのか、 どんな感 じで しているのか など、
なんだか気になっている自分に笑っちゃいます。


あれだけの山を 何羽くらいのカラスが どれくらいで作るのか?
変なことに興味が湧いてきちゃってます!


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動物のドキュメント番組などで思う 命の尊厳

2016-04-10 | 動物・生き物 に関するお話

動物好きな私 は かわいい とか 面白い などという映像が大好き。
動物 に関するドキュメント番組 では
過酷な暮らしの中でも元気に育っていく動物たちを見ながら ウルウルズルズル。
感動 したり応援 したりしながら見るのが好きです。
ドキュメント ともなれば、もちろん 生きるための殺戮場面 が流されることもあります。
そういう時は チャンネルを回すか 電源を切ってしまって、見るのを拒否する
というのが私流の見かたとなっています。

       弱いものが強いものに食べられてしまう。 それは しかたないこと (である場合が
       多い) というのはわかっています。 食べるほうだって むやみに襲うことはないと
       聞いているので その点も信 じたいと思っています。 だからといって 不快に思う
       ものを無理に見ようとは思わない。 脳裏にこび りついて 事あるごとに浮かび
       上がる 以前見た映画のシーンのような そんな不快感はもうたくさん!
       さらに心を病まないためには見ないのが一番なんです。
       自分に適 した見かたを選択することも 大事なことだと思います。


   そんな中で生まれてくる ドキュメント番組 に対する疑問 があるんです。
その場に居合わせる番組関係者の方々は
もし目の前に救える命があった時でも見過ごしにするの?

       たとえば ...、肉食動物が狩りを しているのを 邪魔 しろ とまでは云わないけれど、
       カメラが止まった後、ちょっと手を貸せば助けられる状況にあった時でも そのまま
       放置 し、見過ごしにするのか? それが気になって しかたない!


偉い先生がたなどが 自然の成り行きだから とか 自然淘汰の問題 などと
おっしゃっているのを 聞いたことがありますが、自然淘汰 の意味を見てみても
 「そうよね~!」 なんて 簡単に納得することはできない。

   自然淘汰 = もともとは、自然的な原因 によって特定の個体が選択的に生き残ること。
           C.ダーウィンが進化論の中で説いた説。
           生物 は 生きていける以上に多数の子をつくるため、子同士の間で生存
           競争が生 じ、生態的条件や環境により適応 した変異をもつ個体だけが
           生存 して子孫を残 し、それにより 適応的な進化が起こると考えた。
           転 じて、長い間 には 劣悪なものは滅び、優良なものだけが自然に生き
           残ること。 「淘汰」 は 選び分ける。 悪いものを捨て、よいものを取ること。
           現在の進化の総合説では、自然淘汰は個体間ではなく遺伝子間で起こり、
           適応度の高い遺伝子の頻度が世代を重ねるごとに集団内で増加すること
           によって進化が起こると考えられているようです。
             同義語 :弱肉強食 ・適者生存
             対義語 :人為淘汰 ・人為選択


だって …
人間が 絶滅や それに近い状況 にまで追いやってしまった生き物も 多い!
<生きるため>ということでもなく、自分たちの利益のため、エゴのため …
そんなもののために乱獲するのは人間だけなんじゃないの!?
共存も考えず、人間だけのものではないはずの地球を まるで我がもの顔で、
木を切り倒 し、山を削り、海を埋め立て、川を汚 し、温暖化やオゾン層の破壊 等など、
生物全体の危機が叫ばれる問題 にまで してしまったのは 紛れもなく人間でしょう。
それなのに、救える命を 「自然の成り行きだから …!」 なんて云えるの?
もしも それが人間だったら、見て見ぬ振りを して死に至らしめたら 大問題 になるはずです。
同 じ命なのに 他の生物の場合は違うのでしょうか?
人間は自分が一番偉いと思っているからそんなことが云えるんじゃないの!?
と思ってしまう私です。


テレビでたまたま大きなオス亀の戦い を見ました。
縄張り争い。 メスをめぐる争い。 同種同士による体当たり。
ひっくり返されたほうが負けとなり、それは同時に 死 を意味することになるようです。
       大きな亀は 体を戻すことが出来ず、そのままお腹を日に焼かれて死んでしまう
       そうです。 もがいたあげく おしっこのような白い液体を お尻から噴射する映像。
       近くまで寄って 涙を浮かべる目にまで焦点を当てていました。
       画面が変わってしまったので あの子がどうなったのかわかりません。
       そのことが気になって 続きなんか頭 に入ってこない!


      あれを撮影 していた人たちは
           「自然界には手を出さないのさ!」 って そのまま放ってきたんだろうか?

      そう云いながらも ちょっとだけ手を貸 してあげたんだろうか?
      普段からそんな争いは行われているから、
           見過ごしに出来るのが この業界の普通 なんだろうか?

      見慣れてしまって、命が失われることを
           何とも思わなくなって しまっているんだろうか?

      <ドキュメント> と しているから そのように撮影はするけれど
           映っていないところでは ちゃんとケアすることも あるんだろうか?


        「そこで救ったところで たかがひとつの命 じゃないか」 とか
        「何が変わるわけでもないよ」 「また同 じことは起こるんだよ」 とか
        「自分に関わりなければ関係ない」 なんて言葉が出たら悲 しい。
       な~んにも考えてない というのも 寂 しいことです。
       自分がその立場だったら、見過ごしにされる辛さは計り知れないはず。
       何も しないで平気でいられる人間 には なれないし なりたくないから
       目の前の命、自分が手を貸せば救えるのであれば 積極的に救いたい!
          そんな私だって 蚊や茶毒蛾は差別 してしまっている。
          進んで そうしたいと思っているわけではないのにね!
          だからせめて 苦しまないように、次は長く生きられるように なんてことは考えます。




救える命、
ドキュメント撮影スタッフ は 救っている と 信 じたい!


     ドキュメント番組のお話ではないんですが、
     写真に覚えた不快感を 余談話として載せておきたいと思います。

3月9日、北海道立オホーツク流氷科学センター(紋別市)が主催 した
第25回 『オホーツクの四季』 写真コンテストで 最優秀賞に選ばれた作品。
それは 鯨の死骸上でガッツポーズをとる男性 の写真でした。
       浜辺 に横たわる鯨の背中に乗り、勝ち誇ったような姿を撮影 した写真。
       勇姿 と思っているからでしょう。 <征服> などというタイトルが付けられていました。
       写真を目にした時 にまず感 じたのは 不快感。
         〔 素晴らしさも オホーツクの四季も感 じない写真が 最優秀賞!? 〕
         〔 この写真は 有り得ないんじゃない! 〕
       出展者だけでなく 審査員からも感 じる モラルに対する判断能力の貧困さ。
       この時の<解せなさ> は まだ呆れ感からくるものでした。
       ホッとしたのは、同じように考える人が多かったこと。
         〔 やっぱりそう思うよね。 どう考えてもおかしいもんね! 〕
       同調者が多かったことで 一時は納得 しかけたものの、
       後日出された 審査員の弁明を聞いたら 「こんなこと言う人 最低!」
       急上昇 した呆れ感を 軽く上回るほどの腹立たしさがこみ上げてきました。
         「死んでいるとは思わなかった。」 ???
         「勇気があると思った。」 ???
       何を言っているの! 鯨は海の中で生息 しているものです。
       波打ち際で遊んでいる なんてこと、あるわけがない。
       もし死んでいなかったとしたら 危機的状況 以外の何ものでもないでしょう。
       そんな状態の鯨の上に乗ってしまった人が 勇気がある ですか?
       こんな頭の悪い言い訳、口にしちゃ駄目でしょう。
       生きていても死んでいても 踏みつけにするなんて軽蔑に値する行為のはずなのに、
       人間 じゃないから気にもならない というのは 非常識なエゴ。
       そんなことも思い図れなかったなんて 審査員としての質を疑いたくなります。
       この時 全国から出展されたのは 118作品(62名)。
       応募された方々はもっと がっかりされたことと思います。
        「コンテストって こんなに安易なものなの?」
       他の会まで疑われてしまう可能性も否定できなくした責任は大きいと思います。
       なお、このことが話題となり 受賞者が賞を辞退。
       今年、最優秀賞 は 該当なし ということになったそうです。
          原因を作ったのは 鯨に乗った青年 ということになるわけだけど、選ばれ
          なかったら こんな大きな問題 になることもなかったのかも しれないから
          ちょっぴり可哀想な気がしないでもない。 だけど、問題になったからこそ
          改めて考えされられたわけだから 気づいてよかったともいえますね。

       
   人間ってすぐに 自分が偉いが如く思い上がり 勘違いを して しまう傾向がある。
   ひとりよがりもエゴです。
   命は神聖なもの。
   その重さは みな同 じでなければいけないはずなんだから
   それを忘れてはいけないんじゃないかな。


命はひとつしかなく 差別無く尊重されなければいけないもの。
救えるのであれば 生きるチャンスは与えてあげてほしいと思うし、
独裁はいけないと知っている人間が独裁的言動をするのは よくないと思うわ!


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今年、小鳥さんのためのレストランはオシャレに変身

2016-01-17 | 動物・生き物 に関するお話

小鳥さんのレストランは 今回も 12月中頃から開店中。
          (関連記事 につきましては 2009. 32013. 32014. 42015. 1 で ご覧ください。)

今年に入って 砂糖水や固形物を入れる容器を透明な新しいものに変えました。
台もちょっとだけ補強 して
雨や雪避けのために設置 している傘は
今回は逆に 透明なものから柄物に換えました。

   初めは、いつものように透明なビニール傘にしようと思ったんです。
   ところが たまたまストック分が無くなっていた。
     〔 あら、雨が降らないうちに 買って来とかなきゃいけないかしらねぇ! 〕
   そんなことを思いながら、手が勝手に? 傘立ての中の あまり使っていない傘の中に
   代用できるものはないかと探っていました。
   すると、以前 友人からいただいた この傘が目に留まりました。
   これ、個性が強い友人が選んだだけあって かなり主張の強い絵柄!  
   そのため 差して歩くには恥ずかしくて 使ったことがなかったんです。
   それでも 捨てるなんてことは出来ず どうにかして使えないものかと考えているうちに
   徐々に傘立ての後方に追いやられ... いつのまにか長期休眠状態に陥ってしまっていた。
     〔 ん!? これ どうなんだろう!? 〕    
   試 しに立てかけてみたら、緑色が葉と調和?して 違和感はない感じ!
   しかも 今までのレストランよりグッとオシャレに見えるんです。
   絵柄からすると フランス料理店風 といったところでしょうか。
     〔 ちゃんと使わせてもらうほうがいいわよね!? 〕 と思ったら、
     〔 毎日眺められる って 畳んだままの置きっぱなしより 良い気が してきた! 〕
     〔 小鳥さん達にだって レストランの位置が はっきりわかっていいんじゃないかしら!? 〕
     〔 その小鳥さん達をガン見している破壊魔ちゃんたちも
               風に揺れる傘が またちょっとした興味対象になりそうな気もするし …! 〕

   急に この傘さんのスター性を見い出したような気になって
   優雅を装い いつもより立てめに設置。
   お蔭で 今期のレストランは とても華やかになりました。
   また、容器を透明なものに換えたのは 中身が見えるようにしたかったから。
   砂糖水が無くなっても 容器の中が汚れても 今までは気づけなかったのが
   遠目でも しっかり見えるようになり、足したり 掃除 したりの目安が はっきり!
   容器の中には さっそく 砂糖水、リンゴ、キャベツを入れました。
     〔 きれいになるのは いいものね~! 〕
   こちらまでワクワク気分になりました。



古い容器は中が見えなくて、汚れても 中身が減っても気づき難かった。
                                                     

新しい容器にした直後にやって来た メジロさん。

餌換え時も真っ先にやってくるのはいつも メジロさん達。 どこで見てるのかしら!?

ヒヨドリさんは警戒心が強くて

傍まで来ても 枝に止まったままキョロキョロしている時間が長~い!

やっと餌台に乗っても 常にキョロキョロ

ちょっとした動きや音に敏感 に反応 して すぐに飛び立ってしまいます。

おおらか感のある メジロさんは 寒くてまん丸に膨らんだ子や

ほっそりとした子がいたりして、個性発見も楽しみのひとつになっている 覗き見です。

硬くなったバームクーヘンの残りを置いてみたら …

以外にも とっても警戒心の強いヒヨドリさんが 目ざとく見つけ、頻繁にご来店。

けっきょく これが一番好きなの!?と思うほどの爆食ぶりを見せてくれました。

珍しく ハトさんもやって来ました。

これも オシャレで目立つ レストラン風 になった 傘効果 ってことなのかしら!?



   
小鳥さん達が喜んでくれて、
それを見る破壊魔ちゃん達が嬉しそうなら 大満足!


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黄色いミミズ? 突然変異かと思ったら …

2015-08-23 | 動物・生き物 に関するお話

          7つくらい前の投稿分より さらに前から書き始めていたこの記文は
          もう1ヵ月半くらい前のお話 ということになってしまっていました。
          私が遅いのは確かだけれど 時の流れが速すぎます。
          それでもこの亀ブログなら まだまだ投稿範囲内!
          とはいえ 青息吐息で坂を上がってきたような ゼーゼー気分で
          やるせなやー!



庭で作業を していると 変な生き物を発見することがあります。
この日は ミミズ のような、
けれども 黄色い
変な生き物を見つけました。


        まず目に飛び込んで来たのが <色> でした。     
       黄色 というのは やはり目立つ色です。
       普通は 敵に食べられないよう 目立たない色を していることが多い。
       それなのに こんな派手な色を してる ってことは 食べられない自信がある?
       つまり を持っている ってこと?
       自分が餌を狙う時にだって この色は不利に思えます。
       それに、ミミズ にしては 細くて長い
       その長さゆえ シャベルで持ち上げた時 結ばれてしまうほどに …!
         〔 自然界ではこんなこと 始終あるんでしょうね~! 〕
         〔 彼らにとっては想定内のことだから 心配することなんてないのよね!? 〕
       そう思いながら見ていたら
       グニュ――― ッ。
       スローモーションのように動くうち スーッ とほどけてしまいました。
        「凄 ― い!」
         〔 ん!? それなら 巻き付けたら どうなるんだろう!? 〕
       変な興味が湧いて 試 してみたくなり、
        「ごめんね~!」 なんて言いながら
       傷つけないよう そっとシャベルに巻いて地面に置いてみました。
       すると、頭としっぽが違う動きを して ちょっと反対方向に動き、
        「それじゃぁ 締まっちゃうよー!」 との心配をよそに
       ゆっくりながら みごとに 解いてしまいました。
        「やっぱり凄いねー!」
       あちらにしてみたら オチャノコサイサイ!
        「誉められるようなことはしてないわ!」 ってなもんなんでしょうが、
       こっちは感動の拍手!
         〔 そんな相違が生じることも あるわよね! 〕 なんて思いながら …。


       胴体丸い というよりは <きしめん> のように 平たっぽい。    
       進んで行く方向をよく見たら イチョウ のような形を した がありました。
       背中 側は 色見本でいうところの ゴールド色茶色3縦縞 が あり、
       お腹 側は 少し薄め で、薄茶色2本のライン が走り、
                       その内側さらに白っぽい色 になっていました。
       "危険" と認識すると、<ヌタウナギ> みたいに 粘液 を出す。
       シャベルに乗せて そーっと伸ばしてみた 長さ は なんと 60cm もありました。
       見れば見るほど 奇妙な生き物です。

                   〔 これはいったい何? 〕      
                   〔 どう してそんな色を しているの? 〕
                   〔 その色であるメリットはあるの? 〕
                   〔 こんなに目立つ色でいいのは 毒があるから? 〕
                   〔 この長さは通常範囲? 〕
                 次々に疑問が生まれて来ました。


       我が家の庭を掘り返すと        
       健康的な ミミズさんがたくさん出てきます。
       ほじくり出されると 元気に暴れ回る 丸々と太った ミミズさん達。
       この子たちがいてくれるお蔭で 良い土になり、良い土だから 彼らも肥える。
       相乗効果のいい例です。
       しかし そんな ミミズさん達の中にも こんなに長いものはいない。
       こんな形状のものは 見たことがありません。


調べたら この子は  
オオミスジコウガイビル だということがわかりました。

        門  : 扁形動物門
        綱  : ウズムシ綱 (渦虫綱)
        目  : ウズムシ目 (三岐腸目)
       亜目 : コウガイビル亜目 (陸生三岐腸亜目)
        科  : コウガイビル科
        属  : コウガイビル属
        種  : オオミスジコウガイビル

オオミスジコウガイビル は、コウガイビル の一種で
1960年代末あたりから東京周辺など 都会で目撃され始めた
本来 日本にはいないはずの 外来種 なんだそうです。

   オオミスジ とは、
   大型で 背中に三つの筋 がある コウガイビル っでいう意味なのだと推測できます。


   コウガイビルコウガイ という言葉は
   昔 女性が髪を結う時に使用した (こうがい) に由来 しているのだそうです。
   頭の形が 確かに そっくりなので これは非常に納得できました。
   しかし ビル という言葉のほうは、
   環形動物の (ヒル) のことではないそうで、
   プラナリア の一種 であるらしいことがわかりました。 (英名:Land Planaria)
     〔 それなら ビル って どこからきた言葉なんだろう? 〕
                              (疑問な点は わかった時に書き足すことにします。)
       プラナリア は、再生 でお馴染みの生物。 
       プラナリア の語源は、「平たい面」を意味するラテン語に由来 しているそうで、
 
       確かに 頭部の形も 平たさも似ていて、この子たちもまた 切られても切られても
       頭と尻尾が生えてきて再生するらしいことから、こちらも納得できる気が しました。
       また、<扁形動物門渦虫綱> に属するものは、ほとんどが 海水か淡水に生息 していて、
       陸上生活のものはこの仲間以外にはほとんどいないということも判明 しました。

   陸には棲んでいるものの、ミミズやナメクジより さらに 乾燥には弱いと云われ、
   普段は湿った土壌や石の下、朽ち木の中などに潜んでいて、夜間に湿った所を徘徊 し、
   ミミズ、ナメクジ、カタツムリなどに巻き付いて捕食する。
   腹面にある肛門と兼用の口から吻を伸ばして体液を吸い取る姿は かなりエグイそうです。

   体長は 50cm から1m 以上あるものまでいるそうですが、
   幅が 1cm を越えるものはおらず、厚みは 数mm と 平たく細長い体を している。
   背面は淡黄褐色で、縦に細く3本の線があり、腹面には2本の縦線があるというのが基本形。
   毒はないそうです。

   雌雄同体とされ、扇形の頭部には肉眼で見えない眼点が多数存在する。
   腹足の筋肉を波打たせることにより這う ナメクジやカタツムリと違い、
   粘液を分泌させ、腹部に生えている繊毛を動かすという方法で這い、
   その強い粘液力を利用して 高所から降下するものがいるほどだというから凄い!


完全に怒らせちゃったみたいで 強力なぬめりを有する粘液を出し始めちゃいました!

可哀想なので 裏返 したバケツの近くに置いてみたら
迷うことなく最短距離で そちらに逃げて行きました。


バケツの下に逃げ込んで行きました。

しばらく後にバケツを退けると 〔 あれっ、いない! 〕  よく見たら こんな所に …

ちょっとした隙間 に潜り込んで、上手に隠れていました。
翌日には もういなくなっていた この子。
乾燥に弱いということなので この季節は辛そう!
湿った所を見つけて 元気でいてほしいものです。


自然界には奇妙な生物がいっぱいいるわね~!


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うるさすぎる鳥さんの事情

2015-08-14 | 動物・生き物 に関するお話

調べ物などを しながらだと あっという間に時が流れ、
気づけば 10日以上経ってしまっていました。
まぁ いつものことではありますが ………
                            
  〔 最近 なんかうるさくない!? 〕
そんな風に思うことが増えてきていたのだけれど、
ここ3~4日、
  〔 これって 尋常 じゃないよねぇ! 〕
そう思いたくなるほどにうるさい鳥の声が
日のあるうちは 頻繁に響き渡っているんです。
そのうるささは まさに 騒音!

       春には メジロさんやヒヨドリさんの声が聞こえ、
       ヒヨドリさんの甲高い鳴き声にも 賑やかさを感 じたことがありました。
       でも あの時は 笑えたりもして楽しませてもらっちゃった部分もありました。
                         (その時の詳細については こちらこちら で ご覧ください。)
       ところが、この声の主からは そんな笑いは まったく感 じられませんでした。


その鳥の正体は、オナガ さん。 
体型や色からは 気品さえ感 じられるのに
なまりの強いガラガラ声 といった印象さえ浮かんで来る鳴きかたに加えて
その動きの落ち着きのなさも 品格低下に加速をかけている という心象が否めない。


初めは 喧嘩を しているのかと思ったのだけれど そうでもない様子。
あちこち飛び回り、近づいたり離れたりしながら ずっと鳴いているんだから
  〔 もしかして、これは 威嚇!? 〕
  〔 それとも 警戒警報? 〕
  〔 ?  もしそうなら ... もしかして ... 今は 繁殖期 ってこと!? 〕
思い付いて さっそく調べてみたのだけれど 繁殖の時期はわかりませんでした。
       だけど あの声は どう考えても 穏やかな鳴きかたとは思えない。   
       この辺りは ノラちゃん達が頻繁に徘徊 していて
       以前 真夜中に鳥が襲われたような鳴き声や物音を聞いたことがあったから
       もし繁殖期であるなら 警戒 レベルがMaxである可能性は大きい気が しました。


  〔 もしそうだったら、この賑やかさは まだしばらくは続きそうなのかな!? 〕
  〔 でも もしそうだったなら、ちゃんと育ち ちゃんと巣立ってほしいから
    耳まで瞑りたいと思うほどのうるささでも 目は瞑ってあげたいわよね! 〕
そんな気持ちが芽生えてきます。

       目を瞑っても声は聞こえてくるから、耳を瞑りたい!
       くだらない発想だけど、 耳も 目みたいに自分の意思で閉じたり開けたり出来て、
       聞こえたり聞こえなかったり なんてことが出来たらいいのにな~!
       そんな風に思うこと ないですか?
       そこまでしたいと思うほどのうるささでも 子育て応援なら してあげたくなりました。
       それにしても、ちょこまかちょこまか! ちっともじっとしていない オナガ さんには
       閉口です。 写真に収めようと ファインダー越しにピント合わせに集中していると
       気分が悪くなってきてしまいます。



この オナガ さんのことは 当然 成鳥 で、 〔 つがい なのかな? 〕 と思っていました。
だから うるさくて強い 「ギィーギィー」 という鳴き声に混じって
たま~に弱めの鳴き声が聞こえて来た時も 雌の声だと思っていました。
ところが、どうも ほかに1~2羽(?) いるような気配が漂い始め、
写真をよく見直してみたら、若鳥幼鳥) がいることがわかりました。


       もう産まれていて ちょうど 巣立ちの準備 が始まったところだったんですね~!
       昨日 たまに聞こえた 「キュ-イ」 「キュルキュル」 という 可愛めの鳴き声を
         〔 雌なら たまにはそんな鳴きかたをする時もあるんだろうね! 〕 なんて
       勝手な解釈でかたづけていたけれど、あれは 若鳥 の鳴き声 だった 可能性もあり、
       あのするどい鳴き声は やっぱり 警戒警報威嚇 だったと思われます。
       卵を産んで巣立つまで、親鳥はきっと子どもを守るために ピリピリしているのでしょう。



そういえば、
枝を折ったり葉を落としたり しているのを何度か目に していました。
実際にはかなり離れた位置ですが、写真を見たら1枚だけ撮れていました。
       真上から落とされた などということはなかったので         
         〔 巣作りに必要なのかな!? 〕 なんて思っていたのだけれど
       今 思い返せば、私が写真を撮ろうとしているのを見て <危険人物> と判断!
         〔 威嚇の意味が込められた行動だったのかな!? 〕 とも思えてきます。
       私としては ちょっとショックではあるけれど、親はきっと必死なんでしょう。
       さらに状況を辿って行けば、〔 興味津々 網戸越 しに眺めている 我が家の破壊魔
       ちゃん達に向けても威嚇はしていたんだな! 〕 と思い当たる節もありました。
       網戸越 しだし、おとなしく見ているだけだし、外に出て来ないのもわかっているはず
       なのに、わざわざ対面に来てわめいていること、確かにあったもんね~!
       だけど、破壊魔ちゃん達の楽しみも取り上げることは出来ない!
       一応 「刺激 しないようにそっと見てね!」 って言ってはみたけれど
       そんなの わかんないだろうからね~!
       せめて私は 今後 できるだけ 遠くからチラ見する程度 にしておきましょう。


これらのことから推測すると、
このうるささも あとちょっとなんだろうと思えてきます。
そうとわかれば なんのその!
現金なものだとは思うけど、原因がわかれば気持ちも変わる!
こうなると 静かになっちゃうほうが寂 しいような気が してきます。

         オナガ さん。             
         あんまり ピリピリ しないで 子育てを してください。
         ただし、ノラちゃん達が始終うろついているから
         くれぐれも 下のほうには降りて来ないようにご注意くださいね。
         私やうちの子たちは 決 して害は与えませんから ちょっとは見せてください。
         あなたのお子さんたちが 無事に巣立てるよう祈っています。


 
子育て って 大変だもんね!
ちゃんと巣立たせた後は 夫婦で穏やかに暮らしてね!



ちなみに、
この翌日は 急に静かになりました。
つまり あの日が 最後の巣立ち訓練 だったのだろうと思われます。
今は 時々 「チチッ」 「キューィ」 といったような声が聞こえてくることがある程度。
巣立ちは完全に完了したものと思われます。
頑張った お父さん鳥とお母さん鳥、お疲れさまでした。

       樹上に枯れ枝などを使って皿状の巣を作り、6~9個の卵を産み、
       抱卵期間は17~20日、雌が抱卵 し、雛は約18日で巣立つ という オナガ さん。
       6~9羽 なんて、そんなにたくさんいたとは思えなかったけれど、きっと数羽はいた
       んでしょうね。 産卵から巣立つまでの間はホントに大変だと思うけれど、過ぎて
       しまえばあっという間! そう思うのは人間だけなのかしら?






ついでに、
オナガ さんは カラスの仲間 なんですって!
あんなにきれいなのに!?

       頭部 …… 黒とも濃紺とも云われる。
       喉元から後頭部と背の境界部分 …… 白色。
       胸、 腹 … 灰色で 背は 濃い灰色。 (腹の羽毛をかき分けると 黒灰色の層が見える。)
       翼 ……… 畳んだ状態では青灰色。 (隠れた部分は黒色に白い縁取りがある。)
       尾羽根 … 青灰色 (2枚×5)。 (状に開いた際に中央の2枚が最も長く 先端が白い。)


                門  : 脊索動物門
               亜門 : 脊椎動物亜門
                綱  : 鳥綱
                目  : スズメ目
                科  : カラス科
                属  : オナガ属
                種  : オナガ
                                             
       スズメの仲間 であり カラスの仲間 でもあるらしい オナガ さん。
       ・ <スズメ目> とは
         鳥類最大の目で、現生鳥類約1万0400種のうち半分以上の約6200種が含まれ、
         その特徴は、囀(さえず)るための器官である鳴管が発達 していること。
       ・ <カラス科> とは
         カラス(烏 ・ 鴉)と総称されるが、狭義にはカラス属など数属をカラスと総称 し、
         カケス類 ・オナガ類 ・サンジャク類 ・カササギ類などが含まれる。
       全長 50cm ほどで 「ガーガー」 と濁った声で鳴く ハシボソガラス さん、
       全長 15cm ほどで 「チュンチュン」 と通る声で鳴く スズメ さん。
       オナガ さんの全長は 34~39cm で キジバト さん(33cm) より一回り大きい程度。
       尾羽を除けば ムクドリ さん(24 cm) ぐらい ... と云われているようです。 ところが、
       尾尻の長さが 20cm からそれ以上あるともあり、頭から胴体までの長さは不明瞭!
       鳴き声は 「ギィーギィー」 「キュルキュル」 「ピューイピューイ」 「チチチチ」
        「ピピピ」 など 実に多彩。 総合すると 中間的存在のように思えてきます。



中国などアジア東部 や ヨーロッパのイベリア半島 に分布 し、
日本での分布は範囲を狭めているものの 東日本では増加の傾向にあるという オナガ さん。

       1970年代までは 本州全土と九州の一部でも観察されていたそうですが、
       1980年代以降 西日本での繁殖は確認されておらず、現在は本州の石川県以東、
       神奈川県以北、長野県以東から東北地方南部辺りまでで しか観察されなくなって
       きているそうです。 オナガ さんの生息域縮小原因については、分布を拡大して
       きた カササギ に 生存競争で破れた、 あるいは カッコウ が托卵先にするように
       なってきている などの説があるようです。


雑食 で、昆虫、果実、種子等を常食 し、一部は貯食もするという 留鳥
カラスの仲間で雑食 とはいっても ゴミをあさるような真似はしない。
そんな オナガ さんが棲んでいるのは
平地から低山地の 比較的明るい 森林竹林
あるいは 森林に近接する市街地 などの 人里付近。
雌雄同色で 群れで行動 し、いつも高いところにいて、警戒心が強く、学習能力も高い。
 「ギィーギィー」 鳴いたり あちこち飛び回ったりするのは
ディスプレイ(英:display) と呼ばれる行動のようで、
求愛や 威嚇 などの際、音や動作 ・姿勢などで 誇示する行為 を意味 しているようです。

       多くの種は 食物、つがい相手、縄張り競争の間に 他に威力や気勢を示すため
       それぞれ特徴的なディスプレイを行うといわれているようで、そんな中には
       相手の社会的優位を認めたことを示す <服従ディスプレイ>や、優位な個体が
       他の個体を受け入れることを示す <友好的ディスプレイ>などまであるそうです。
       今回の場合は 近くに巣があり、巣立ち雛がいるため 必死の抗議、縄張りから
       追い出そうとするような 排他的 敵対行動、 また、近くにいるものに 制止や逃走
       を知らせる 警告。 この3つであった可能性を感 じました。


さらに調べたら、
オナガ さんは 3種類対天敵音声 を持ち、
天敵に対する音声の種類が違うということがわかりました。

       鳥の天敵(タカ) に対して出される声 と 地上の天敵(ネコヘビ) に出される声が
       あり、タカ に対する アラームコール (警戒声) を聞くと すぐに直近の茂みへ逃げ
       込むなどの 忌避行動 を起こすが、ネコ に対する アラームコール では 逃げず
       ディストレスコール(捕まった時などに個体の周辺で出す悲鳴のような声)を聞くと
       音の方へ近づき 鳴き騒ぐ という。 なんかすごーく実感できる気がします。 
       ただし ネコ に対する声は 実際に見えないと行動を引き起こさないそうです。
       よく考えてみたら タカ より大きいはずの私にも 威嚇的行為を してきたってことは、
       オナガさんにとって私は ネコと同じ分類 ってことになるのね~!
       飛べないから高い所にいれば何とかなるし、俊敏さもないからね~!



襲う気もないけれど、
なんか 舐められた気もしないではないなぁ!


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季節の合間

2015-08-10 | 動物・生き物 に関するお話

            もういい加減 にしてほしいと思うほど猛暑日が続き、
            寝苦しい夜も多かった最中、
            1週間ほど前からは もう 虫の音 が聞こえ始め、
            ちょっと涼しい風が吹いた夜には すかさず
            虫さんの声も大きくなっていました。
            夜の中からは もう 秋の近さ が感 じとれるようです。
            オシャレな人が 流行を先取り しようとするかのように
            秋を先取り しようとする さん達 が
            われ先にと (いざな)い曲 を演奏する。
            子守唄のようなその音色が 自然と心を落ち着かせ
            聴き入っているうちに 心地よい眠りにも誘われて行く。
            寝苦しい夜から解放されるのも もうすぐかも しれません。
            今朝は 急な豪雨が降り、
             「わ~ 凄い降りね~!」
             「でもこれで いろんな生き物が助かるわね~!」
            そう思っていたら 案外早めに止んでしまいました。
             「あら、もう少し降ってくれてもいいくらいだったのに …!」
            そう思ったら また降って来て、 降ったり止んだり …
            これは台風14号の影響 なんで しょうね。
            そんな 雨の合間 くんが 鳴き さんが 鳴く

             「季節合間 なのね~!」
            冷たい場所を探 して ジブシー生活中の破壊魔ちゃんたちも
            今日は 窓辺でゆったり気分!
            秋は 近そうです。
            そんなことを思っていたら
            曇り空から陽が漏れ始め、今日も暑くなりそうな気配!
             「まだまだ日中は油断できなさそうね~!」
            それでも 雨で元気づいたのか 午前中 さんは鳴いていました。
              〔 張り切り過ぎると疲れちゃうよ~! 〕
            だけど、 さんの一生は短そうだから その間は精一杯!
              〔 自分にとって いいな と思うことが出来れは幸せなんだよね! 〕
            そう思えば 黙って聞いていてあげるのが一番!
            まだ 大気が不安定だから お天気は安定 しないようだけど、
            午後からは くんが鳴いています。
             くんも同じ 短い命!
            だから 共演は貴重です。



季節の先取り!
ハイセンスな虫さん、暑さに負けずに 頑張れ~!

蝉くんも、 夏を満喫 してね!


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今年も 茶毒蛾 発見

2015-06-13 | 動物・生き物 に関するお話

6月8日 (月)関東地方梅雨入り したと思ったら
11日 (木) には もう 沖縄梅雨明 け
沖縄の梅雨が明けると
関東地方は <本格的な梅雨> となるようなので
被害が出ないよう祈りたいものです。
日照り続きで砂漠化するのも困るけど 水害も困る!
地球規模で云ったら極貧ではあるけれど
植え替え植物さん達が根付いてくれるかどうかだって
今の我が家にとっては心配な問題と云えます。
〔 何でも 適度 がいいな~! 〕


そんな折、もうひとつ 心配ごとが起きてしまいました。
なんとなんと、
またまた 今年も 茶毒蛾 が発生 しているのを見つけてしまったんです。
                              (茶毒蛾被害話 は こちらこちら で ご覧ください。)
  

玄関付近の 山茶花 のほうでは見かけなくなったのに、
裏庭の 椿 では まだ毎年 何ヵ所かで
うごめいている姿を目にしてしまうことが続いています。
見つかるのも ほぼ同じ辺りなのが不思議です。
きっと ずっと以前から こういう繰り返しがあったのだろうと思われますが
最初に気づいた 山茶花 で調べることにならなければ
今も気付かなかったかもしれない!
掃除したり洗濯物を陰干ししたり …
裏庭に出る機会は多いので
頭上にいたのかと思うと ゾ~ッとします。
       幼虫が1枚の葉に群棲 しているのは 発生初期の頃だけ!        
       その後は分散 してしまうので この時期に見つけて駆除するのが一番 とのことですが
       花が咲いている頃ならともかく、普段 あまり椿の木を気にすることなんてないのに、
       毎回見つけることになるんだから 我ながら 感心 してしまいます。
       <予感> がするのか <呼ばれる> のか!?



毎年 見える範囲のものを殺傷 しても 全滅 に至らないのは
目に触れない辺りに まだ生息 している集団がいるから なので しょうか!?
山茶花 の何倍も 高木 である この 椿確認が しにくい のが 難点!
生き延びて成虫になれば また繰り返すのだから、<イタチごっこ> のようです。
せめて 見つけたものは確実に駆除する こと    
速攻性 を考えて 今回も カ ビキラー を使用することにしました。

      包み込んで くれる ので よく見えて わかりやすい
                                    命中率高く 効き目早い。

これだけ聞けば いいところばかりのようにも思えますが、
高めの脚立に乗っても届かない位置にあるものに 目一杯手を伸ばして霧を吹くと
自分にも降りかかってきてしまう という欠点もあります。
  〔 せめて上方から掛けられればいいのに …! 〕 と思いながら、
毎年 かなり苦戦を強いられる結果となります。
それでも 〔 危険な害虫だから 増やすわけにはいかないのよ! 〕
そんな思いだけで動きます。
                                                   






駆除 しようとしているのは自分でも、          
泡から逃げ出そうと這い回る茶毒蛾たちを見るのは 心が痛むものです。
やれることをやったらその場を離れ、確認するのは しばらく経ってからにします。
翌日も その翌日も、 じっくりと何度も見直して やっと、
見えている限りでは 撃退に成功 したな と感 じることが出来ました。

       これで本当に終わったのかどうか わからないのが不安材料ではありますが、
       この枝を切り落としたほうがいいのかどうか、迷いつつ 一旦 終了!

後日、                                             
茶毒蛾葉の裏にいる のは 暗くて目立たない場所を好むからではないかと思い、
 密集 している葉に 光や風を通す
ようにすること、
 小鳥達に 見つけやすく して 食べてもらう ようにすること、
それらが必要と思い立って、 高枝バサミを使って かなりの枝葉を切り落としました。

       様子がわからないので 初めは恐る恐るでしたが、
       見た限りで 茶毒蛾を目にすることはありませんでした。
       それでも触るのは怖いので そのまま放置!
       その日の夜に大雨が降ったので ちょっとだけ ホッとしました。


茶毒蛾発生年2回 だと云われています。
もしこれでダメなら 山茶花 のように
一度 全葉を刈ってしまう ことも必要なのかもしれないと思っています。
                      (山茶花の葉を刈ってしまった時のお話は こちら で ご覧ください。)


発見した時、撃退時、あのゾ~ッと感は二度と味わいたくはない。
これが最後となりますように!


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餌が無くなる怪を解明できぬまま レストラン終了

2015-04-26 | 動物・生き物 に関するお話

春になり、今年も 小鳥さんのためのレストラン は 閉店の時期となりました。
そんな折、また 不可解な出来事が起きました。
"また" と書いたのは 時々起きていたことだったから …!

         その内容は というと、
         たまに置いている 砂糖水果物
         前日の夜 まだたくさん残っていたにも関わらず
         翌日の朝には すべて、 きれいさっぱり、 無くなっている という怪!
         さらには しっかり括り付けてあった容器までもが 落ちている。
         ヒヨドリさんがどんなに頑張って引っ張ったとしても
         容器を外して落とすなんてことが出来るとは思えないんです。


  〔 これって きっと カラスさんの仕業よね! 〕  
私の予想では ほぼ確実 と思えるのだけれど、
今年は 声を聞くばかりで 実際にその姿を確認できていないし、
ましてや犯行の様子を目撃 したこともない。
                     

以前 大きな野良猫 が上っていたこともあったから
その可能性も 0 であるとは言い切れない。
ただ、                                 
  〔 猫が リンゴを食べ、砂糖水を飲んだ とは 考えにくいんじゃないかしら!? 〕
とは思っているんですけどね。

         もうすっかり春。  餌が無くて困る なんてこともなくなっているし、
         別に 犯人探 しをしたいわけじゃないから いいんだけれど …
         犯人探 しをするほどのことでもないから いいんだけれど …
         < 謎を解明 したい > という気持ちが 0 になった というわけでもない。
         それでも 「疑わしきは罰せず!」 ということわざもあることだし
         見つけたとしても 「もう少しお行儀よくしなさい!」 とか
          「レストランを荒らさないで!」 なんて お説教もできない。
         言ってわかるような相手でもなさそうだものね~!



これからますます 豊富になってくると思わる 餌。
それが証拠に
小鳥さんたちの元気な鳴き声は 暖かくなるほどに増し、
我が家の屋根の上は 非常に賑やかになっているんです。
その反面、
餌場で姿を見かけることが ほぼ無くなってしまったから
カラスさんじゃないけれど、今は 姿は見えず 声ばかり!
それでも 破壊魔ちゃんたちは よく窓辺で上を見上げ
キョロキョロと顔を動かしている。
彼らにはきっと見えているんでしょうね。
                           
         声だけでも癒されている私だから それで充分満足はしているのだけれど、
         猫の目線の高さで根気よく見ていれば 小鳥さんの姿も動きも見えるはず!
         生い茂った葉の隙間から小鳥さんを探す ..... !?
         それが 眼力を高めることに繋がるなら ちょっと試 してみたい気はするのだけれど、
         酷い疲れ目になりそうな気も して まだ試 してはいません。


いずれにしても この問題、
解明されぬままで 「今期営業終了!」 です。
次期にも同じことが起こるのか、その際には解き明かせるのか、
それもまた まったくわからないけどね~!


  
確かに餌を狙ってレストランに不法侵入したおっきなトラ猫は見たよ。
でも、同じ猫として言わせてもらえば、絶対ぜったい カラス君だと思うよ! 


                          ※ なお、今回 関連歌の掲載がないことにつきましては
                                                 こちら で ご覧ください。)



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可愛いと思ったミノムシちゃんだけど …

2015-03-01 | 動物・生き物 に関するお話

今期は 昨年のような大雪はないけれど、
雪やみぞれがちらつくことは多く、
夜遅い帰宅になる時には
まだ 防寒対策が しっかりでないと安心できないこともあります。
それでも 晴れた日の陽射 しは
確実に 春間近 と感 じられるようになりました。


ミノムシ っていうと 枯れ枝にぶら下がっているイメージが強いけれど、           
我が家の外壁には 小さな ミノムシちゃん が へばり付いていました。


        ちょっと見は ゴミか 枯れ葉、あるいはその切れ屑がひっかかっているかようですが
        数年前に見つけて ミノムシ だと気づいた時には けっこう感動 してしまいました。
        場所は 一応 軒下。 けれども の全長でさえ2cmほどしかないので、
        台風や強風で飛ばされていないか、強い雨で流されていないか、
        雪が付着 して その重みで落ちてしまっていないか、
        時々 ふっと思い出しては 気になって見てしまいました。
        しかし このちっちゃな生物 の くっつき力は 案外強力なようでした。
        けれども ちょっと疑問に思うこともあるんです。
        それは 時期によるのか 微妙に移動 しているように思える時があったり、
        巣立ったのかなと思っていると 離れた場所に2匹いる時があったりすること。
        果たしてこれが同じ子なのか どこかで世代交代 しているのか、
        見た目に大差がないから さっぱりわからない!
        今いる この子だって、生きているのかどうかさえ わからないんです。
        だけど今まではまだ冬場だったいから..... 、きっと冬眠中 だと思いたい!


昔は枯れ枝の先に よくぶら下がっていて                     
冬の風物詩のようだった ミノムシちゃん ですが、
最近ではそんな姿、まったく見なくなってしまいました。

そもそも、ミノムシ って 何の幼虫?       
中身が イモムシのようなものであることは知っているけれど、
正確な生物名まではわからない。

        ミノムシ の 名前の由来は その形が 雨具の に似ていたためで しょ?
        改めて考えてみれば、この の部分は 幼虫が作った というわけです。
        あんな狭い中にウヨウヨいるとは思えないけれど、 って考えると ゾクッと します。
        中にいるのが 茶毒蛾 みたいな奴だったら? と思ったら またまたゾッ!
        こんなに小さいんだから 成長 しても きっと小さいものだと思うし
        ゆくゆくは きっと 飛び立って行く生き物 なんじゃないか という 想像はできますが、
        いずれにしても <蝶> という気はしないから .....
        やっぱり <蛾> の仲間 ではあるんでしょうか!?


ミノムシ を 調べてみたら …
    英名 : bagwormbagworm moth
                   体が細長く蠕動(ぜんどう)により移動する 袋(蓑)に入った 虫(蛾)。 

やっぱり~!  ミノガ(学名 : Psychidae)の の幼虫 とあり、
Wikipedia には、一般的に オオミノガ (別名 : ヤマトミノガ) の幼虫を指す と書いてありました。
一般的なものには他に チャミノガ というのもあるようです。

    両者を比較すると、
       【 オオミノガ 】 漢字で書くと 大蓑蛾 (学名 : Eumeta japonica)
         ・ 字のとおり ミノムシの中で 最も大きな種類 で、<雄>の体長は 30~40mm。
         ・ 主に を綴り合せて蓑を作る。
         ・ 蓑の形は 紡錘形
         ・ 小枝などに だらりとぶら下がっている
       【 チャミノガ
         ・ 幼虫の大きさは 15mm〜25mm と オオミノガ の 1/2〜1/3 にすぎない。
         ・ 主に 小枝 を綴り合せて蓑を作る。
         ・ 蓑の形は 円筒形
         ・ 木や葉に上端を広く固定し、角度を持ってしっかりとくっ付いている


けれども、双方共に 我が家の軒下に間借り中の この子とは 明らかに違う種類のようでした。

でもね、
調べたからわかった 驚くべき 生態。 
ミノムシ (オオミノガ) って とっても特殊な生き物だったんです。
         <成虫> が の形 になるのは に限られる。              
          の体は かすかに残す <頭部>と<胸部>以外はすべて 卵を宿す<腹部> で、
         無翅. 無脚 でもあるため <蛾> にはならずに 内部留まる
         <雄><雌>共に口が退化 していて、
         翅のある<雄>でさえ 花の蜜などを吸うことはできない。


         蓑の中で無事に越冬できた蓑虫は、春になり 暖かくなってくると
         餌を食べずに そのまま 4月5月半ば 頃 にかけて (さなぎ) になり、
         5月下旬6月上旬 頃 までには 成虫 へと変態する。
         <雄>は<雌>のフェロモンに引かれて夕方から夜間にかけて飛行し、  
         蓑の穴に腹部を伸ばして<雌>と交尾したあと
         <雌>の姿を一度も目にすることのないまま死んでしまう。
         その後 6月中旬 頃、<雌>は自分が潜んでいた蓑の中の蛹の殻の中に
         3,000~4,000個もの卵を産卵 し、腹部の先に生えていた淡褐色の微細な毛で
         卵塊の表面に栓をするように覆う。
         産卵を済ませた<雌>は小さくしぼみ、
         通常は 卵が孵るまで 蛹の殻の中に留まっていて、
         孵化する 6月下旬 頃 蓑の下の穴から出て地上に落下し 死んでしまう。
         孵化から20日前後の 6月後半7月始め 頃 、               
         孵った<幼虫> は 蓑の下の穴から外に出て、糸を吐き 垂らし、
         多くは 風に乗って分散 する。
         葉や小枝などに到着した 1齢幼虫 は ただちに小さい蓑を造り、
         蓑の中から顔を出して葉を 摂食 (※) する。
         食害は 特に 梅雨後の 7月~8月(夏期) 頃に多いようです。
         7月~10月にかけて、葉を食べながら <7回脱皮>を繰り返す幼虫は、
         成長するにつれて蓑を拡大・改変 し、小枝や葉片をつけて大きくしていく。
         秋には 蓑の前端を細く頸(くび)り、摂食後の枯葉や枯れた小枝などに  
         環状になるように粘性の絹糸をはいて絡め これに結わえ付け、
         袋状の巣を作って枝からぶら下がり 越冬に入る。

         ※ 幼虫の摂食による食樹は、樹木全般。                  
           ほとんどの樹木で被害があるそうですが、落葉樹 に多いとの説もあります。
           主食は<葉>ですが、食い尽くすと <果樹> にまで食害が及ぶことがあり、
           ウメ(バラ科)、カキ(カキノキ科)、アンズ(バラ科)、カンキツ類(ミカン科)、グミ(グミ科)
           クリ(ブナ科)、ブドウ(ブドウ科)、イチジク(クワ科)、ブルーベリー(ツツジ科) などで
           被害報告が出ているほか、ウメ や お茶(ツバキ科) などでは<樹皮>までが
           食べられ 枝枯れすることもあり、庭木では、サクラ(バラ科)、カシ(ブナ科)
           ツバキ(ツバキ科)、マサキ(ニシキギ科)、サツキ(ツツジ科) 、ハナミズキ(ミズキ科)
           カエデ(カエデ科)、サルスベリ(ミソハギ科) などが被害にあっているようです。


        ミノムシ は、植物を食い荒らすなど被害を与えることから 食害性害虫 として
        扱われることがあるようです。 こうなると あんまり 可愛い なんて云えなく
        なってしまいそうですが …、 1~2匹なら、 やっぱり、 可愛く見えちゃうかも~!
        だけどね~、それだって 少ないからそう思うのであって、いっぱいいたら きっと
         「気持ち悪い!」 なんて思ってしまうので しょうから 勝手なもんです。

そんな ミノムシ ちゃんも、                                    
今や 絶滅危惧種 に認定されているそうなんです

        どうりで! もうずいぶん見かけないもんね~!
        ミノムシ ちゃん って、枝からぶら下がり 風に揺れている姿が どこか 喉かで
        ユーモラス!  小さな子たちに 「こんな生き物もいるんだよ!」 って見せて
        あげたい思いに駆り立てられる昆虫でもあります。
        勝手続きで云わせてもらうなら、
        一ヵ所に大量発生せず、大被害は与えず、生き続けていてほしいな~!


         ミノムシ の代表格、オオミノガ
         そんな オオミノガが激減 してしまった理由というのが、
         ミノムシを退治するため 1990年から1992年にかけて 中国山東省で大量に放飼
         されていた オオミノガヤドリバエ という名の小型の寄生バエ(体長5mm程度)
         存在。 日本には 1990年代後半あたりに侵入して来たらしく、
         このハエは オオミノガ だけを狙い、幼虫が食べている葉に微小な卵を産み付け、
         葉と一緒に摂食させることで オオミノガの体内に入る。
         その中で 噛み砕かれなかったものは 消化管中で幼虫となって孵化 したあと
         体腔内に侵入し、幼虫が死なない程度に宿主の体を食べて育つ。
         宿主が蛹になると、中身を全て食べ尽くして成長 し、やがて空になった宿主の
         蛹の殻に穴を開けて脱出し、囲蛹 いよう=脱皮 した幼虫から出て蓑の内部で
         蛹になること)
になって、羽化すると 蓑の下の開口部などから脱出する。
         1個体に付き 平均10羽程度。 多い時は100羽以上もの オオミノガヤドリバエ
         羽化することがあるようで、 寄生数が多いとハエのサイズは小形になるらしい。
         なお、その オオミノガヤドリバエ に寄生する という キアシブトコバチ などの
         寄生バチや、羽化直後の成虫を食べる ハエトリグモ などというものまでいる
         というのだから、生き残るためとはいえ 生存争いや騙し合いで 気が抜けない、
         かなり えぐみをおびた自然界を垣間見た気がしました。
         なお、オオミノガヤドリバエ は 寒さに弱いので 北の方にはいないそうです。

さらに調べてみたら、                                         
ミノガ科 には なんと 30~40ほどの種類がある ということがわかりました。
ニトベミノガクロツヤミノガネクロミノガシバミノガキタクロミノガ ... etc.
その外観、そして 人家周辺の建物外壁などで蓑が見られることもある ということから
我が家に間借り中の この子の正体は
            たぶん クロツヤミノガ ではないか という結論に達 しました。
よく似ていると思った ネクロミノガ は <草の茎> で蓑を作る という点が違うようでした。

  
実際の大きさは 写真の 1/3 以下!  20mm の 小さなミノムシちゃんです。
  参考資料によると、
       【 クロツヤミノガ
         ・ 蓑の大きさは 20~25mm。
         ・ 主に 小さくちぎられた 葉屑樹皮屑 を綴り合せて蓑を作る。
         ・ 蓑の形は 表面がわりと滑らかでスラリとした 鋭角の三角柱
         ・ 家の軒や壁、塀 などに しっかりとくっ付いている
         ・ 雄成虫の前翅長は 18-20mm。 体の割りに触角が大きい。
         ・ 成虫出現月は 5~6月。
         ・ 食樹は ブナ、ニレ、バラ、沈丁花、ツツジ、サツキ など 多くの樹木、
           灌木(かんぼく=低木)、蘚類(せんるい=コケ植物の一群)。
         ・ 天敵は シジュウカラなどの小鳥で、蓑の穴から嘴を入れて食べる。

いろいろ見ていたら、                                           
<マメツゲ> や <イヌツゲ> で クロツヤミノガ による食害がある という記事を見つけました。

          〔 ツゲ!?  あっ .....!! 〕
        <ツゲ> という言葉で 思い出したことがありました。
        我が家でも 茶毒蛾被害の山茶花の隣りに植わっている <西洋ツゲ> と
        思われるものが 酷い食害を受けて、山茶花の葉を全カットした時に
        一緒に、すべてカットしたことがあったんです。
          〔 … ってことは、あの時の害虫は この子の仲間たちだったの!? 〕
        確かに、 この子がくっついているのは ツゲの木に近い場所でした。
          〔 えーっ、なんか ショック! 〕
        犯人が確定 したわけではないけれど、かなり濃厚な気が しないではない!
        気になって見てみたら ツゲの葉には また食害を受けた痕跡がありました。
        ただし、これがいつ頃の被害なのかは不明だし、
        ミノムシ はおろか、他の虫の姿も 目にすることは出来なかったので
        決定には至っていません。


  
山茶花は色艶も良いのに、ツゲは色も悪く虫喰い葉になっていました。
ミノムシ は可愛い と思っていたのに、                               
これが本当に この子たちの仕業なら まさに <害虫> というしかなくなってしまいます。
その確認をするため 時期を待つべきなのか、
もう一度 ツゲの葉を全ガットすべきなのか、
迷うところです。


ところで、
ミノムシ がどういう向きで蓑の中にいるのか 知っていますか?
実は とても気になっていたんですが、
男の子のように 解体しちゃう なんてことは出来ないので
勝手に 上方にあるほうが 頭、
クロツヤミノガ なら、外壁にくっ付いているほうが頭 と想像 していたんです。
確かに、幼虫は 蓑から頭を出して摂食するのだから それで正しいのでしょうし、
ミノムシのイラストを見ると すべてそんな風に描かれているので
それが当然のようにも思えます。
けれども 卵を宿した <雌> は、
どうやら 細い先端の方に頭がある らしい!

        だから 卵の孵化を確認 したあと 下から出られるわけね!
        その点は納得できた気がするんだけど、
        そうなると、ずっと 逆立ちしたような状態でいる ってことになるわけだから、
        人間なら 頭に血が溜まっちゃって、拷問みたいになっちゃうわね!


   
風にゆらゆら揺れていた ミノムシちゃん。
そんな風情が失われていくのは 寂しいな~!


                          ※ なお、今回 関連歌の掲載がないことにつきましては
                                                 こちら で ご覧ください。)



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今年も 小鳥さんのためのレストラン開店

2015-01-18 | 動物・生き物 に関するお話

すっかり忘れていましたが、
今年も 小鳥さんたちレストラン開店 いたしました。
                 (関連記事 につきましては 2009. 32013. 32014. 4 で ご覧ください。)
…というのも、
小鳥さんの声を聞くたびに
我が家の 破壊魔ちゃん達 が こぞって窓の外を見に行くようになり、
 「あっ、そういえば 毎年この時期には レストランを開店 していたんだっけ!」
と 思い出させてくれたからでした。

冬場になると どう しても大変 になると思われる 餌探 し
  〔 小鳥さんが 少しでも喜んでくれたら 嬉 しいな! 〕
そんな思いから始めた このレストラン。
そのお蔭で、こちらも 癒され、
マーブル は よく 暇つぶ し を していました。
  〔 みんなが 幸せなのが 一番! 〕
昨年は それが ロック に引き継がれ、
今年は ユキ丸チャチャ丸 の参加で 幸せを感 じるものも増えることになりました。


そこで今年も、
いつもの 餌場 を しっかりとケアし直し、
雨・風・雪を避け 用心しやすいこと も 配慮 して また 新しい 透明傘 を設置 しました。
近くで小鳥さんが
 「わ~ 今年もそろそろ 開店するのかな!?」
期待 している様子(?)で 偵察に来ているのがわかりました。

置きっぱなしになっていたタッパーを洗って置き直し、
お砂糖をお湯でよ~く溶かして、暖かいままの 砂糖水 を流し入れました。
毎年 小さなメジロさん達の訪問が多いので
飲みやすいよう 並々と入れてあげようと思ったら
小さいと思ったタッパーには けっこうの量が入り、2度3度 継ぎ足し継ぎ足し!
去年もやったはずなのに 分量はまだ掴み切れていませんでした。


柔らかくなった リンゴ 2片 も一緒に置いて様子を見ていると
一番にやって来たのは やはり メジロさんご夫婦
まだかなり警戒 している様子で、
何度も飛 び立っては戻って来る を繰り返 していましたが、
砂糖水 を 美味しそうに味わっていきました。

その後、メジロさん、ヒヨドリさん と 次々に ご来店!
少し慣れてくると 果物のほうにも目が行って、
飲んだり食べたり、離れたり戻って来たりを繰り返す。
頻繁に出入りしているのが何羽くらいなのか さっぱりわかりませんが、
どうやって知れ渡っていくのか、いまだに疑問に思う点はあります。
 


それでも 我が家の 破壊魔ちゃん達 は 興味津々!
せっかく 好みの場所で 機嫌よく見ていた ロック
チャチャ丸 が近寄ると逃げてしまう という時もあるけれど
通常は それぞれが 好きな場所で好きなように 観賞すること を楽 しんでいるようです。

興味深々の 破壊魔ちゃん達
 
いい暇つぶし になりそうです



浅い受け皿に置いた果物は 啄(ついば)んでいると 下に落ちてしまう。
すると、小鳥さん達は 下に降りて それを食べようとする。
外には ミーちゃんや シーちゃん以外にも 野良猫ちゃんがいて
彼らは 普段からは想像も出来ないような素早さで 小鳥さん達を狙います。
 「ちゃんと餌をあげてるんだから そんなこと しないで!」
言ったところでわかるわけもなく、彼らに してみれば 本能 でもあるわけだから …
こちらが 餌場を設置 した責任 と して 対策を考えなければいけないことになります。
そこで 大きめのタッパー に 果物を入れ直し、
乾燥を防ぐため こちらにも 砂糖水 を入れて 置き直 しました。
これで 中身が落ちる心配 はないし、
猫ちゃん達だって ここまでは登れないので 安心です。

ただ、 乾燥や蒸発することもあるのか 砂糖水 は 1~2日で無くなってしまい、
毎日足すか 汚い場合は入れ替えたり してやる必要があるので、ちょっと面倒な時もあります。
だけど、不景気で 果物はたまに しかあげられないので、せめて これくらいはしてあげたい!
とりあえず冬場、困った時の拠り所 になれれば 嬉しいし、
春までみんなが 喜び 癒されて暮せそうなのが いいなと思えます。


後日、まだ下の方をウロチョロ している ヒヨドリさんを見つけました。
  〔 果物は全部拾ったから 下には落ちていないはず。 それなのに何故!? 〕
よくよく見てみると そこには センリョウ がありました。
  〔 そうか~ これだって 実 だもんね! これも 餌になってたのね~! 〕
さらに 近寄って見てみると もうすでに けっこう食べられているようでした。
でもこれ、50~60cmの小低木なので 野良猫ちゃんに襲われる可能性は大です。
それでも、これはどうすることも出来ない!
  〔 食べるのに夢中になって 襲われないように気をつけてよ! 〕
そう願う しかなくて 新たな不安も生まれました。

ヒヨドリさん と センリョウ
 
 
    小枝の先にたくさん付いている赤い実   上方にあるものは もうけっこう食べられていました



その後、
去年を思い出して、砕いた コーンフレークや クッキーの残り、
みじん切りにした リンゴとキャベツ などを
風で飛ばないよう、落ちないよう、
これもまたタッパーに入れて 不定期で置くようになりました。
今年も 日替わりメニューが徐々に増えているので
あと2~3ヵ月ほどの間、
小鳥さん達も 飽きずに食べに来てくれるのではないかと思っています。

 
自由気ままな 小鳥さん達 と 自由気ままな 破壊魔ちゃん達。
こちらは その両方で癒されて、お得感 満載気分!


                          ※ なお、今回 関連歌の掲載がないことにつきましては
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