― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

髪を切ったら …  ― 煌めきたいの ―

2011-10-16 | 想い・思い・体験 話
 
少し前、髪を切りました。
ずいぶん久しぶりのことでした。

いつの間にか伸びてしまっている髪は まとめ髪 (アップスタイル) をするにしても長すぎ、
苦労 して まとめ上げなければならないほど どうにもならなくなってきていたので
アップが しやすいように カットすることにしたんです。

髪は女の命> という言葉があるくらいだから
その命とも云える髪 を切る ということは 決死の覚悟がいる!

そんな大げさなことではありませんが、
今の若い子達が 気分を変えるように髪を切れるのとは ちょっと違う感覚!
やっぱり 少 し 勇気 がいりました。
そうは云っても
けっして 失恋を したわけではないんです。
なんて云っても、もう 冗談にも ならないですね。



私の髪の長さは、
小さい時から 中学1年の頃までは 耳の下あたりから 長くても 肩に付く くらいで、
学生証の写真を見ると 片方だけが外側に跳ねていて、
  癖っ毛だったんだな~!
  何にも気にしていなかったんだな~!
懐かしくなります。

それから徐々に伸ばすようになり、最長は 太もも 辺りまで!
量は人の倍以上はあると云われ、                
学生時代は そのストレートを ほとんど ポニーテール で過ごしました。

あまりスタイルを気にすることもなかったので ほとんど ワンパターン。
それは 良く云えば トレードマークのように …
そして つい最近まで その片鱗が残っていたのかな~ と思えるくらい
私は通常 同じように ほぼワンパターンの アップスタイル で通 していました。


学生の頃 ロングにしていたのは、
お正月に 日本髪 を 結いたかったから というのが 1番の理由。
本来の日本髪にするためには 一般的にロングと称される長さでは難 しいら しく、
前髪も 長めでないといけません。
髪の量も多く、ピタリと条件にハマっていたら しい私は、
美容院のママさんから ぜひ日本髪 に してみてと進められていました。
  和服 に 合う 髪型。
  お正月 しか 出来ない 髪型。
着物がとても好きで、新年には必ず着ていた私は、そんな髪型 にも 憧れるようになってゆき、
その後は 学生時代の恒例行事 のようになりました。
   ただし、太もも まであると かえって長すぎて 髪型を作るのが大変なようでした。

               小さい頃、両親が作ってくれた きれいな色の (ろ) や (しゃ) の着物、
               妹とお揃いの木綿の着物。  これが嬉 しくて着物に嵌まり、働き出 してからは
               反物を買って 母の知り合いにずいぶんと仕立ててもらったものでした。
               着物は 小物などを合わせたら必要なものが多すぎるほどあって 買うのは大変
               ですが、その分 楽 しみも多い。  裾裏の 八掛け帯揚げ など、その人の
               センス が問われるものがあったり、その日の気分など 遊び心 で楽 しめること
               も …。  高額な物は少ないですが、数は けっこうあるので 唯一 娘にあげられる
               遺品には ... なるかも!

その頃の美容院の暮れ、特に大晦日は 成人式の時のような混雑で、       
着物用の髪型にする 時間のかかる人たちがたくさん訪れるため
予約を しないと とてもやってはもらえない状況!
美容師さんは寝る暇もなかったほどだったようで、
せっかく予約を しても 時間が遅くなるほど ズレてくるため
私は 髪飾り (かんざし類や鹿の子など) を持参で 早朝の 4時半とか5時に行って
数時間かけて びんつけ油 ガチガチの 日本髪 (正しくは 新日本髪) [※1] に してもらっていました。
この髪型にすると そのまま 三が日まで過ごすため、洗えない、寝られない [※2] !
            ※1 時代劇の町娘や舞妓さんのような髪型。 新日本髪は そこからのアレンジ。
            ※2 張り出た部分が多いので 上を向けない、横も向けない!
               家には <箱枕> などというものがなかったから、額を枕に押し付けてうつ伏せで
               寝たりは したものの ほとんど眠れたものではありませんでした。

当時でも 日本髪風に結い上げる人は少なかったため ご近所の方々も 楽 しみにしていてくださって、
一緒に写真を撮ったり、写真館に飾っていただいたりも しました。
   その写真館には 当時はとても珍 しかった アフガンハウンドのボビー(犬)と一緒の写真も飾って
   いただいていて、店主と二代目には とても良くしていただきました。


それでも この日本髪風は辛すぎて 3年で断念!
そこから徐々に もう少しアップに近い髪型へと変わってゆきました。


これだけのロングヘアーを切った時も 失恋ではありませんでしたが、
本気の本気の 一大決心!
迷わせないで切ってほしかったのに 美容師さんからは
 「ここまで伸ばしたのに …?  本当に切っていいんですか!?  ホントに …?
  切りますよ!  切っちゃいますよ!」 と 何度も念を押され、
気持ちが 揺らいで しまいそうになったのを覚えています。
   まるで お相撲さんの 断髪式 みたい!
   美容師さんにも責任を感 じさせてしまうほど 髪の重さと同 じくらいの重圧感があったんで しょうね。
   私も あまりあっさり過ぎたら嫌だったかしら!?  でも 何度も繰り返されて閉口 してしまいました。
   なお、切った髪はカツラ用に使いたいとのことなので 差 し上げました。

切り立ての時の髪型 は   
顔に馴染まないというか あまり似合っているという気が しない と思うことはないですか!?
自分が見慣れないから 何だか変!
切らないほうは良かったかな~ なんて 複雑な思いで 数日を過ごすことになる時も ありました。
そんなことを思ってみても 後の祭り なのに …!
この時は特に 人の反応が気になって 知り合いに会うのが恐ろしく思えたっけな~!
そんなことも 懐かしい!

友人達に会えば 予想通り
 「え~っ! どう したの~!」
 「なんかあったの!」
 「大丈夫!?」
まずは 失恋 したのかと思われたようです。
その後で
 「初めて見た~!  いいじゃん!」
 「案外 似合ってるわよ! イメージチェンジだね!」
 「扱いが楽になったで しょ~!」
そんな優 しい言葉!
一番引いていた自分が 少 し楽になり、
  〔 中味は変わらないもんね! 〕
無理にでもそう思って切り替えたように記憶 しています。

その後も 気がつけば 結局は いつも ロングヘアー
   お勤めをし始めても 初出の時は着物でしたから、美容院通いは2回!
   それ以外は 梶芽衣子さんのようなストレートを 会社では結んでいるような状態でしたし、
   結婚して子育てをしている頃は パーマをかけていました。


    
かなり美化 しすぎていますが …

どうやら ロングヘアー切っても切れない関係 のようです。




      髪を切った話から 思いがけず昔を思い出 して 話が反れてしまいましたが、
      こんな風に振り返ってみると、 ここにすべては書けないながらも
      今まで思い出さなかったことが フッと湧き上がってくることもあるものです。
      娘や母と話 していても 覚えている部分が違うことがあったりして
      新たな感動や想いを蘇らせることがあります。
      こういうことが 活性 に繋がるわけですから 書こうとすることで 思い出せる幸せにも 感謝!


話を元に戻せば、今回は その頃に比べたら 大 した話では ない!
それでも
20センチほど切ったら すっきり し、
その違いに 自分でびっくりしてしまいました。
   毛先も痛んでいたのでしょう。  サラサラヘアーになりました。
   髪を手で後ろにやる時の なびきの軽さ。  20センチ分の髪の重さを感 じます。

ただ、
本当は 久々に ゆるくパーマをかけたのに
洗った後でさえ それを感 じることが出来なかったのは ショック!
おかげで
本来 願っていた <アップが しやすい長さ> になったにもかかわらず、
<まとめ髪が しにくくなる> という結果になってしまいました。
   昔に比べたら コシがなくなって細くなっているから なおさら 張りがない!
   まだ普通量以上ですよ と云われても、多くて困ったくらいだったから 少なく感 じられて 寂 しい気分!


それでも それが思わぬ効果を生んだのは
下ろした髪型を見た 皆さんから
 「なんだか 若くなったみたいに見えるよ!」 と言っていただいたことでした。
  〔 以前は そんなに老けて見えたのかな~! 〕 とも思えるわけですが、
 「ありがとう! 前髪も切ったからじゃない。」 と 嬉 しさに照れも交えての返答。
  〔 一応 女 だし、少なくとも 老けて見えるよりは 少しでも若く見えたほうがいいわよね! 〕
そう思えた時点で
  〔 きっと 少し 活性 しているに違いないゾ! 〕
また 嬉 しくなりました。
            滅入ることは 身体に よくあり ません。 老いに 拍車をかけることに もなります。
              だから こんな些細なことでも、嬉 しいと思えることを た くさん見つければ … 若返るのかも!


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

女性は、いつまでも 輝いていたい生き物のようです … ということで
1999(平成11)年 2月10日発売、
       瀬川瑛子 さん の  『煌めきたいの』
           (作詞 = ちあき哲也 さん /作曲 = 津村泰彦 さん)

「髪を切れば きっとすぐに 気づいてくれる  自由に外へ 出させてくれる…
                だけどなぜよ 暮らすほどに 他人のようね  愛することに 我慢がいるわ…」
   「あぁ あたしだって  あぁ 女だもの  あぁ ときめきたい
                あぁ あたしだって  あぁ 女ら しく  あぁ 煌きたい  わかってくれますか」
  「これじゃいけない こんな生き方  愛が胸で もがいているわ
                誰かふとした 恋に出遭えたら 壊せそうな ガラスのくら し」

   気づいてほしいことに気づいてくれない!  女性がよく口にする言葉です。
     確かに それは寂 しい!  だけど、あんまり細か過ぎても重いものです。
     相手を思いやる心で 少し気にし合えれば うまく付き合えるのではないかと思いますが、
     我慢 して付き合っていると思ったら辛いものです。
     いつまでも きれいでいてほしい と思う彼女が きれいなままでいられるのは、男性次第 という
     こともありそう!  そのあたりを考えてくれる人が彼氏なら 煌いていられるのかな!?
                                    (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)
偶然ですが、4年前の同時期、瀬川さんの歌のご紹介を していました。
(その時の詳細については こちら で ご覧ください。)

瀬川さんといえば 演歌歌手と云われていますが、
前回ご紹介 した曲も この歌も 演歌ではありません。

これは 彼女の66曲目のシングルで、夫婦間の不満を歌った歌のようです。
結婚する前は優 しかったのに、今は 自由がなかったり、放ったらかしだったり …!?
ちゃんと 人 と しても 女 と しても 見てほ しいのに
<釣った魚に餌はやらない!> といった扱いでは 不満が募ってしまう!
だから、
たぶん 男性よりは繊細だと思う <女心> を、時々 考えてほしいということなんでしょうね。
いるのが、するのが、当たり前ではなく、
 少 し 誉めてもらえたら … 可愛くなれるのよ。
 ときめくことがあれば … 煌けるのよ。
そうすれば あなたにも もっと優 しくなれるのよ って感 じでしょうか!?

男の人でも 作詞者ともなれば 女性心理を かなり追求 し 研究するのでしょうね。
<わかってくれますか> という言葉から 切ないが伝わってきます。
ですが、
この歌には暗さがないから 溜まった不満の ちょっとした解消法には いいかもしれません。
軽くのれるメロディーも 聴きやすく、歌いやすい歌だと思います。
   [あぁ] と書かれた部分は [あはは] という感 じ で歌うので 個性が出るかもしれませんね。
   初めはちょっと恥ずかしいと思う方でも、嫌らしさがないから 歌ってみたら楽しいと思います。



               お互い様であることも あります。  多少の不満なら 歌で訴え、歌って解消 しましょう!


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