― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

救助 したのに …  ― カブトムシ ―

2012-09-04 | 動物・生き物 に関するお話
 
 
まさか 2回連続で <虫のお話> になるとは 思っても いませんで した!




朝、植木たちに水遣りをする時、 一応 カメラ を持って出る私。
時間があれば 庭付近を軽くひと巡り して、何か <発見> があれば嬉 しい と思うからです。
この日、何気なく バケツに目がいくと、何やら違和感のある物を発見 しました。
     今年に入ってから 特に目の調子が思わしくない私は じっと 凝視!
すると、
そこには <知っている昆虫> に見える物体 が 浮かんでいました。
  〔 え~っ! こんなところで?  ありえないわよね~! 〕
  〔 死んじゃってるのかしら? もっと早く気づいてあげられれば良かったのに …! 〕
     そんなことを思いながら かがんで再度 凝視!
すると、弱々 しくも 足が動いて もがいている!
  〔 あっ、 生きてる!  早く助けてあげなきゃ! 〕
<動物> は 好きでも <昆虫> は あまり得意ではない私!
だけど 緊急事態!  とっさに 手で救い上げていました。
   

その子は やっぱり、
     カブトムシ の 女の子 で した!  
彼女は 私の手を伝って 必死で 這い上がってきます。
思わず 「きゃ~!」 と声が出て しまいましたが
カブトムシは まだ 何とか大丈夫な範囲 かも~!

   小さい頃、<カマドウマ> に飛びつかれ、<蜘蛛> に噛まれ、
   <カマキリ> の赤ちゃんが 無数。 天井からポタポタと落ちてきて 頭や体に くっ付いた!
   そんな経験があって、 トラウマ となって しまっているものには 今でも弱い!
   特に <カマキリ> なんて、想像 しただけでも 鳥肌が立ちそう!  もちろん ゴキちゃんも 駄目です。
   ただ、歳を重ねてから、 <大きな蜘蛛> は <家の守り神> と思って、見つけても 無視できるように
   なりました。  とはいえ、近くで見た時は 凍りつきますが …。


モゾモゾ モゾモゾ!                         
   カブトムシの足には しっかり しがみ付くための爪のようなものがあって けっこう痛い!
上腕にまで登って来た彼女を 出来るだけ そっと剥がし、
もう一度 手のほうに移動させて、
どこに置いてやるのが良いのかを考えました。
だけど、好きな場所 なんて わからない!
とりあえず 木のほうが良いのかと思い、傍(かたわ)ら にあった ツゲの木 に乗せてみたところ、
ちょっと動いて好みの場所を見つけたのか 落ち着いて動かなくなりました。
     〔 疲れちゃったんだろうなぁ! どれくらい もがいていたんだろう!? 大丈夫なのかな~!? 〕
弱っていたら可哀想 と 砂糖水 を 木にたら してみましたが、
飲んでくれているのか さっぱりわからない!?
 「早く元気になって 好きな所に飛んでいきなさいね!」
彼女には そう伝えて、一旦 室内に戻りました。             私 : 「早く元気になってね!」
                                     
ところが …                                  カブトムシちゃん : 「は~い!」
   気になって仕方がない!                    (手を上げ、足を上げて … お返事!?)

   以前、<鈴虫さん> が入った籠 に スイカ を入れて 涼 しい葉陰 に吊る しておいたら
   アリに襲撃 されて しまった という苦い経験 があるので
   砂糖水 にアリが来ないか、カブトムシさんが襲われないかが気がかりで落ち着かない!
   「襲われないうちに どこか好きな所へ飛んで行けたら いいんだけど …!」 と 祈る気持ちと、
   「まだ いて欲 しい!」 と 願う気持ちがあって けっこう複雑な心境!


この間、昼間はどんなところにいるのかと調べてみたら、
木の根元地面 など 涼 しい場所 にいると書いてありました。
ツゲの植わっている場所は 直射日光は差 し込まないのだけれど、隠れる場所がない!
  〔 ここ じゃ 駄目なのかな~!? 〕

   山茶花の隣にあるツゲの木。
   ここにも茶毒蛾とは別の虫が付いているようだったので 駆除のため 一旦すべての葉を落としました。
   2ヶ月ほど前から やっと新芽が出始めたばかりなので <茂み> というものが まだ ないんです。


そこで シャベルで地面を柔らかくして 涼 しい場所に置き直 してみました。
ところが 落ち着けないのか 動き回ったあげく、<小さな金バケツ> の上に登ってしまいました。
  〔 そこ じゃ 駄目で しょ! 〕
しかたなく 元の場所に戻 し、木に水をかけて湿らせ、温度を下げ、
以前 メダカを飼っていた時に使っていた容器 を 枝に引っ掛けて 日陰 を作ってやりました。

      

また、バナナ が好き と書いてあったので
少 し黒いところがあるくらいの 甘い部分 を選んで木に乗せ、
アリ対策 と して、残 りを 少 し遠 くに撒 きました。
ただ、彼女が食べているのかどうかは やはり まったくわかりませんでした。
その後 何度か見に行くと、少 し小さくなったバナナが下に落ちていて    
食べているら しきことがわかったので、                           かぶりつき!?
今度は 木に擦(なす)りつけるように置いてみたら、
しばらく後には 乗っかって食べていました。

            
      ここは <首> ? それとも <ウエスト> ?       あんがい 毛深 い 女の子!
        くびれ って 女の子ら しさ よね!



         カブトムシは 通常、昼間はおとなしくしているそうなので、
         夕方か夜になったら きっと好きな所へ飛んで行くので しょう。
      怪我を している様子はないので、               
      ちょっと心配だけれど 自由を奪うようなことはせずに、このまま そっと見守ってあげよう!
      そう思いました。

         ゆっくりと 秋は近づいているようだから、
         残り少ない夏を 命が全(まっと)うするまで 元気に飛び回ってほしいものです。

ちなみに、
(チッチ)に バケツの中でカブトムシを見つけたという話を したら、
 「昨日の朝からいたよ! もう死んでるのかと思ってたけど、
  あれ カブトムシだったんだ~!  この付近にもいるんだね~!」 」 ですって!
   思わず 「え―――っ!」  思いもよらない返答でした。
   つまり まるまる1日か それ以上の時間 バケツの中で もがいてたってことになるわけ!?!
   とりあえず浮いてはいると しても、ホントに危ないところだったのかも しれません。
   よく頑張ったわね~!


     <セミの抜け殻> より驚いた カブトムシちゃんの出現!    
     体長を計ったら 4.5cm でした。
        これって 平均より小さいのよねぇ!? まだ成長途中なのかも しれないわね~!  


生まれてから 半世紀以上の月日が流れ、
何度か経験 した引越 しも、区内から出る気にはならなかった私ですが、
今まで 近くで この虫を見かけた記憶がありません。
   カブトムシクワガタ って、
   今や 木の生い茂った 森林雑木林高原 に しか いない イメージ!


   少 し離れた場所にある大きな公園から飛んできたので しょうか!?
   だけど、この庭には 何の魅力も なさそうなのに、何故!??
   きっと 道に迷っちゃったのかも しれないわね~!
   塒(ねぐら)があるなら、ちゃんとそこまで帰れるのかしら!?
   それとも 新居を探 して 引越 し中 だったのかな!?
   何があるかわからない世の中だから、充分気をつけて 楽 しい 日々を 過ご してね~!

             < 翻訳ソフト> が もっと 進化 して、 誰とで も お 喋りが 出来るように なった ら
                                     良いのに な~!




今回の記事は ここで終わりのはずで した。 が …


 《 後日談 》
カブトムシちゃんがいなくなっていた日、
娘に 「夜中にはまだいたのに 朝にはいなくなっていたね!
    淋 しいけど、元気になったんだったら良かった!」 って話 したら、
 「少 し離れた辺りで <カブトムシ特有の臭い> が したみたいだったけど、
  気のせいかな!?」 なんて言っていて、
そんな <臭い> のわからない私は 理解できないまま
それでも娘が話 していた辺りを 鼻を ヒクヒクさせながら 犬のように捜索!
けれども 臭いもわからず、見つけることも出来ませんでした。
  〔 やっぱり <残り香> を漂わせて 飛んで行ったん じゃないかしら? 〕
そう思って諦めました。
 《 さらなる後日談 》                         
ところが 一昨日、
娘が 「玄関の下の所で カブトムシ 死んでたよ!」 と …!
耳を疑うような言葉でした。
<臭い> の話をされた時に ちょっと心配は していたんですが、
見つからなかったから 自分に都合のいい解釈を して しまっていたんで しょう。
ショックを受けながら見に行くと
玄関の下の目立たない所で動かなくなっていました。
<臭いが した> と云っていた所からは だいぶ離れた場所 で した。
 「気づいてよ~!」 って こんなに近くまでやって来ていたので しょうか!?
気づいてやれなかったことに ダブルショック!
  〔 もっともっと 必死で探せばよかった! 〕  後からそう思ってみても [後の祭り]!
  〔 [後悔先に立たず] って こういうことを云うのよね! 〕
今さらながらに そう思いながら  
せめて 淋 しくないように と <フーちゃんのお墓> の端っこに埋めてやりました。
          (フーちゃんのお墓話の詳細については こちら で、
           フーちゃんに関する記事については 古い順に こちらこちらこちら で ご覧ください。)

ちょうど 雨が激 しく降り出 してきて、まるで 涙雨のよう!
娘いわく、
 「ちょうど寿命だったんだよ!」
きっと 落ち込むであろう私を気遣って言ってくれたのでしょう。

   だけど …
     そうは思いたいんだけどね~!
     気持ちを入れて関わったもの というのは、
     例え 他の人には価値が見出せないものであっても
     そんなに簡単に割り切れなるもの じゃないんだな~!

明るいものだったはずの <この記事のタイトル> も変えなければならなくなって、
この日は一日 ブルーな日 となって しまいました。

         今度生まれて来る時は、寿命が尽きるまで ずっと 楽 しい 日々を 過ごせますように …!

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

ちょっと若い子の歌になりますが、カブトムシといえば …
1999(平成11)年11月17日発売、
           aiko の  『カブトムシ』
                (作詞/作曲 = AIKO さん)

  「少 し背の高い あなたの耳に寄せたおでこ  甘い匂いに誘われたあたしは かぶとむし」
「強い悲 しいこと全部 心に残って しまうと したら
                       それも あなたと過ごした しるし  そう 幸せに思えるだろう」
   「琥珀の弓張り月 息切れすら覚える鼓動  生涯忘れることはないで しょう」

   秋に近づいて その命も長くはない カブトムシちゃん だけど …
                          (この言葉、今はちょっと違っちゃったけど …!)
     一緒に過ごせた数時間は楽 しかったよ~!  出会えたことも 忘れないよ~!
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

若者の間では その飾らないキャラクターなどで男女ともに高い人気を誇っている彼女は
今年の11月には37歳になられるという シンガー・ソングライター。
凄く若い方のように思っていたので ちょっとびっくり!
人気の由縁は 等身大の歌詞や、耳なじみのよいメロディーラインにもあるようで、
ライブの楽 しさは折り紙つきだとか。

ミスチルの桜井さんも、彼女の能力には驚き、感心 したといいます。

1997(H. 9)年に インディーズで ファーストアルバムを リリース。
翌年 ファーストシングル 『あした』 で メジャーデビュー し、
次の年に発売されたアルバムは 14万枚近いヒットとなったそうです。

この曲は 彼女の4枚目のシングル。
24万枚を超えるヒットとなり、彼女の代表曲のひとつになりました。

2000(H.12)年に 「第51回 NHK紅白歌合戦」に初出場。
2003(H.15)年~去年まで 9年連続出場中。

メジャーデビューして 14年。
今も変わらない人気を誇っているようです。

   自分で 好きな曲を作って歌えるんだから  シンガーソングライターって いいわね!
                                                  
                          『カブトムシ』 の 続編で、 <追悼歌> みた いなのを 作って くれた ら 嬉 しいんだ けどな!



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