なんでこんなに落着けないんだろう と思うほど 次々に用事ができ、
<流行語>の話題なのに <流行遅れ>になっちゃったじゃない!
… と 投稿を迷うようです。
「どんだけぇ~!」
…って、これは 2007年の流行語だし、
やっぱり亀は歩みが遅い!
まぁこれこそが私らしさ。
「ありのままでぇ~!」 と開き直っちゃうことにします。
暮れの風物詩の1つ である ユーキャン新語 ・ 流行語大賞 。
昨年 2013年の 大賞 は
【今でしょ!】 【お・も・て・な・し】 【じぇじぇじぇ】 【倍返し】 でした。
今年、まず選ばれた 50語 は …
【輝く女性】 【STAP細胞はあります】 【バックビルディング】 【まさ土】 【トリクルダウン】
【デング熱】 【ダメよ~ダメダメ】 【2025年問題】 【危険ドラッグ】 【アイス・バケツ・チャレンジ】
【家事ハラ】 【マタハラ】 【ありのままで】 【レリゴー】 【こぴっと】 【ごきげんよう】 【リトル本田】
【J婚】 【ゴーストライター】 【タモロス】 【マイルドヤンキー】 【リベンジポルノ】 【JKビジネス】
【絶景】 【レジェンド】 【ゆづ】 【妖怪ウォッチ】 【塩対応】 【マウンティング(女子)】
【こじらせ女子】 【女装子】 【号泣会見】 【セクハラやじ】 【集団的自衛権】 【限定容認】
【積極的平和主義】 【勝てない相手はもういない】 【カープ女子】 【ワンオペ】 【ハーフハーフ】
【消滅可能性都市】 【壁ドン】 【ミドリムシ】 【壊憲記念日】 【イスラム国】 【雨傘革命】 【昼顔】
【塩レモン】 【ビットコイン】 【エボラ出血熱】
そこから選ばれた トップテン は …
【ありのままで】 【カープ女子】 【壁ドン】 【危険ドラッグ】 【ごきげんよう】
【集団的自衛権】 【ダメよ~ダメダメ】 【マタハラ】 【妖怪ウォッチ】 【レジェンド】
そして、12月1日、最終的に 年間大賞 に選ばれたのは
【集団的自衛権】 【ダメよ~ ダメダメ 】 で した。
毎年、「今年は 何になるンだろうね?」 なんて ちょっと気にはなるものの、
どうやって選んでいるのか? ということに関 しては
案外知らない、あるいは 知っているようでも詳 しくはわからない。
そんな人が多いのかもしれないな と思えます。
自由国民社主催、「ユーキャン新語・流行語大賞」 は、
その年に最も流行した言葉・印象深い言葉を選定し発表する催し。
世相を反映した物事の判断や評価のひとつ として、毎年注目を集めているようです。
『現代用語の基礎知識』 (*1) の読者アンケートなどから 候補 上位50語をノミネート。
それを参考に、選考委員会の審査員 (*2) が、トップテン、年間大賞を選ぶ。
(*1) : 毎年の最新語・時事語・流行語から現代社会を理解するための
基礎用語までが収められた 自由国民社刊行の 最新用語事典。
(*2) : 姜尚中(作家・聖学院大学学長)氏、 俵万智(歌人)さん
鳥越俊太郎(ジャーナリスト)氏、 室井滋(女優・エッセイスト)さん
やくみつる(漫画家)氏、 箭内道彦(クリエイティブ・ディレクター)氏
清水均(『現代用語の基礎知識』 編集長)氏 の7名で構成されているそうです。
選考方法(今年)を見て見たら、
・調査対象 : 自社アンケート、オリコン・モニターリサーチ 合計500名。
(パネル会員 10代、20代、30代、40代の女性)
・調査方法 & 調査地域 : インターネット、全国
・集計期間 : 2014年10月9日(木)~10月14日(水)の1週間
となっていました。
ちなみに、授賞が 【トップテン】 【大賞】の方式になったのは第11回からだそうで、
それ以前は、【新語部門】 【流行語部門】 【表現部門】 などを設けて、それぞれに
授賞語を選定 していたようです。
最初に選ばれた 50語を見た時
〔 これが選ばれないわけないわよね! 〕
〔 やっぱり 入ってた! 〕
〔 あー、なるほどね! 〕 など、
当然と思ったり 納得することが出来たりしたものから
〔 なんで こんなのが入ってるんだろう!? 〕
〔 そんなの あったっけ? 〕
〔 どういう時に使われた言葉だったんだっけ? 〕
〔 ? これって どういう意味? 〕 など、
初めて見聞きする言葉や 選考基準がよくわからない
と思ってしまうものまで いろいろありました。
また、
〔 下半期のほうが記憶に新しくて優位 ってこともあるのかしらね? 〕 なんて思いも …。
トップテンが選ばれた時は
〔 これは当然! 〕
〔 えーっ これ!? 確かに若い女性の間では話題になったかもしれないけど、
トップテンに残るほど今年を象徴する言葉なのかしら!? 〕
〔 もっと今年らしいのがあったんじゃないの!? 〕
大賞が選ばれた時も
〔 今年はこれなんだろうな~! 〕
〔 えっ これなの!!? 〕
思いは やはり二分 していました。
ただ、
〔 なんで こんな言葉が入ってるンだろう!? 〕 という疑問が生まれて調べた結果、
上記(紺色)から、
〔 だから こういう系が選ばれてるのね! 〕 と、納得できた部分はありました。
だけどね~ ……
世相を反映した物事の判断や評価 のひとつ とまで云われているわりには、
〔 なんかちょっと片寄っちゃってませんか!? 〕 と思うような人選で、
〔 全国調査とはいっても 男女でも、年齢でも、その他もろもろ …
平均的ってわけじゃないのね~!? 〕
なんだかモヤモヤとした新たな疑問が湧きました。
たとえ若い子からの回答が多かったとしても 質問のしかたで答えかたも変わり、
答える側が真剣に考えるか 軽く受け止めるかによっても 答えは違ってくると
思われるので、人選が平等でないのはおかしいように思っても、回答がおかしい
と簡単に云い切れるもんでもないんでしょうけどね。
テレビのニュースなどで毎日のように流れた言葉は それなりにインパクトがあります。
時間やチャンネルがバラバラでも 誰でも一度は見ると思われる ニュース。
番組表に <ニュース> と書かれている以外にも 帯番組の途中などにコーナーが
あったりもするから 日に何度も見る なんてことも常。 ひとつの話題で何日にも
及ぶことは多いので 万人の記憶に残りやすいことは事実でしょう。
ただ、 たとえ知らない人はいないと思われる 「すき家」 の ひとりシフト問題であっても、
[ ワンオペ ] (ワン・オペレーション)のように、テレビで その言葉自体を聞いた記憶の
ないものもあるので、意味のわからない人も多いようには思えます。
こういうのはきっと、ネット の影響が大きいんでしょうね。
今風っぽくはないから <新語> にはならないのかもしれないけど、
万人にわかりやすいのはやっぱり 「ひとりシフト」 なんじゃないのかな~!?
テレビドラマの 題名や そこに出てくる言葉 などは
見ていた方には納得できても 見ていないと ピンと来ない などというものも あります。
*昨年選ばれた [ じぇじぇじぇ ] の場合を 例 にとれば …
NHKの連続テレビ小説 「あまちゃん」 が大人気だった関係で 上半期の流行語に決まって
いたようだったこの言葉も、見ていなかった私にとっては <イマイチ感> が否めない!
驚き表現 ならば [ ぎょぎょぎょ ] のほうが ピッタリ嵌っている気が してしまうんです。
[ じぇじぇじぇ ] と同じように、「ぎょ」 や 「ぎょぎょ」 などもあった [ ぎょぎょぎょ ]。
今使っているのは さかなクンくらいなのかも しれませんが、言葉の馴染みは それぞれ。
「 ぎょぎょぎょ なんて 古ーい!」 と思っても、放送から1年以上も経ち<旬>も過ぎれば、
[ じぇじぇじぇ ] でさえ 今の使用者は その地域(岩手県三陸地方)の方々だけになって
しまっているように思えます。 <流行>は早瀬のごとし!
*今年も NHKの連続テレビ小説(「花子とアン」)からの選出だったという [ こぴっと ]。
聞いたこともないから 何のことやらさっぱりわからなかった私でしたが、今回初めて
甲州弁であること、 <しっかり> <きちんと> <真面目に> というような意味だということを
知ったのは ひとつの勉強。 流行語 に選ばれたからこそ知り得た言葉でした。
地方や狭い地域の言葉が知れ渡って 全国ネットで覚えてもらえる って凄いこと。
<方言>も大事な地方財産だから ずっと残っていけばいいなと思います。
*連続テレビ小説は、年代を超えて見ている人が多そうなので ノミネートは妥当なの
かもしれませんが、[ ごきげんよう ] も そうだったとは知りませんでした。
* [ 昼顔 ] も まったくわからず、調べたら 女子が好きそうなドラマのタイトルでした。
さらに [ マウンティング(女子) ] も ドラマ絡み。
このあたりはまさに 女子が選んだ感満載のようです。
*こういうのって 見ている人見ていない人、男性女性で大差が生まれそうね~!
カタカナ(英語読み)、漢字の連なり、略語 も
読みにくかったり、それだけでは解りにくかったり で 微妙なところ。
*読みにくい というのは仕方ないとしても、その言葉を聞いても意味がわからないもの。
あるいは 長々とした説明が必要なものや それを聞いても まだわかりにくいものは
<流行語> と云えるのでしょうか?
*<略語>も しかり! [ ゆづ ] という言葉だって、 羽生結弦 だったなら 即 納得できた
と思います。 [ 家事ハラ ] [ マタハラ ] [ J 婚 ] [ 女装子 ] [ JKビジネス ]
[ 壁ドン ] …。 どれも女性の発想っぽい言葉です。
[ リベンジポルノ ] [ 塩対応 ] [ 塩 レモン ] [ 輝く女性 ]
良くも悪くも、これも女子が選びそうな言葉のように思えます。
知らないと罪ですか? じゃないけど、知らないと世の中に置いてかれてるの?
万人を思えば、半分でも知ってたら 凄いほうなんじゃないの? なんて思っちゃいます。
〔 前回ノミネートされていたものでも 今年らしさ? 〕 ちょっとだけ疑問。
* [ 集団的自衛権 ] は、昨年も 50語の中にはノミネートされていました。
今年の7月1日、安倍総理が憲法解釈を変更し、行使できるという立場をとる って
閣議決定 したんだから 今年の大きなニュースではあります。
* [ こじらせ女子 ] も 昨年 50語に選ばれていたので 調べてみたら …
昨年は 2011年12月発売、雨宮まみさん(AVライター)の著書 「女子をこじらせて」 が
話題となり、今年は その<こじらせ女子> をとりあげた 日本テレビのドラマ 「きょうは
会社休みます」(10月スタート)が注目された ということのようでした。
昨年話題になったから 今年はそれを話題とした作品を作った となれば それもあり
なんでしょうけれど …、 これもやっぱり ドラマ絡みの女子目線って感 じ!
さらには、どこで流行ったのか いつ流行ったのか よくわからず、
調べてみても、〔 へーっ、そうなんだー!?」 という程度にしか思えないものもありました。
ただ、これも個人的見解。 勉強不足なだけかも しれませんが …。
*50語にノミネートされた時に 〔 ? 〕 と思ってしまったのだけれど
トップテンにまで残った [ カープ女子 ] [ マタハラ ] 。
〔 何故 これなの!? 〕 〔 そんなに流行った? 〕
〔 もっと他にあったんじゃないの!? 〕 なんて思ってしまいました。
* [ レジェンド ] という言葉は 今年のソチ五輪でスキージャンプの葛西紀明氏が
銀メダルを獲得 したことにあるのでしょう。 初めて出場 したのは '92(H. 4)年
アルベールビル五輪。 そこから20年以上にもおよび、第一線で活躍中の 42歳。
出場7度は冬季五輪史上最多。 この言葉は そんなベテランを <伝説> と称して
尊敬し、ヨーロッパで呼ばれたのが始まりのようです。 敬意を表したい気持ちは
ゴルフの青木光一氏や 野球の山本昌広氏などにも向けられることになりました。
だけど …、 [ 壁ドン ] [ カープ女子 ] [ マタハラ ]。 女子目線を感 じてしまう
言葉が並んでいると、この言葉さえも もしかしたらそういう選択のひとつ? なんて
頭の隅をかすめてしまう! 素晴らしいことなので これはみんなの思いとしたい
ところです。
ひと口に <流行語> とはいっても、
以前からある言葉が その年に 流行った というものや
その年 あるいは 1~2年の間 に生まれて その年になって大流行した というもの。
また、その後 すぐに消滅 してしまったもの、 <新語> としてすっかり定着 したもの など
いろいろあるようです。
*言葉自体を知らなかった というものもあれば、上記のように 言葉は知っている
けれど、〔 そんなに流行った? 〕 と疑問のほうが大きいものもある。
例えば、[ ビットコイン ] は ネット上、 [ 絶景 ] は Twitterで流行った言葉のようで、
パソコン、スマホ、携帯などを使用 していてさえも 関わりがないと実感もなく、
「50語に残るほどの流行語?」 「なぜ今?」 不思議 に思えてしまいます。
*以前ノミネートされた50語を見ると 今では普通に使っているものも たくさんあることが
わかります。 例えば 2010(H.22)年(第27回)なら [ イクメン ] [ 女子会 ] [ どや顔 ]
[ パワースポット ] [ モテキ ] [ 断捨離 ] [ 終活 ] など。
使われ始めた年がわかるのは おもしろさのひとつ と云えそうです。
けっきょくのところ、
ごく一般的 にいったら どんな感 じが妥当と思えるんだろう?
私なりに考えてみました。
トップテンに選ばれた中で云うなら
[ ありのままで ] [ 妖怪ウォッチ ] [ ダメよ~ダメダメ ] [ 危険ドラッグ ] あたり?
[ 集団的自衛権 ] は 確かに大きな問題ではあります。
・今年2月の公開から ずっと話題になってきた 「アナと雪の女王」 と その挿入歌
『Let It Go』 、そして その吹き替え版の歌詞の中から [ ありのままで ]。
映画や歌意外でも、リアルに この言葉に考えさせられた方もいらしたのでは …?
・ゲーム機から端を発 し、漫画、テレビアニメ、体操、玩具、カラオケ、再びゲーム …
この1年でバカ売れ 大ヒットした [ 妖怪ウォッチ ]。
子ども達にはダントツ、ゲーム世代にもかなりの人気だったものと思われます。
・奇抜なメイクで まずは驚かされ、耳に残るフレーズを真似て使う人も多かった
「日本エレキテル連合」 の [ ダメよ~ダメダメ ]。
「今でしょ!」 と同じように けっこう使われていた感のあるギャグでした。
・「違法ドラッグ」 なんて言葉では危険度が伝わらないほど怖い事件が連発 したため
改名に至った [ 危険ドラッグ ]。 改名だけでは危険度が下がるはずもなく、今でも
事件は起きています。
・「集団的自衛権」 については いろいろ考えさせられる関連する事柄がいくつもあって
選び難い面もあります。
・トップテン入りに納得できるもの 疑問が残るもの。 きっと人によって違うんでしょうね。
50語 の中で云うなら
[ STAP細胞 ] [ デング熱 ] [ バックビルディング ] [ ゴーストライター ] [ セクハラやじ ]
あたりが話題になってい「た気がするなー!?
[ タモロス ] という言葉は 知らなかったけれど わかる気はします。
・あんなに話題、大問題 にもなったのに、[ STAP細胞 ] がトップテンに残らなかったのは
意外でした。 <今年らしさ> でいったらやっぱり [ STAP細胞はあります ] になっちゃう
んでしょうかね~!
・8月、都立代々木公園から端を発し、媒介が ヒトスジシマカ とわかり、
東京、千葉、兵庫など 感染箇所が拡大して恐怖 した [ デング熱 ]。
どこにでもいる蚊なだけに、神経質になってしまうようだった夏から秋でした。
・8月、広島を襲った豪雨土砂災害は、積乱雲が風上で林立したビルのように連続 して
発生し、風下では雨が激しく降り続ける という [ バッグビルディング現象 ] を起こした。
今後も いつどこで起こるかわからない という怖さから 身近に感じられた出来事でした。
・「交響曲第1番 HIROSHIMA」 などを発表し 全聾の作曲家として世界的にも有名だった
佐村河内守氏の作品が [ ゴーストライター ] (新垣隆氏) によるものだったという事実。
全聾ではないかもしれないという疑惑も含めて 世界を震撼させたニュースでした。
・国の行政に携わる人たちによる みっともない [ セクハラやじ ]。 それを笑っていた男性
議員たちや 名乗り出ない、隠し合う党員たち。 女性でなくたって こんな低俗な方々は
恥ずかしいはずだけど、あんなにやじり合い ののしり合い 追及し合うのに、こういうこと
に対しては 急に<男同士>? かばい合うように口を閉ざしてしまうことに呆れました。
・[ タモロス ] なんて言葉、聞いたこともなかったけれど、32年という長い年月 お昼を支え
続けた国民的番組 「笑っていいとも」 が今年3月末日で その長い歴史に幕を下ろした
というのは大きな出来事。 それによって発症 した 大きな喪失感、倦怠感。
語源は 『ペットロス症候群』 だそうで、他のものでは引き換えにならないほどポッカリと
心に穴が空いて、初めてその大事さをを知る という 日本人特有の疾患だそうです。
「笑っていいとも」 とか 「タモリ」 さん なんて言葉では表現 しきれないものがあるとも
思えるので、これは男性も含めた多くの人の意見として、トップテンに入ってもいいの
かもしれないな と思えました。
・そういえば、<日本エレキテル連合> は入ったのに
<どぶろっく> の [ もしかしてだけど ] が 50語の中にも入らなかったのは ちょっと意外!
〔 下ネタが多いから? 〕 と思ったら、7月に江口さん(写真右)がカミツキガメを無許可で
飼っていて問題を起こし 書類送検されたことが 失速原因になったみたい!
事件になって載る人もいる中で マイナスになってしまった例のようです。
だけど、「流行語大賞を取ったお笑い芸人は <一発屋> で終わる」 というジンクスもある
ようだから、「もしかしてだけど~ 漏れて良かった!」 なんてこともあるのかもしれません。
まだまだ書きたいことはありそうだけれど、
集中して書いていられないから まったく進まず まとまらず、
収拾がつかなくなってきてしまったので
機会があればまたその時にちょぼちょぼ?と... ということで
今回は このへんでやめておくことにしようと思います。
最終的に、
ユーキャン新語 ・ 流行語大賞 というのは
回答者に女性が多い状況下で選んだ50語から
トップテンや年間大賞を選出 しているものなんだな という意識が強くなりました。
まだよくわからないのは
トップテン は その中の上位10語なのか、
選考委員会が選んだものなのか ということ。
または どちらも交えて(アンケートは重視 しつつ、審査員の思惑も入る)
なんてことも有りうるような気は しないでもない。
いずれにしても、
年間大賞は 選考委員会の選択。
もともと こういう人選であったものが
<世相を反映 した物事の判断や評価のひとつ> なんて云われるようになった
ということも考えられるので おかしいのかどうかもわからないけれど、
出来ることなら 男女・年齢、ネット・街頭 など、
なるべく多くの人に平等に聞いた結果を知りたいものです。
いろんな意味で勉強にはなるけど、新たな疑問が生まれることもあって
全解明にまでは至らないことも... しばしばネ!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
今年はこの歌をいっぱい聴いたけど、今回は劇中歌で … ということで
2014(平成26)年 3月19日発売、
松たか子 さん の 『レット・イット・ゴー ~ありのままで~』
「ありのままの 姿見せるのよ ありのままの 自分になるの
何も恐くない 風よ吹け 少しも寒くないわ」
「どこまでやれるか 自分を試 したいの そうよ 変わるのよ 私」
「これでいいの 自分を好きになって これでいいの 自分を信じて
光浴びながら 歩き出そう 少しも寒くないわ」
夢見る夢子さんなら 王子様のような人との出逢いを夢見たり、
ハンス王子とクリストフ、どっちが好みか? なんて思ったりするんでしょうか!?
この映画のテーマは 愛や絆。 姉妹愛と姉妹の絆 + 恋愛や 雪だるま愛?なんかが
加わる。 中でも オラフ(雪だるま)がアナに言った 「愛とは自分のことよりも相手の
ことを考えること」 という言葉には 共感と感動を覚えて ジーンとしてしまいました。
また、<ありのままの自分になるの> を自分に置き換えた人も多かったはず。
この曲は 自分を見つめ直して考える場をくれる 自分への応援ソング にもなりますね。
(※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)
いろいろ云われている この歌詞。
松たか子さんが歌う 劇中歌 と
May.Jさんが歌う 主題歌 とでは 微妙に違っているようです。
映画の世界では こんなことは多いのだそうですが、
劇中で歌っている松さんのほうには きっと
エルサの口の動きに合わせる という 枷(かせ)があったため
ということもあったのではないかと思われます。
インターネットで話題になった、主題歌を25ヶ国の言語で
各国の歌手が1フレーズずつ歌い 1曲に仕上げたという ミュージックビデオ。
日本語の評判はかなり高いものであるという うわさを耳にしてはいましたが、
聞いてみると 他の国々の歌い継ぎが 言葉の違いがわからないほどなのに対して
日本語は明らかに特異で、それは言葉の少なさにもあり、
その分 伸びやかに、そして はっきりと きれいに聞こえ、
耳にも止まり 覚えやすい なんてことにもよるのではないかと感 じました。
もちろん、歌い上げた松さんの 声から伝わる魅力については 云うに及ばず!
その結果、日本語が一番のお気に入りと 日本語版を購入する人。
母国語と共にマイベストに選ぶ人。 たくさんいらしたというのは わかる気がしました。
日本でも 3月発売のサントラが、1週間(5月12日付)で 驚異のセールスとなり
152,946枚の販売を記録 して オリコンのアルバムランキングで初の 1位となったそうですが、
外国の方々にまで気に入ってもらえたのは同じ日本人として嬉しいことだと思います。
そんな日本語訳をされたのは 高橋 知伽江(ちかえ)さん とおっしゃる 翻訳家さん。
劇団四季、新神戸オリエンタル劇場での勤務を経て、
現在はフリーランスで演劇台本の執筆、翻訳、訳詞などを手がけ、
「アナと雪の女王」 では 劇中歌すべての翻訳を担当 していらっしゃるそうです。
この歌の話題には 原曲と日本語の違い に対する指摘や批判 などというのもあるようです。
言語をそのまま訳して違いを指摘される方々を否定はしませんが、
それを作る側の努力を知った上でなら そこまでは云わなかったんじゃないかと
思う部分はあります。
歌詞は ディズニー側の指定もあり 口の動きに合うように作られているそうです。
全世界共通ルールとして どの国も 同じルールで作られ、歌われているそうです。
そんな状況下、英語で伝えられることの半分ほどしか言葉にできない日本語で
口の動きに合わせつつ 原曲に忠実な表現を強いることは不可能であるとしか思えない。
それを踏まえて エルザの口元を見て見たら
試行錯誤を重ねたであろう努力に気づくことができるのではないでしょうか。
言葉の違う各国がその国その国で 映像の口の動きに合わせた歌詞を考えるのだから
作り手のディズニー側が その歌詞を野放 しに しているはずもなく、
使われていることが 問題のない証拠 と思われます。
それでも 人にはそれぞれの考えや発言の自由というものもある。
それはそれで ひとつの意見 として受け止めればいいのではないかと思います。
私としてはそれ以上に、
原曲のネガティブさが 日本語歌詞で ポジティブになったおかげで
どれだけの人が 感動 し 自分も前向きに生きようと思ったか!
この歌が流行った理由には そのあたりもあったような気がします。
それは この歌詞の力。 映像と違和感なく見ることができた人たちが感 じたもの。
実際を知っても もうこの映画にはこの歌 しかない と思える存在になっているものと思います。
劇中の映像と 歌っている松さんの 可愛らしさが漂う歌唱。
その中に 解放された嬉 しさ、決断 した強さ も感 じつつ、
流れる映像のスケール感やきれいさに嵌って ゾクッとさせられる。
こんなドリーミーな映画は その世界観の中に浸るつもりで見たいものです。
ちなみに、
当初 エルサは <悪役>の予定だったんだそうです。
アナとのWヒロイン という設定に変わったのは 『Let It Go』 が出来上がった時で、
エルサの人物像を表現 したこの歌を聞いた製作総指揮者が すっかり気に入り、
「エルサはこの作品の悪役ではない!」 と判断 したため だったようです。
歌の力が 制作側を動かし、
禁断の力を持つ <悪役> となっていたかもしれない姉を、
自身の進むべき道に迷い 愛によって救われる <主人公> に変えさせたなんて
作ったロペス夫妻と 歌の力の凄いに驚かされます。
原曲にマイナー的要素があるのは 悪役の名残りなのかな~!? なんて、
ひとり勝手に ちょっと納得 しちゃいました。
まったくの余談ですが、
オーケン(山小屋の主人)の店の棚に ミッキーマウスの雑貨が飾られているそうなので
今度見る時には見逃さないよう気をつけたいと思っています。
そういうのがあると またちょっと違う見かたが出来て
見るのが より楽しくなってくるから いいですよね。
自分を見つめ直すのは いいことよね!
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