― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

家族で集まる 【親子ミニ旅行】 (孫・ひ孫が同伴) その1

2015-10-06 | 孫・家族 に関するお話

ボケに待ったをかけるため、
そして 楽しい時間を過ごし 思い出をつくるため
昔 親子で行った 大仁 に行ってみることになりました。

       大人数で行きたい旅行も、
       なかなか皆が揃うのは難しいということがわかり、
       そんなことならば と 平日にすることにしました。


一番の目的は 大仁ホテル泊まる こと。
昔々、私も妹もまだ小さい頃に 家族4人で行った思い出のホテル。

       数年前に経営が変わったということで
       今は リーズナブルな料金で泊まれるらしいのですが
       当時はけっこう高級なホテルだったような ... !?
         ※ 元は「プリンスホテル」のフランチャイズとして 伊豆箱根鉄道・近江鉄道が
           経営 していたようですが、2004(H.16)年のグループ再編に伴うリストラ策
           により カラオケ店 「歌広場」 などを運営する (株)クリアックス/スタディー
           (東京)が買収。 現在 格安ホテルチェーン 「伊東園ホテルグループ」 と
           して運営 しているようです。

       私が覚えているのは
        ・ タクシーで 細い道をあがっていった 高台 にあったこと。
        ・ 一面 芝生のお庭 が広くてきれいだったこと。
        ・ そこに 黒っぽい犬 がいて 一緒に遊んだこと。
        ・ そこから見た 富士山がきれい だったこと。
       断片的な記憶しかないのだけれど、それは鮮明に覚えているのだから
       幼い頃の記憶というのは凄いと思います。



朝 8時に 新横浜駅 新幹線改札口で待ち合わせて、三島まで乗車。

       小田原、熱海、三島。  こだまで 37分 だから 近いもんです。
       ただ、三島には止まらないものも多いため 乗れる列車が限られるのが 難点!
       自由席に乗り込んだ時 空席はありましたが、ひとり掛けしている方が気を遣って
       移動 してくださったので まとまって座ることが出来ました。


あっという間 に 三島駅 到着。

駅前の 楽寿園 へ。
       駅を出て信号を渡ったら もう 目的地。
       ここは 国の 「天然記念物 及び 名勝」 に指定された 市立公園 なんだそうです。


信号の向こう側 に 「楽寿園」。 地味~な入口を入ってしばらく歩くと事務所がありました。
       ここは <駅前口> で <正門> は他にあり、<南門>(出口専用) もあるようでした。
       入園料は 15歳以上 300円。 ここには ベビーカーや車いすが用意されているというので
       足のおぼつかないおじいちゃんを車いすに乗せて散策することにしました。


「のりもの広場」 では 思いがけず [豆汽車] に乗ることになりました。
       本当は ジジババと Jrちゃんを乗せるつもりで買った切符 (100円) なのに、ふたりは
       「乗らない!」 と断固拒否! その上 切符売り場を教えてくれたお掃除のおばちゃん
       (だと思っていた人) が運転手さんで びっくり! さらには すでに待機中! 戸惑いと
       焦りの中 しかたがないので Jrちゃんと大人3人で乗りました。  〔 なに この展開!
       そんなことなら買わなかったのに! 〕 と思ったけど、乗ったら乗ったで意外と楽しい!
       1周が短いため2周 して、その間 広場の説明を してくれたり カピバラ小屋の上でしばし
       停めてくれたり … 女性ならではの細やかな対応が気に入りました。


「どうぶつ広場」 は小規模だけど、いろんな小動物が いました。
       レッサーパンダの ココロちゃんは ただただウロウロ。 リスザルさんには赤ちゃんが
       へばり付いていました。 カピバラの風(ふう)くん(5歳) と メイちゃん(6ヶ月) は もっさり。
       その顔と姿に癒され 鳴き声を真似ていたら、飼育員さんが 「風くんが甘えて鳴いてま
       すよ!」 と教えてくれました。 近寄って来た2匹に触ると、毛質の違いにびっくり!
       触られるのが気持ちよ過ぎて ずっと目を細め、やめると催促するのが可愛かったぁ。
       豆汽車線路内側 には 「ふれあい広場」 があり、ウサギ, モルモット, カモ など 触れ
       合える小動物が、 外側には アルパカ, ワラビー, マーラ, テグー, ニホンザル, セキ
       セイインコ などが、全部で 15~20種ほどがいるようでした。


あちらこちらに 秋の気配が感 じられました。
       前日の豪雨の影響で、まだ青い <クヌギの実> が 枝ごと落ちていました。
       それなのに、細い茎を持つ <彼岸花> がきれいに咲いているのが不思議な感 じ!
       コケたちの中にポツンと生えた <白いキノコ> も、無傷のようでした。
       点在する灯篭たちも濡れていて 落ち着いた雰囲気をかもし出していました。


小さな森を結ぶ 散策路。
       そこには いくつかの <池> があり、<瀬> がありました。
       豪雨の影響で 湧き水が出ていても濁っている池、透明度が戻っている池。
       その違いがどこにあるのか、とても興味をそそられました。
       <瀬> の 流れの違い、音の違い。 目と耳からの ダブル癒 しがたまらない。
       小浜池の中にある小島(みや島)からは シロサギの優美な姿も見受けられました。


小浜池から見た 楽寿館。 水面に映る緑も美しい!
       <池>なんだから水があるのは当然 と思いがちだけれど、富士山からの伏流水と湧水を
       水源とする小浜池 は、1962(S.37)年以前は常に水をたたえていたものの、梅雨を除く
       1年のほとんどの期間 水枯れし、溶岩の池底をさらした状態となっているんだそうです。
       枯渇(こかつ)原因は 環境の変化 (人口増加 ・工場増加 ・道路舗装 ・河川工事 ・田んぼ
       減少 ・山林伐採など)
。 水が湧くのは 例年 梅雨時から 11月頃まで。 富士山の積雪
       や台風、雨の多い梅雨などの影響で水位に変動があり、近年は6~7年に1度のペース
       で、満水 (150cm以上) になると言われているようですが 今年は水位が上がっている
       そうなので 満水に期待がもてそうな気も してきます。 ちなみに、この時は 135cm。
       前回の満水は 2011 (H.23) 年で 173cm だったそうです。


いこいの松、コケ、笹、梅花藻。 いろんな色の緑にも癒されます。
     ※ 三島梅花藻 … (ミシマバイカモ) は、楽寿園小浜池で 1930(S. 5)年に発見された
                 キンポウゲ科の多年草水中植物。 水中に沈んだ糸状の細い葉
                 から梅のような形の小さくて可憐な白い花を開く。 富士山の冷たい
                 きれいな湧水と日当たりを好み、一年中花を咲かせるそうです。


赤い橋の右後方には 楽寿館。 橋の下には カエルに見える大石 がありました。


退園前に 寿楽館見学を試みるも 断念。
       寿楽館見学は 1時間おきに1日6 回、係員の案内付きで行なわれているようでした。
       拝観料は1000円、所要時間は20~30分。 貴重な文化財は見てみたかったけれど、 
       人も多く、 幼児は入れない、足の悪い父、移動のバス時間 などを考慮し諦めました。

     ※ 楽寿館 … 明治維新で活躍された小松宮彰仁親王が 1890(M.23)年に別邸として
              建てられたもの。 江戸時代に完成した数奇屋造りの様式を備え、京風
              建築のすぐれた手法を現在に伝える明治期の代表的な建造物で、庭園
              と一体化するように構成されていて、館内には帝室技芸員 (人間国宝に
              あたる)
をはじめ、明治時代を代表する日本画家たちによる 210面に及ぶ
              襖絵 ・杉板戸絵 ・天井画等がほどこされている 静岡県指定の文化財。
              なお 寿楽園は、1952 (S.27)年より市立公園として三島市が管理運営。
              1954 (S.29)年には、富士山の雪解け水が湧き出す園内の景観と 自然林
              からなる庭園が 国の天然記念物 および 歴史公園100選 に選定。
              2012 (H.24)年には 「伊豆半島ジオパーク」のジオサイト にも認定。


JR三島駅のすぐ南。 いくつかの森が点在する 広さ約75,474㎡の自然豊かな公園。

駅前口から入り 正門から出て、道路反対側のバス停で 次の目的地へ向かう バス待ち。
       富士山の溶岩には無数の穴が空いていて、そこから樹木やコケが生えていました。
       湧き水によって 森も潤い、そこに虫が増えれば鳥たちもやって来るようになる。
       この時は想像もつかなかったけれど、水が枯れさえしなければ、きっと魚も住み着く
       ことでしょう。 それがちょっぴり残念な気分。 (鯉のいる池は 1か所あったけど ... )
         〔 何がいるんでるんだろう!? 〕 って覗くのも楽しみのひとつですもんね~!
       でも、緑と水はやっぱり 憩いとくつろぎには最適。 癒し効果は抜群でした。
       また、車いすの貸出し。 とても助かりました。 ありがとうございました。
       秋が深まれば ...、また春も ...? さらにきれいな景色が見られそうです。

          ※ ちなみに、
            開園時間 ……  4月~10月 9時00分~17時00分(最終入園16時30分)
                      11月~ 3月  9時00分~16時30分(最終入園16時00分)
            休園日 ……… 毎週月曜日(月曜が祝日や振替休日の場合はその翌日)
                      年末年始(12月27日~ 1月 2日)。 他に 臨時開園日あり。


お昼を食べに 桜家 へ。

三島広小路駅近くにある 老舗うなぎ店 には待っている人の姿が …。
       バスでの移動に疑問はなかったけれど、後で地図を見たら 歩いても行けそうな距離
       を大回 りしていて びっくり!  (三島駅を中心とした循環バス、東回り。)
       駅前でバスを降りると 徐々に いい匂いが漂い始め、近づくにつれて強くなりました。
       お店の前には人が並んでいたけれど、予約 してあったお蔭で 待ち時間ゼロ! すぐ
       に入店できて楽でした。 このお店、日によっては警備員さんが出るほどだというから、
       この日はまだ空いていたのでしょう!


ウナギの骨うな重も 美味 しくいただきました。
       席に着いてからの待ち時間は長かったけれど、平日のため ホットペッパークーポン
       で うなぎの骨の唐揚げ のサービスが受けられ、軽く揚がった骨とビールの相性の
       良さに、しばし時間を忘れることが出来ました。 富士の雪解け水で締め 備長炭で
       焼いて秘伝のタレを付けたうなぎは ふっわふわでした。

                             (うなぎ重箱 2枚 3750円。お吸い物 ・漬物付き)

三島広小路駅から 修善寺へ向けて 出発!
       駿豆(すんず)線 は 静岡県三島市の三島駅から伊豆市の修善寺駅までを結ぶ伊豆
       箱根鉄道。 全線を単線で運行 しています。 <単線>なんていうと 古い車両を想像
       しちゃうけど、きれいな電車でした。
(ちなみに、これは 3000系)



まだ 1日目は続くけれど、
毎度毎度 作成中にどんどん長くなっていくのが このブログの悪いところ!
このままではいつ投稿できるのかもわからず 見難くもなってくるので
ここで一旦切ることにしました。
(つづく)



きれいな景色を見て、美味しい空気を吸ったあと 栄養補給。
まだ余裕のありそうなふたりです。
今回は車いすがあって助かりました。


                                     お読みいただきましてありがとうございます。
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   「イラストAC (FreebieAC)」

コメント (2)
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