現在 空手 を習っている マー君 と ター君。
通い始めたのは マー君 のほうが先でした。
ある時期から、何度も 空手をやりたいと言うようになった マー君 。
そのきっかけとなったのは、兄弟でよくやっていた 戦闘ごっこ で、
戦いあったり ひとりで妄想したりしているのを見たパパが何気なく
「そんなことしてるんなら 空手でもやれば!?」 と言い放ったひと言が
マー君 の心に刺さり、火が付いたということのようでした。
とはいえ 実際は どんなものなのか、自分に合うのか、わからない。
そのため 初めは スポーツセンターの入門 コース に通い、
コースが終了しても 続けたい という強い意思が感じられたため
通えそうな距離内の良さそうな道場を探して入り 今に至っています。
ター君 の場合は、マー君 の入門 コース練習を見学しているうちに
自分もやりたくなって入ってはみたのだけれど 先生が怖すぎてトラウマ挫折!
けれども 本格的にやり始めた マー君 を見学しているうちに
やっぱりやりたいと思うようになって入門。 今に至っています。
二人が得意なのは 型。 何度か優勝 も しています。
戦いごっこが好きだったわりには 組手 じゃなくて 型 なのね と
思うところもあるけれど、わかる気もする 二人です。
それでも 性格の違いは出るもので
マー君 の場合は 疑問に思った点を 先生に細かいところまで聞いて
しっかりきっちり練習するタイプ。
(小さい頃 驚くほど知っていた 電車やウルトラマンや怪獣の名前、
どうやって覚えたのかと思うような難しい言葉、お花や昆虫の観察など
好きなことへの集中力は凄いから 納得がいきます。)
ター君 の場合は 感性でいくタイプ。
(昔から 運動会で ひとりだけ やけに真面目にカッコよく踊っていたことや
テレビのヒーローの決めポーズなどを真似る姿に いなせさを感じ、将来は
そっち方面に進んだら と思ったこともあるくらいなので 納得がいきます。)


孫だから ひいき目で見てしまうことはあるのでしょうけれど、
普段の二人とは打って変わって(語弊があるかな!?)
技の出しかたや止めかたなど きれいで 本当にカッコよく見えます。
現在 マー君 は 黄帯 に昇級 したばかり、ター君 は まだ 青帯 です。
習い事は けっこう小さい頃から始めることが多いため
現在 やっと3年が経過 し 4年目に入ったばかりの マー君 より
歳は下でも上級の子は あんがいいるらしい。
昇級は もちろん嬉しいものでしょうし 励みにもなると思うけれど、
逆境に立ち向かえる強い心と身体 とか、チャレンジ精神 とか、
自分が経験するからわかる 相手の傷み とか、
そこから生まれる 優しさや思いやり とか、 礼儀 とか …
帯の色では測れない、 教えてもらうだけではない、
自分で学ぶ という姿勢や体験も重要であると思うので
そのあたりが身について染み込んでいくといいなと思っています。
なお、ター君 がまだ 青帯 である理由は、コロナの影響で人数が絞られ、
今回は審査を受けることができなかったからだということでした。
残念だとは思うけれど、急ぐ必要はないんだもの、次、頑張ろうね!


先日、組手 の大会が行われて ター君 が出場 しましたが
残念ながら負けてしまいました。
出場前から ガチガチに緊張していた ター君。
しかも相手は顔ひとつ分ほど大きな子でした。
結果は負けで、ター君 は 終了後 座り込み 声を出さずに泣いていました。
すると、まず マー君 が寄って来て よかったところを言ってくれ、
仲間や先輩も次々に集まって来て慰めてくれました。
それでも 泣き止むまでには時間がかかったようですが、
会場の雑踏の中、ひとりひとりの目を見ながら話された先生の
「負けた子は悔 しいかもしれないけど、勝ち負けの問題ではないんだよ」
という言葉も 送ってもらったビデオから そこだけはしっかりと聞こえました。
負けて悔し泣きするのも いい勉強。
なかなか見ることのできない 酷く落ち込んでいる姿さえ カッコよく感じられた。
そして仲間たちの優しさも 素敵で、みんな成長 しているんだなと思えました。



型が得意な子も 組手が得意な子も、
両方とも得意な子も 両方うまく出来ないけれど 空手が大好きな子も、
頑張る姿は みんなみんな カッコいい!
お読みいただきましてありがとうございます。
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