カレンダーの 5日 には 啓蟄 と書かれていました。
土の中で冬眠 していた虫たちが
春の訪れを感 じて穴から出てくる頃 という意味を示す言葉です。
けれど、正確 にいうと、暦 や カレンダー に載っているのは 初日。
そこから約15日間 が その時期 ということになります。
ちょっと考えれば その日だけ虫がひょっこり顔を出すなんて考え難いお話!
けれど、ニュース あるいは カレンダーに載っていることで気付いても
その記載日だけだと思っている人は 案外多いのではないかと思っています。
知識が何もなかったら 啓蟄 という漢字からだって その意味を知ることは難しい!
でも 意味さえわかれば、 "地中の虫" というあたりには納得がいきそうに思えます。
啓蟄 は 春の季語 だけど、四季を区分 しようとすると 春は
気象学的 には 3~5月。
天文学的 には 3月21日ごろ(春分)~6月20日ごろまで。
暦 では 2月4日ごろ(立春)~5月5日ごろまで。
年度 では 4~6月。 いろいろあって 紛らわしい。
啓蟄 は、1年を24等分 した 二十四節気 に基づく季節の中のひとつ。
旧暦では 立春 が 年始めとされていたため、決まり事や季節の節目はこの日が起点。
啓蟄 は、立春 から数え始めて 3番目 にあたります。
まず 太陽が移動する天球上の道である 黄道 を
夏至 と 冬至 の 「二至」 で 分け、
さらに 春分 と 秋分 の 「二分」 で 分けて 4等分 にする。
↓
その中間に、春夏秋冬の節目の日 となる
立春 ・ 立夏 ・ 立秋 ・ 立冬 の 「四立」 を配置 して 「八節」 とする。
(ここまでで 一節は 約45日 となっている。)
↓
これを3等分 にし、約15日ごとの季節変化を表 したものが 二十四節気。
つまり 春夏秋冬を6分割 して 季節の節目を示す言葉をつけたもので、
太陽黄経が30の倍数であるものを 中気、それ以外を 節気 と呼んで、
節気から次の節気の前日までを1ヵ月 とした とされています。
(前半が 節気(正節)、後半が 中気)
↓
それをさらに 3つに分け、各期間を 初候(一候)、次候(二候)、末候(三候) と呼んで
約5日ごとに 微妙な季節感を感 じ取れるようにしたのが 七十二候
ちなみに、二十四節気 の 春 は、
・ 立春 … 寒さも峠を越え、春の気配が感 じられる頃。 節目の時。
・ 雨水 … 陽気がよくなって 雪が雨に変わり、雪や氷が溶けて水になる頃。
・ 啓蟄 … 土の中に籠っていた虫たちが 春の訪れを感 じて 這い出して来る頃。
・ 春分 … 太陽が真東から昇って真西に沈み、昼夜がほぼ等しくなる頃。
・ 清明 … すべてのものが生き生きとし、春の息吹を謳歌する頃。
・ 穀雨 … 柔らかな春雨が降り、穀物が潤う頃。 「清浄明潔」の略。
ついでに云うと、七十二候 の 啓蟄 は、
初候 (第一候)
・ 蟄虫啓戸 (すごもりのむしとをひらく) 3月5日~ 9日頃。 (← 今は この時期。)
地中から虫が出てくる頃。
虫とは書いてあるけれど、冬眠から目覚め始めるすべての生き物 のことを表す。
次候 (第二候)
・ 桃始笑 (ももはじめてさく) 3月10日~ 14日頃。
桃の花が咲き始める頃。
昔は 咲く という言葉を 「笑う」 と表現 したそうです。
笑う のイメージは きっと お花 によっても違ってくるのでしょうね。
ほっこりとした桃の花は 厳 しい冬から抜け出して 優しくほほ笑んでいるようです。
末候 (第三候)
・ 菜虫化蝶 (なむしちょうとなる) 3月15日~ 19日頃。
青虫が蝶になる頃。
「菜虫」 は 大根 ・ かぶ ・ 白菜 などの葉を食べる青虫のこと。
越冬を終えた さなぎが羽化 し、美しい蝶となって羽ばたく頃を表す。
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日本は 言葉の豊かな国 で、
日本人らしい細やかさを持った言葉たちは
四季折々のあちらこちらで 静かに暮らしていて、
その言葉たちは どれもが美 しいと思えるのに、
今では そこに探りを入れないと 理解が難 しいと思われることも多くなり、
調べて改めて納得する ということが多々あるようになりました。
ただ、今の若い子たちが使う 略語のようなものだったり
日本語で言えることまで外国語を使う などなど、
高齢者にはわかり難く 難 しいと感じることも多くなっている。
また クリスマス や バレンタイン や ハロウィン など
発祥の地で行われている 行事本来の意味など関係なく
お祭り化 しているだけのように思えることもあります。
だからといって、それらを受け入れない というのではなくて …
自国の言葉や行事、四季のある日本ならではの 風情や味わいや趣きなども
忘れることなく 大事にしていってほしいな と思っています。
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ロック お嬢 の近くに チャチャ丸 君 。
しつこく しなければ 嫌がられない。
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なんでなんだろう?
まさか 啓蟄 の 虫 について考えていたわけじゃないわよね?
何にも考えていない感が漂う ロック との対比も 面白く映り、
疑問は残りつつも 可愛くて ついつい笑ってしまいました。
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可愛いのは 私? そんなにおかしいかなぁ?
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愛想笑い イヒヒ! 不細工だなんて 怖くて言えないから 見て見ぬふり!
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やっぱり ひとりが気楽でいいわ~!
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午前中は陽射しもあったのに、午後からは曇り、
夕方からは雨が降り始めた5日。
昨日は暖かい一日で、今日はどんよりとしてちょっと寒い。
まだまだ 暖かくなっていく一方
というわけにはいかないのでしょうけれど
三寒四温 という言葉があるように
暖かくなったり 寒さが戻ったりしながら
徐々に陽射しも柔らかくなっていって
ひと雨ごとに気温も上昇していくのでしょうね。
そして コロナも終息に向かい、啓蟄 に這い出す虫たちのように
人間も少しづつ動き出せるようになればいいですね。
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二十四節気では 立春からが 春です。
まだ寒い日もあるけれど 春は近し!
コロナの終息も願いつつ 待ちましょう。
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またまたパソコンの調子がよくなくて
またもや 投稿するたび データが消えて編集前に戻ってしまうという怪奇現象(?)が起き、
「今日は」 が 「昨日は」 になっても投稿できなくて 嫌気がさしてしまいました。
もちろん 反映する を押しても戻りません。
これは 込み入った内容を扱っている時に多く、
せっかく書いたものが消えてしまうので 心底めげてしまう。
それでも何とか辿り着いた投稿は 今回の内容と重なり
長い冬を抜け出して来たような気分になりました。
お読みいただきましてありがとうございます。
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