2年前、歌仲間の U女史 が 故郷の 愛媛 に帰られました。
歌の趣味に似たものを感 じ、きれいな歌声に癒されていた私は
やっと親 しくなりかけていた時だったので とても残念に思っていたんですが、
本意ではなく 家庭の事情で帰郷 しなければならなくなった 彼女の落ち込みは激 しく、
送別会の頃の元気さが だんだんと失われていくようなメールに、
何も出来ない歯痒さを感 じたものでした。
そんな彼女も 月日の流れと共に 次第にその土地に馴染んでいき、
その様子も メールで確認することが出来ました。
そして半年後、
今度は 定年退職により単身赴任を解かれて 茨城 に帰る歌仲間( N氏 )の送別会が開かれると
彼女も 遠方からわざわざ来てくださって、再会を喜び、なごりを惜 しんでいました。
あれから もう 1年半。
月日の経つのは早いものです。
帰郷当時、半年か1年に一度は来たい と云っていた彼女でしたが、
それ以後、
来ようとする度に、 <眼底出血>、<交通事故> と 不運な出来事が起きて 実現せず、
今回が やっとやっとの再会ということになりました。
どんなに楽 しみにしていただろうと思ったら
出来るだけのことは してあげたい。
待っていたよ という想いは大きく、されど 気を遣わせないよう あくまでも さり気なく!
そんな気持ちで …!
彼女が自由になる時間 は
今回も1年半前と同様 丸一日+前日の夜 しかありませんでした。
一日 は、最大の楽 しみと思われる歌仲間たちとの再会の時間に取ってくれていたため
彼女と交流のあった仲間たちに声をかけ、他の方にもお願いして誘っていただくようにしました。
集まっていたのは別の曜日だったので来れない人も いらっしゃいました。
昼 しか来れない人、夜 しか駄目な人も いらっしゃいました。
それでも 顔を見せてくれるだけで、集まってくれる人がいてくれるだけで嬉 しいはず!
お話 ししたら ほとんどの方が 快く OK してくださいました。
マメ なN氏がいてくれたなら ご自分でどんどん動かれたので しょうけれど、彼もまた茨城に帰郷!
今回は U女史のために出て来てくださることにはなっていましたが
性格上 なかなか決まらない予定に きっとイライラされていたのではないかと思われました。
U女史のため、
本当は歌中心(昼夜歌三昧)で過ごさせてあげるのがいいのかなと思っていたんですが、
<夜の部> には 大きな問題があり、
高齢者がいるため 昼のお店から近場であること。
大人数で行っても 迷惑にならない、嫌がられないこと。
少しでも多く歌えるよう 空いていること。
そんな自分達に都合のいい条件のお店なんて見つかるはずもなく、
そのうち、
「ゆっくり近況を聞きたいから ママを交えて みんなで飲むことにしませんか!」
お店の<主>のような方からの申し出があり、
ご自分で仕切ってもくださるというので お任せすることになりました。
みんなで集まる前々日、彼女は愛媛から深夜バスに乗って上京。
以前から、そして ここ数日、
「みんなで集まる前の日の夜、是非 一緒に歌いましょうよ!」
彼女からは何度かお誘いをいただいていました。
いろいろ迷う点や考えるところがあったので 決断が出来ずにいると
「Kちゃん(お店のママさん)が 以前会って以来、ずっと連れて来てって言ってるのよ!」
「駅まで迎えに行くから来てよ!」
「Aさん(歌仲間)が飲んでから来るって言ってるの。
話 したら、迷ってる場合じゃない、必ず来なさい って伝えてって!」
などなど 嬉 しいメールが続々!
「検討 してみようかな!?」 と返信 したら もう決定のように喜んでくださってしまったので、
それだけ言っていただける嬉 しさに 行くことを決断 しました。
自分に出来ることには限りがあります。 その範囲の中で喜んでもらえるのなら 出来る限りのことを
しよう! 前日の夜に決断 し、当日は 7時半に待ち合わせを しました。
その日は あいにくの雨。
寒くなかっただけ助かりましたが、さすがはサラリーマンのオアシス場。
駅前は人で溢れかえっていて、その人達が差す傘の花の数が凄い!
人混みが好きではない私は その波を掻い潜るだけで疲れてしまいそうな気がしました。
時間前に着いたのに 彼女のほうが先に来ていて、 聞けば、
「妹に頼まれた買い物で 朝から今までかかっちゃったのよ!
浅草に行ったり渋谷に行ったりして、しかもお店が移転 しちゃってて探すのに大変だったわよ!」
疲れているのに お土産を探 し回って貴重な一日の大半を過ごしてしまうなんて可哀想すぎます。
そう思ったら、今日の残りの数時間を楽 しく過ごさせてあげたい!
さらに 思いが強くなりました。
お店は駅から離れていて、賑やかな繁華街のはずれにあります。
そこまでの通りにも人が多く、
〔 この不景気な世の中に、人ってこんなにいるのね~! 〕
目を見張る状況に 落ち着かずキョロキョロしてしまって、
I KKOU さんの口癖 じゃないけれど 「どンだけ~!」
〔 まるで <おのぼりさん>みたい! どれだけ田舎から出てきてるっていうのかしら! 〕
思わず苦笑 してしまいました。
不景気が続いていた上に 3月の震災! 人の心にも社会にも打撃は大きかったと思われたので、
長期にわたって引きずるのではないかと思っていましたが、激減 したと云われていた各地の通りや
お店も また 元気を取り戻 してきているようでした。
以前一度だけ行ったことがあるお店へは 方向音痴の私が着けるはずもなく、
その上 彼女まで迷ってしまったので 結局どこにあるのか さっぱりわからないままということになりました。
地下にあるお店は小さくて カウンターに 8人座ったら ほぼ 飽和状態。
目立たないお店なのに けっこう人は来るようで、
そのため 来月には2つ奥の広い場所に移転するのが決まっているそうでした。
この日も、初め 年配の女性がいらっしゃり、
そのうちグループや個人といった たぶん以前にもご一緒 した方のような常連さん達がいらして、
店内は たちまちいっぱいになってしまいました。
前にお会いしたことがあると思ったのは歌われている歌。
このお店では 古い英語のナンバーを歌う方が多かったことを思い出 しました。
途中で、歌仲間のAさんも加わり、彼女の歌を聴いて自分達も歌い、ほんのりとした時間を過ごしました。
お店のお客さん達も 手伝っていたことのある彼女に親しそうに声をかけたり 歌に聞き惚れたり …!
彼女にとっては 楽 しい時間になったのではないかと思います。
そして 次の日。
いよいよ歌仲間との再会が待っていました。
彼女はお店が始まる30分前には行っていたようで、
次々に来る歌仲間を迎えてくれるような格好になっていたのではないかと思われます。
いつもは行かないメンバーがけっこう集まってしまったので
常連さんたちには申し訳なかったように思いますが、
年配の方々が多く、きちんと聞いてくださる姿勢は ママの教育の成果なのか、
いい雰囲気ではありました。
20名ほどになってしまったため 時間内に歌えたのは3曲。 (彼女は たぶん 5~6曲かな?)
それでも 久々に顔を合わせる方もいらして、彼女でなくても嬉 しい集まりになりました。
せっかくなので 彼女にはたくさん歌わせてあげたい!
私は 2年前にふたりでやった 『真夜中のギター』 を選曲 し、
「遠距離恋愛中の ウコンとゴーヤ です!」
歌仲間にしかわからない紹介を しました。
久々なのに、彼女とのハーモニーは息がピッタリと合って 想像 していた以上に 良い感 じ!
みなさんにも 前回より良かったと声をかけていただき、嬉 しい結果になりました。
マメなN氏も彼女との定番 『忘れていいの』 を歌って、彼女を盛り上げました。
彼女がみんなに一番聞かせたかった自信作、
あちらで大会に出た時の発表曲であった 『熱い河』 は さすが 見事に歌い上げていました。
終わった後は 近くの居酒屋さんに移動。
ママも後から加わって 10名ほどで和気藹々とした時間を過ごしました。
夜の部で歌いに連れて行ってあげられなかったことが心残りではありますが、
それだけに 〔 前日行ってあげられて良かったな~! 〕
少しだけホッとする思いもありました。
また来たいと思ってもらえたかどうか、
それは 今まで してきたことが良かったのかどうかに繋がることなので
とても心配ではありましたが、
「嬉 しかったよ~ ありがとうね~! また来るからね。」
最後にそう言っていただき、報われた気分になりました。
それで安心 したせいか、帰りには気力が切れ、疲れが ドッと噴出 して 困惑 しました。
心地よい疲れなのは幸いでしたが 家まで気力が持たなかったことには やっぱり歳を感 じます。
愛媛県人 になったU女史 との次の再会は 半年後になるのか 一年先になって しまうのか!?
それでも楽 しみなことがあると励みにもなります。
みんなが 一年一年を大事に考えないといけない時期になってきているようですから
また お会いできる時には頑張ろう!
そんな風に思えることも幸せだと感 じます。
愛媛に帰られたU女史からは
「私は幸福者だわ。 また明日から頑張って早く行けるように努力するわね。」
という内容のメールが届きました。
後日、N氏から、前回と同じように歌仲間の曲を集めたCDと写真データが送られてきました。
マメ さ は 変わらない! いい記念になりました。
そのN氏のブログにも今回の記事が書いていますので よかったら覗いてみてください。 (こちら)
離れていても こうやって繋がっていられることは幸せだな~!
ずっと待ってるからね~! 元気で 頑張ってね!
今回は U女史を尊重 して … ということで
1996(H.8)年 6月26日発売、
キム・ヨンジャ さん の 『熱い河』
(作詞 = 田久保真見 さん /作曲 = 浜 圭介 さん)
「何故 生まれて来たの 何故 ここにいるの ああ 答えはひとつ ただ あなたに 逢うために」
「熱い熱い河が 流れる 胸の奥の傷あとから 熱い熱い河が 流れる 愛 した分だけ」
「溺れてゆく 心 流されてゆく それは 深い河」
思っているだけならいいけれど、口にされたら重くなりそう!
でも これくらい熱くなれたら 冬は温かく過ごせて エコに繋がりそう!
この冬は 心も身体も温まれる体験で 節電に協力 したいですね。
(※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)
デビュー曲がソウルオリンピック讃歌として使われて、
弾むように元気な歌声が 今でも耳に残っているような気がするくらいなんですが、
本当のデビューは その11年も前だったということを知って びっくりしてしまいました。
紅白出場が 3回 と 意外と少ないのにも驚きました。
しかも、そのうち 自分のオリジナルを歌ったのは デビュー曲の1回だけというんですから びっくり!
だけど、
歌唱力もアップ し、堂々と見え、綺麗にもなって と 今は申し分ない感 じ!
私の大好きな歌手のおひとりです。
この歌は 非常に難 しいので、
大会などでは <聞かせる> という意味で 選曲される方がいらっしゃるのではないかと思います。
ねっとり系の独特の歌なので、好きか嫌いか 分かれそうですが、
張れる部分があるので 歌っている本人は気持ちがよく、達成感が味わえるのではないでしょうか!?
大人の女性の気持ちを歌った歌、 これからもたくさん聞かせてくださいね!
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