近頃、<頭が固い人だな~> と思うことが多くて ちょっと気になっています。
頭が固い というと 頑固 と同 じ意味だと思われる方も多いと思いますが、
このふたつは 似ているようでいて ちょっと、
あるいは 時には 大きく違う場合があるのではないかと思っています。
その違いって 何で しょう!?
それは 柔軟性 があるかどうか の問題のような気が します。
それならその <柔軟性> とは 何ぞや!?
柔軟性 とは、 ひとつの考え方に こだわらずに、その場に応 じた判断や対処ができること。
<頑固 な人> という場合、
自分の考えや態度に自信や方向性を持っているから、それを最後まで押 し通そうとする人 という
意味で使うのだと思うけれど、自分中心で物事を考えているとは限らないような気が します。
<頭が固い人> という場合、
自分サイドで ものを見聞きし、自分が こう と思ったら、もう そう と しか思えない人。
相手の立場に立って考えることや いろいろな場合を 想定できずら く、
思い込みという 単純発想 になりがちな人 のような気が します。
これは 私の個人的見解ということになるのかも しれません。
こんな風に云われるのは、
もしかしたら <頑固> といわれる性格のほうだけに当て嵌まることなのかも しれないな~!
そんなことを思う 今日この頃です。
<頑固> といったら … うちの父!
会社に勤めていた頃の父は 頑固 な 堅物人間 そのものといった感 じで、
私は ほとんど逆らったことが ありませんで した。
何故なら、そんな勇気がなかったから … というのが大きな理由のひとつ かも しれません。
厳 しかったから、理不尽だと思うこともありましたが、怖くて言えなかった!
でも 可愛がっても くれましたし 尊敬も していましたから、これは別に悪口というわけでは
ありません。
小さい頃からずっと見てきてわかるのは、
会社ではかなり上のポストで、トップからの信頼も厚く、
たぶん 専門知識などを含めて 自分でも自信があった人だと推測されます。
こんな時、ぶれないことは とても良いことであるとも思います。
社長からの信頼の厚さは、当時 日本ではまだ数頭 しかいないといわれていた
アフガンハウンド(犬)を 託 してくださったことでもわかりました。
(先に飼っていたシェパード達がいじめるからという理由で …。)
部下達が 本当にやり易かったのかどうかはわかりませんが、 それでも 私が小さい頃には
上の方だったり下の方だったり と 何度か 海や食事に行ったことがありましたから、
人間関係が悪かったということはなかったと思われます。
私に対 しては、
ああいう危険もある、こういう危険もある、
心配 しすぎた結果、ほぼ結婚するまで 門限9時というガチガチ固め!
「だから ひとりでは出かけられない方向音痴になっちゃったのよ!」 などと 恨み事? を 少々!
それでも 歳を重ねたら丸くなり、
たまに片鱗(これが頭が固いと思われる部分になるみたい!)を覗かせることはあるものの
「丸くなったな~!」 と思うことのほうが多くなりました。
だから、 そんな 堅物人間 でも 歳を重ねれば 丸くなる!
それが 普通のように思っていました。
ところが 近頃、
頭は 固くなってしまうものなのかしら!?
固い頭は 変わらないのかしら!?
そんなことが気になって しかたがないような出来事が多いように思われます。
確かに 歳を重ねるうちに 自分が確立されてくるわけだから、
徐々に固くなってしまうのかな~!? とも思えますし、
たぶん 性格は変わらない ってことなのかな~!
やっぱり 基本は こういう人なんだろうな~! と思ったり …。
自分を押 し出すばかりじゃなくて もう少しだけ人のことを考えられればいいのに …!
わかったと云いながら 本当はわかってないの? と思うくらい 同 じことを繰り返 しちゃうのは 何故!?
もう少し発想を変えればいいのに、今見える方向、同じ向きから しか見ないの!?
と思ってしまったり …。
自分の目線で ものを考え、
相手がどう思っているかなんて まったく考えないまま 発言 してしまう ので しょうか!?
自分とは違う視点だってあるはずなのに、「この人(みんな)なら、どんな風に考えるんだろう?」 とか
「こんな風に言ったら 相手を傷つけてしまうことはないのだろうか!?」 とか
「こんな場合だって あるのかも しれないな~!」 とかは 考えないのかな!?
自分が思ったとおりに したいという気持ちが強く出てしまう ので しょうか!?
いろいろな場面を考え、いろいろな性格の人を見て、
その人に合った言いかたや見かたで対応が出来れば一番良いので しょうが、
自分がそう思ったら 突き進んで しまうように見えるあたりは
やっぱり 頭が固いのかな と思ってしまいます。
そう考えると、
<堅物人間> というのも きまじめ な反面 融通が利かない ということになるわけで、
<頑固> は 丸くなれるけれど、融通が利かない性格は 治らないのかな~
なんて 思えてきても しまいます。
そして そんな割合も 人によって、時によって、違う のかな と …!
ただ
頭が柔らかければいい というものでも ありません。
考えすぎて決まらない とか 優柔不断 になってしまうのも 困ることは多いもの!
軟弱すぎる のも、軽すぎる のも、見ていてあまり良い気分にはならない時があります。
それに、
ただの <女好き>、 <男好き>!?
頭が柔らかいんだか 性格が柔らかいんだか ・・・!
そんな風に思われて、それで片付けられてしまうのも 哀 しいんじゃないかと思います。
「あぁ あの人(あいつ)は 女好き(男好き) だからね!」 なんて 吐き捨てられた時、
まったく違うとは言い切れず、否定や フォローが出来なくなって固まって しまうことがあります。
そういうことって 当人を前にしては言わないものだから、哀しいかな 本人だけが知らない という
ことも多いものです。 だけど、こういったことは 言って治る部類に入るものでもないような …!
自分の周りの人を見回 した時、
いろいろと見えてくる面 が あります。
だけど それは 必ずしも
<新 しい考え方を受け入れることが出来ない人は 頭の固い人> と考えれば、
今の時代に取り残されそうで、大丈夫かと思う時があります。
特に機械には弱いから、哀 しいかな 新機種には付いていけない気が …。
それに、勝手に踏み込まれたくない部分や 自分なりに信念のある 頑なな部分があったりも しますもの!
さらに云うなら、
誰でも、その時々で
自分では気づけない面 が 他人によって見い出されている
なんてことが あるやも知れぬ
<頭が柔らかい> と 人の意見に流される 時が ある。
<頭が固い> と 自分自身が確立されすぎて 見かたが狭くなる 時が ある。
こういった<時>の違い って、紙一重 と思われるほど 微妙なことも あるのかも しれないなとも思います。
精神的に満たされていれば もう少し柔軟 だったかも しれない なんてことも ないとは云えません。
少なくとも …
時々は 振り返って
自分が人に与えている影響 などについて 考えてみるのも いいのではないかと思います。
いつまでも 適度に柔らかい頭 で いられますように …!
自分なりの ポリシーがあるのはいいけれど、 頭は 柔軟で ありた いものですね~!
頭の固い人も こんな気分で生きませんか? … ということで
2007(平成19) 1月 7日発売、
西田敏行 さん の 『まーるく生きてみませんか』
(作詞 = 松井五郎 さん/作曲 = 馬飼野康二 さん)
「角ばった言葉をまともに受けて 柔らかい心は傷だらけ
いきがってみるほど後がないのに 惚れっぽいばかりに泣き通 し」
「それで誰かが幸せに なれればそれも本望で ………
まーるく まーるく まんまるに 笑って生きれば 福も来る」
「人の痛みがわかるほど 人に優 しくなりたくて」
まーるく生きることも大変! そんな時も あるわよね!
傷ついたり 自分らしく生きられない時も あるけれど、
そんなことを経験 していればこその 人を思いやる心 も あるはず!
人を傷つけないように丸く優 しく生きること、 大事なんじゃないのかな!?
そんな風に生きていたら、幸せな気持ちになれる出来事が きっと … やって来るんじゃない!?
(※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)
この曲は、西田さん主演のTBS系連続テレビドラマ(ナショナル劇場) 「浅草ふくまる旅館」 の主題歌。
主人公は 旅館の三代目で 名前が 福丸大吉! 義理人情に篤い、還暦前の男やもめで、
苦 しい経営状態の中、<お客も従業員も家族>をモットーに、周辺で巻き起こる身近な問題に
奮闘する姿を、笑いあり 涙ありで描いた下町情緒溢れるハートフル・コメディのようでした。
第1シリーズが放送されたのは 2007(H.19)年 1月8日~3月19日まで。(11話)
この時の主題歌は、夏川りみさんの 「フルサト」 だったようです。
第2シリーズの放送は 同年10月 8日~12月17日までの 同 じく11話で、
この時 この歌が登場 したようです。
第1シリーズの 「フルサト」 は 作詞作曲がマッキー(槇原 敬之さん)。
とても良い曲なんですが、古い人間には たぶん難しいのかな~と思います。
ところが この曲になると、
サビの部分が耳に残って 気づけば 口ずさんでいそう!
聞いていても 歌っても なんだか ホンワカ気分になってきます。
<昭和の人情を説く> なら こういう歌でなくっちゃ!
ちょっとコミカル系が入ってはいますが、
歌詞も良くて、頭も固くならず 構えずにいられそうで いい!
西田さんの雰囲気(役かな!?) にも ピッタリです。
12月に入ると、
<年末ジャンボ宝くじ> のコマーシャルでも よくお見かけするようになる 西田さん。
この歌を知っていれば、こんな気持ちでいれば、
何だか 当たりそう … って そんな気分にもなってきます。
福よ来い! 福も来る! … 福が来れば いいな~!
なお、
カップリングの 「今度 生まれて来るとしたなら」 は 永井龍雲さんが作られた歌。
こちらも 同ドラマの挿入歌 になっていたそうです。
龍雲さんら しいな~と思う良い歌だから
カラオケ喫茶で歌うのが好きな方には こちらのほうがおススメ なのかも しれませんが、
声質の問題も あるので しょうね~
龍雲さんが歌われていると 心に染み入ってくるような感 じ!
西田さんが歌われていると 心が温か~くなる感 じ!
DAMには龍雲さんのバージョン しか入っていませんが、
聞くなら どちらも 良いな~と思います。
固い頭も 「♪まーるく まーるく …!」 人に 対 しても 「♪まーるく まーるく …!」
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