三大都市圏への人口流入が減少。
不況下で都市圏での雇用が悪化し、人の流れが停滞しているようだ。
総務省が1月29日に発表した09年の人口移動報告書によると、鹿児島の転出超過が、減少していることがわかりました。
発表によると、鹿児島県の転出超過は
08年が ▲7,366人
09年は、 ▲3,757人 となっており、 3,609人減少していることになる。
ちなみに、宮崎県も1,988人、長崎県が2,913人、佐賀県が152人が減少している。反面、自動車や電子部品工場が展開している熊本県は転出が294人、大分県は500人が増加している。
特徴的なのは、名古屋圏が自動車産業の不振で、転入超過から転出超過に変わっている点だ。
この不況下の大都市圏域への人口流入が鈍っている。この現象を逆に言えば、地方の人口流失を止める機会かも知れない。地方重視が言われて久しいが、なかなか地方に雇用の場が確保できずに、県外流失を止められなかったが、改めて、絶好のチャンスと捉えるべきだと思われる。
地方で雇用が確保できるよう、産学官一体となった対応が今こそ求められているのではないだろうか。
かごしま企業家交流協会
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