「トヨタの危機」・・・瀬戸際の品質ニッポン
日経ビジネスの標記の記事には、どうも気になりました。
2月15日号の日経ビジネスの記事を評した下記のような気になる内容がありました。どう思いますか。
■デービッド・コール氏のコメント 「トヨタ品質神話は回復困難」
アメリカの自動車研究の重鎮らしいコール氏は、トヨタの品質問題、という次元を超えて、より本質的な課題を提議しています。
トヨタの品質神話が崩れることによって、多くの消費者は「トヨタ以外のクルマも結構品質がいい」ということに気づくことになる。
今まで人々は、「家族の安全が大切だし、投資したクルマは長持ちして欲しい」と思うから、高品質のクルマにこだわってきた。しかし、どのメーカーが売るクルマも品質に大差がなくなくなったとしたらどうなるか。高品質は当然であり、売り文句にならなくなる。
短期的には、現代自動車などが、トヨタからシェアを奪うだろうが、長期的にはどうなるのかはわからない。「品質勝負の時代」を突き抜けた後に、何をもって製品や差別化を図るのか、その答えを見つけたメーカーが次の勝者になる。
本当にこのようなことになったら、トヨタというより、日本のものづくりというか、技術の神話が崩れていくことになるかも知れないですね。
そういうことになれば、大変なことになる。この心配は私だけでしょうかね。
かごしま企業家交流協会
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