薩摩半島と大隅半島を結ぶ「錦江湾横断交通ネットワーク」の想定ルートに3ルート
鹿児島県が「鹿児島ー桜島」案の検討が適当との基礎調査結果を公表
鹿児島湾を挟み薩摩半島と大隅半島は、これまで架橋構想が何回となく議論になるが、これまで実現していない。鹿児島県は、2月5日に想定ルートや概算工事費をなど「基礎調査結果」を公表した。
基礎調査結果では、現在フェリーが運航されている次の3ルート案が検討されたとのこと。
① 「鹿児島ー桜島」
② 「鹿児島ー垂水」
③ 「指 宿ー根占」
3ルート案を比較検討した結果、事業費や交通需要などの観点から、「鹿児島ー桜島案を中心に検討することが適当」と判断したとのこと。
それによると、「鹿児島ー桜島」案は、橋が1,300億円、トンネルが1,200億円掛かるとのこと。県は、2010年度以降も調査を続けるとのことであるが、公共工事をめぐる状況は厳しく、すぐに具体化する段階ではないとのこと。
県政の検討課題になっていることはいいことだが、大隅半島住民にとって、大隅半島と薩摩半島の横断交通の実現は念願となっているが、その実現はまだまだ簡単な話ではないようだ。
かごしま企業家交流協会
http:// www.kagoshima-kigyouka.com/