まだまだ厳しい鹿児島の求人状況
来春採用計画を増やすは155社の内18社のみ。
昨日の南日本新聞社に、鹿児島県内の主要企業を対象に実施した2011年春の採用計画アンケート結果が掲載された。
回答した155社のうち、今春(10年)より採用人数を「減らす」か「採用なし」と答えたのは計20.6%(32社)。前年調査より11.9ポイント減ったものの、「増やす」(18社、11.6%=3.7ポイント増)を大きく上回っているとのこと。
「未定」は9.1ポイント増の31.0%(48社)で、8年ぶりに30%を超えており、まだまだ企業は、景気の先行きが不透明な中、企業の採用姿勢に慎重のようだ。
減らす、採用なしの主な理由も、「パート・派遣社員などへの切り替え」「業績不振」「人員確保ができている」など。
一方増やすとの理由は、「製造業の業績好調」や「社員構成の安定化」ということだそうだ。
経営環境の質問では、「良くなった」は15.9%で1.3%だった前年から大幅に改善しているものの、年前と比べ「厳しくなった」が、まだまだ61.6%あったとのこと。
来春は、九州新幹線の全線開業の年、この効果が期待されているが、まだまだ鹿児島の景況は依然として厳しい状況は変わりないようだ。ぜひ、踏ん張って企業が元気にならないと、地域が元気になれない。企業の元気に期待してやまない。
かごしま企業家交流協会
http:// www.kagoshima-kigyouka.com/